2019年のサッカー観戦をまとめる

2019年は、これまでのJリーグ公式戦や天皇杯そしてユースに加え、国体・高校サッカー、果ては海外と観戦の幅を広げた1年でした。気づけば2月中旬のレノファのPSMに始まり2020年お正月の高校サッカーまで、約10ヶ月半にわたって公式戦46試合の観戦をしていました。平均すると7日に1回よりやや多いペースをシーズン中ずーっと続けたことになります。つまり均すと毎週欠かさずサッカー観戦をしたことになります。

ということで、今年行った全試合をまとめることにしました。
以前、自分の初J観戦から2018年までの全試合を写真を発掘しながらまとめたら死ぬほど大変だったので、なるべく年ごとにまとめる決意を固めて1回目で早速このざま(5月にやっとまとめ終わった)ですが、何とか新コロショック後のJリーグ再開には間に合いました。

今まで行ったJリーグの全試合をまとめる

全試合まとめ

ということでここから1試合ずつ振り返っていきます。

2月11日 PSM 山口 0 – 1 広島(維新みらスタ/6816人)記録:

2017年からシーズン開幕1週前の広島とのプレシーズンマッチ(PSM)を恒例化しつつある中ですが、2019年の広島さんはJリーグ開幕前の週にACLがあるのでPSMは実施困難なのではないかと予想していました。ところがまさかの開幕2週前に広島とやり翌週にセレッソと組む、それも両方ホームでということをさらりとやってのけるあたり、レノファのフロントは結構変態的でいいと思います。毎年2試合は難しくても、広島なり西日本の格上J1どこかとのPSMが毎年恒例になるといいですね。と言っていたところですが2020年は五輪日程の関係でルヴァンがJ開幕前に入ったことで、物理的にPSMを入れる枠がなくなりました。残念。

で、この日のPSMでは広島側に岩国出身でサンフレユースから前年トップ昇格した川井歩選手が出場。右サイドの高い位置でサイドチェンジを全部うけて度々レノファのゴールを脅かしていて、こういう選手が山口から出たことを嬉しく思う一方、(岩国という立地はあれど)これほどの選手を育てる受け皿が山口県にはなくて広島に抜かれるのは悔しいなぁと思っていました。まさか開幕後しばらくしてレノファにやってきて、さらに2020シーズンも継続して山口で開幕を迎えることになるとは思いませんでした。2020年は本職の右SBで使われるといいですね(左に安在和樹選手もいることなので)。

2017シーズンに始まって3回目となるPSM、毎年毎年これだけアウェイゴール裏を埋めてくれる広島サポさんには感謝しかないですね。

 

工藤壮人選手はサンフレッチェからレノファレンタルでやってきて、最初に実戦が古巣戦でした。2019年でレノファを去り、ずっと所属がないまま5月になってようやくタイのクラブと契約したらしい噂を聞きました。ひと花もふた花も咲かせてほしいです。

2月17日 PSM 山口 1 – 0 C大阪(維新みらスタ/5364人)記録:

広島戦が自身初のPSM参戦だったのに、我慢できずに翌週のセレッソ戦まで行ってしまいました。

この試合では吉濱遼平選手のプレーや動きのクオリティの高さにとてもびっくりしました。2列目あるいは1.5列目からするするっと前線に抜け出すような動きが鮮烈に印象付けられました。複数人が絡んでゴールになだれ込むレノファスタイルをまさに体現する選手じゃないかと思った記憶があります。
レノファの歴史でPSM4試合目にして初めての勝利、それも攻守に躍動しての結果だったので、これは今年いけるんじゃないかと思わされました。

この試合ではドストン選手がスタメン出場。サイドの選手が食いついたときのカバーリング、クリーンなタックルなどレベルの高さを見せてくれました。ぼくはこのプレーぶりをみて、開幕スタメンは「ドストン+菊池流帆」ではないかと予想をしました(実際はドストン+楠本卓海でした)。

 

2月23日 J1第1節 広島 1 – 1 清水(エディオン/14084人)記録:

待ちに待ったJ1開幕戦で、自身2度目のエディオンスタジアム。前回は2018年のGW、平日・大雨のナイトゲームという悪条件でしたが今回は開幕戦で気持ちの良い天気という条件で大勢のエスパサポが来ていました。

2月24日 J2第1節 山口 1 – 2 柏(維新みらスタ/8440人)記録:

ついにJ2も開幕。のっけから柏レイソル、相手に不足はない、広島に善戦しセレッソを撃破したPSMの成果をどれだけ爆発させてくれるか楽しみでした。
やってくれたのはやはり吉濱遼平。ゴール前への動きが凄いとセレッソ戦で印象付けられていたのですが、左足からの全てがデザインされ尽くした素晴らしいキックという強烈な武器を見せつけてくれました。そして小池龍太の素晴らしいオフザボールの動きからの恩返しPK。まぁ、いろいろな意味でいいものを見せられたなぁと思いました。
敗戦はしましたが、早い時間に柏相手の先制して1-2というスコアでもあり、シーズン通してやっていけそうな感じはこのときは思っていました。

新幹線の時間をパツパツにしていたので試合終了と同時にダッシュせざるを得なかったのは反省。

こちらは今までで初めて場所を変えてバックスタンド裏で行われた決起集会なのですが、この声量・雰囲気ですよ。人数はざっくり数えて300から400人といったところに見えますが、その人数が声を出すとこんなになるのですね。自分で撮った動画ですが今でもときどき見返しています。

そしてこの決起集会動画の音声を元に、「俺達がレノファ」無限ループ動画を作ったりもしました。

 

3月2日 J1第2節 清水 2 – 4 G大阪(IAIスタ/16710人)記録:

エスパルスのホーム開幕戦、相手は青黒軍団。
開幕戦に続き先制したにも関わらず追いつかれる展開、そしてそのままゴールラッシュを許し敗戦。2018年にレノファからガンバに移籍するやすぐにレギュラーとなった小野瀬康介選手がやはりサイドで効いていました。

ユースから昇格し2年目の滝裕太選手がJ1リーグデビューを果たすと後半ATにプロ初ゴールを決めたのが明るいニュースでした。

3月9日 ブンデスリーガ18-19 第25節 ドルトムント 3 – 0 シュツットガルト(シグナルイドゥナパルク/81365人)記録

かねてから海外サッカーの街やスタジアム周辺やスタジアム内の生の雰囲気を感じてみたいと思っていましたが、そういう意味で世界最高峰の舞台、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムントの試合を見に行きました。

旅行の様子はこちらにまとめています。

ドルトムントで世界レベルを見てきた

3月24日 J2第5節 山口 0 – 1 栃木(維新みらスタ/5002人)記録:

この試合は、次節琉球戦で久しぶりに太鼓隊をすることが決まっていたため、練習を兼ねて(維新のゴール裏なら太鼓隊が多いのでミスってもあまりグダらなくてすむ)山口で初めての太鼓隊でした。
それもあって、普段カメラは愛機のα9を持ち運んでいるのですが、今回はサブ機のα6300だけで旅行。
試合内容は、うん、大黒のPKとか覚えてません。

3月30日 J2第6節 琉球 2 – 2 山口(タピスタ/3789人)記録:

人生初の沖縄でした。栃木戦のときにヤマグチスタの荷物を全部ぼくが引き受けて沖縄のホテルに送りつけ、それを試合当日スタジアムに届けるという重大ミッションでした。
前半のJ2の主役、首位を快走するFC琉球に何十試合ぶりにホームで土をつけるはずだったのですが、最後の最後に簡単に外される守備の緩さを露呈して勝利ならず。結局治らなかったなぁ。

[琉球vs山口] 掴みかけた勝利

 

4月21日 J2第10節 山形 0 – 1 山口(NDスタ/6713人)記録:

3月末だというのに初夏の陽気という沖縄の次は、4月下旬なのに寒さの残る山形へ。東京からなら新幹線で日帰りが余裕でできる距離なので、もはや山形は関東なんじゃないか説。
試合の様子はこちらのブログで。
何より印象的だったのは菊池流帆選手のご家族がレノファゴール裏にいらしていたことです。

[山形vs山口] 花咲レノ丸が山形に上陸


 

5月3日 J1第10節 鹿島 3 – 0 清水(カシマ/31182人)記録:

ゴールデンウィークの鹿島。
昨年鹿島に行ったときの経験から少し余裕をぶっこいて行っていたのですが、東京駅からの直行バスが大渋滞にハマってしまい、キックオフ十数分後にようやくカシマスタジアムに到着。バスが出発してすぐに「この便はキックオフに間に合わない可能性が高いので、別の交通手段をとるという人は申し出てください」というアナウンスが何度もありました。
前回参戦時はメインスタンドだったのでスタグルを堪能できましたが今回はゴール裏ということでスタグル難民になることはわかっていたので、まぁ早く着きすぎてヒマするよりはいいのかな?

試合は順当かつ順調に1点ずつ重ねられて敗戦。
先制点だったはずのフリーキックもありましたがノーゴールの判定。こちらのゴール裏からは遠いサイドでの出来事でしたがドウグラス選手の猛烈アピールは見えていました。
敵サポーターも認める大誤審!? 清水・中村慶太の幻のFK弾に「ごめん、入ってる by鹿島サポ」 | サッカーダイジェストWeb
これで調子を崩した?かと言われたら、そんなでもないと思います。普通に負けてたなぁというかんじ。

鹿島のゴール裏には初めて行ったのですが、ゲートをくぐった瞬間にピッチが目の前にグワッと広がってきてテンションが上がる感覚をかなり久しぶりに味わいました。やっぱりサッカースタジアムはよい。

5月4日 J2第12節 新潟 2 – 0 山口(ビッグスワン/20121人)記録:

鹿島から帰った翌日には、日帰りで新潟遠征。新潟は3回目(2016年の天皇杯2018年の最終節)ですが、初めて好天に恵まれて気持ちのいい新潟でした。

ところがいざ試合に入ってみると、何か勝手にバタバタして相手にパスを献上するクセが発揮されまくって自滅して完敗。これが今シーズン最悪のゲームだと思っていました。そう、月末の京都戦までは。。。

5月12日 J1第11節 清水 0 – 4 川崎(IAIスタ/14125人)記録:

普段アイスタには清水駅からの直行バスですがこのときは時間があったので、ドリプラで寿司を食べてからバスでアイスタへ。にわか雨に見舞われたりもしていたので、早めにアイスタに行って雨の中ずっと並んだりしなくてすんでよかったです(ちょっと並んだんですが)。

試合内容は虚無なので覚えてない。
試合後にパルちゃんと中村慶太選手がサポーター席にふかぶかと頭を下げていたのがとても印象に残っています。

5月18日 J1第12節 大分 1 – 1 清水(昭和電工ドーム/11563人)記録:

大分(vs清水)→山口(vs東京V)という強烈ハシゴを思いつき、初めての大分遠征。大分空港から大分市までの距離感はそれこそ山口宇部空港から山口市ぐらいの感覚かも。とても長く感じました。

あとホテルの受付のお姉さんがオレンジのユニを見て「堂安憂選手がいますか?」と言ってきて「堂安憂は長野パルセイロですね、オレンジ違いです」と即答するという、なんかどっちもかなりサッカー狂な会話をしたりしていたのが印象的でした。

5月19日 J2第14節 山口 2 – 3 東京V(維新みらスタ/5576人)記録:

前日の大分戦の翌日は早朝に大分を発って、特急ソニックで小倉まで行き、新幹線で新山口へ、という強行軍。
攻撃はだいぶ機能していて、高木大輔・岸田和人のゴールは最高にテンションが上がるも、失点の仕方はセットプレーで軽く外されたり、簡単にPKを献上したりといった、なんだか虚無感が残る負け方でした。

5月25日 J2第15節 京都 2 – 0 山口(西京極/7516人)記録:

5月というのに猛暑日となった京都。
2017年・2018年と対京都のアウェイ戦は連勝していたのですが、今回は敗戦。
最初からバイタルエリアで簡単にフリーで打たれまくったりセットプレーで失点したりと良くない感はあったんですが、早い時間に京都・庄司選手の退場によって数的優位になる展開であったにも関わらず、その後も時間がまだあるのに一体何を焦っているのか簡単なパスも全部通らない、相手に献上して簡単に崩れ、カウンターに疲弊して、10人相手に何も出来ずに敗戦。試合後はレノファゴール裏から大ブーイングもありました。

いいニュースは、シーズン開幕からしばらく登場シーンのなかったレノ丸1号がまさかのアウェイ京都で帰ってきたことでした。

6月1日 J2第16節 水戸 0 – 1 山口(K’sスタ/4460人)記録:

ここのところちょっと自滅的な敗戦を繰り返しているレノファですが、前貴之選手をCBに入れた3バックを導入し再起を図ったのがこの水戸戦。ゴール裏からではわかりにくいのですが、あれ!?大輔(高木大輔選手)がウィングじゃなくて低い位置にいる!?と気づいて、前年にも3バックで長いトンネルを抜けた横浜FC戦を思い出しました。
菊池流帆選手の高さを生かした執念のゴール(そして彼のそんな特長をわかっていた三幸選手のアシスト)、そして凄まじい気迫の守備で上位の水戸を無失点に抑えて久しぶりの勝利。

この勝利が、J2の全クラブで最後となる「令和初勝利」となりました。

[水戸vs山口]「殺気にも似た執念」

6月22日 J1第16節 名古屋 1 – 2 清水(瑞穂/19501人)記録:

愛知・名古屋に計4年住んでいたことがありながら、今回が初めての瑞穂競技場。
ハイライトはなんと言っても後半ATに生まれた名古屋・前田直輝選手の技あり同点弾、からの清水・西澤健太選手の劇的決勝点。しかし神プレーを連発していたのは名古屋のGKランゲラック選手で、彼でなければ普通に4点ぐらいは取れていたような試合でした。

試合前にはコメダでコーヒー休憩して、試合後には昔行きつけだった平安通の海鮮居酒屋「一里」で祝勝会をするという、昔を懐かしみながらの1日でした。

6月30日 J1第17節 鳥栖 4 – 2 清水(駅スタ/8698人)記録:

行ったことのない鳥栖に行ってみたくなり、鳥栖戦に行ってきました。鳥栖サポみんな自虐してますが、ほんとに田舎でびっくりw
当日はあまりの大雨だったので一次は試合開催が危ぶまれていましたが、無事開催されました。
コンコースは雨に濡れず、傾斜もあってピッチが非常に見やすいスタジアムがこの田舎にあるのが羨ましかったですね。

この試合はフェルナンド・トーレス選手が引退発表をした直後の試合でした。ゴール裏の僕たちの目の前で華麗に2得点を決められてしまい、ホンマに引退するんかいなという印象がとても残ってます。

7月6日 J1第18節 清水 2 – 1 神戸(IAIスタ/15420人)記録:

7月13日 J2第22節 栃木 2 – 1 山口(グリスタ/8034人)記録:

ともに下位に沈む中できっかけを掴みたかった山口と栃木の1戦ですが、セットプレーから菊池流帆選手のゴールで幸先よく先制するも、その後は決め手を欠き、試合最終盤になって立て続けに2失点。
リードしていてもバタバタ、ビハインドでもバタバタする、そんな若きレノファの象徴的な試合でもありました。

栃木はこの試合に向けて大規模な動員をかけていたため、メインスタンド・バックスタンドもかなりしっかり埋まって8000人超えでした。そんな中でこの劇的な展開の勝利になったことは彼らにとっては本当に良いことでした。山口は動員かけるとまず負けるので。。

7月20日 J2第23節 山口 2 – 2 新潟(維新みらスタ/3662人)記録:

伝説の嵐の群馬戦を思い出すような大雨の維新スタジアム。
風に加えて、維新の芝は排水がとても悪く場所によって非常に水が浮くので、「サッカーではない何かの競技」を戦う必要がありました。体が一回り大きい新潟相手にはロングボールで戦うのはあまり分が良くない。こういうコンディションで少人数で攻撃を完結できる力をもつ相手に、引き分けでよかったと思います。
川崎から期限付き移籍で加入した宮代大聖選手のJリーグデビュー戦にもなりました。

7月27日 J2第24節 大宮 2 – 1 山口(NACK5/8033人)記録:

試合中の印象はそんなに悪いものではなかった記憶があるのですが、後から(2020年の新コロショックの間のYouTube配信で)知ったところによるとこの試合の後のロッカールームではレノファイレブンの間で喧々諤々とした意見のぶつけ合いが行われたのだそうです。ベルマーレのロッカールームでの様子と同じような雰囲気だったらしい。

試合前ウォームアップのシュート練習の際にゴール裏に蹴り込んでしまったパウロ選手の土下座は、この試合から始まったんだったと思います。

7月31日 J2第25節 横浜FC 4 – 1 山口(ニッパツ/5530人)記録:

昨年長い長いトンネルを抜けたのがこのニッパツ三ツ沢球技場だったのですが、今回はイバ選手の強さになすすべもなくハットトリック。この日もパスの献上から左サイドで一発で入れ替わられて、カウンターに疲弊する間に失点を重ね、大量失点での逆転敗北。

8月3日 J1第21節 横浜FM 0 – 1 清水(日産/30898人)記録:

真夏の日産スタジアム。日産は今まで2回行ったことがありながら、それぞれ大雨とナイトゲームのために試合開始直前の到着でした。猛暑の中ですが、今回は初めて余裕をもって日産スタを楽しみました。

この日のマリノスは試合前にトリコロールギャラクシーというライトアップパフォーマンスを実施していたのですが、エスパルスサポはサイリウムからのレオレオで完全にジャック。とても話題になりました。
またMINMIさんが来場しスタジアムライブがあり、オレンジウェーブと一緒にエスパルスのチャントにもあるシャナナを歌うという粋なイベントもありました。

試合はマリノスキラーの西澤健太選手の決勝点で勝利。
このシーズンは対マリノスに2戦2勝でしたが、ひとつの要因はベストイレブンをとったCBチアゴ・マルチンス選手が2試合とも欠場していたことでしょう(負傷と累積)。エスパルスの得点はカウンターだったので、スピードのあるマルチンスがいなかったのは間違いなくプラスでした。

北川航也選手が欧州に移籍した直後の試合で、ユースの同級生の西澤健太選手が決めたことはクラブの歴史にとっても印象深い出来事だと思います。

[横浜FMvs清水] 北川航也の魂を継ぐ者

8月10日 J2第27節 柏 4 – 1 山口(日立台/9696人)記録:

このシーズン最も楽しみにしていた1試合、アウェイの柏戦。正直チーム状況があまりよくないレノファですが、逆に言うと失うものはないし胸を借りてどれだけできるか、というのが見ものでした。
Jリーグチケットではレノファゴール裏が早々に完売してしまいヒヤッとしましたが(あと満席になるのかとワクワクもした)、柏レイソルのスポンサーがLAWSONであるためプレイガイド分をかなりそちらに割いていたという都合だったようです。

試合はオルンガ選手に粉砕されての完敗で、スコアはこの前の横浜FC戦と同じ(反則外国人FWにハットトリックされたのも同じ)だったのですが、個人的には横浜FC戦のときに感じたような虚無感はなくて、美しく戦って散っていったのかなという印象でした。そのへんの思いはこちらの記事で。

[柏vs山口] レノファの決意

8月14日 天皇杯3回戦 山口 0 – 3 C大阪(維新みらスタ/4475人)記録:

この試合の直前に、衝撃のリリースが相次いで発表されました。
鳥養祐矢 選手 FC琉球に完全移籍のお知らせ | レノファ山口FC
高木大輔 選手 ガンバ大阪に完全移籍のお知らせ | レノファ山口FC
彼らの前で、セレッソ大阪を破る金星を見せたかったのですが、さすがに力の差を見せつけられました。

試合後に彼らを激励する放送がある、スタジアムを1周する、などということは試合を主催する山口県サッカー協会の理解と協力がないとできないことで、クラブといい関係を保てていてよかったなと思います。

8月17日 J2第28節 甲府 0 – 1 山口(中銀スタ/7540人)記録:

真夏の甲府盆地は地獄の暑さでした。そしてシーズン序盤にあまりに悔しい敗戦を喫した相手です。
レノファには強力助っ人の高宇洋選手が加入しました。守備が非常に安定した上で山下敬大選手の技ありな強烈シュートが決まり、現地観戦したレノファの試合としては久しぶりの勝利。

[山口vs甲府] 生命線


 

8月24日 J1第24節 川崎 2 – 2 清水(等々力/24398人)記録:

札幌に8-0の大敗を食らった直後に、ここ数年全く勝てないどころか大敗が続いている川崎相手のリーグ戦。
試合序盤に先制を許して、正直やっぱりかとは思っていましたが、ドウグラスの直接FKにヘナト選手のロングカウンターで逆転。鎌田翔雅選手を入れて残り10分少々を守りに入ったわずか1-2分後の小林悠選手の同点弾でした。エスパルスにはそれならじゃあと1点を狙ってあくまで勝ちを目指す力は正直なかったので、むしろそれで残り15分崩れて再失点とかしないだけよかった。
鎌田選手は2017年のホーム最終戦の新潟戦も、変な使われ方をして負傷交代長期離脱&逆転敗北と、なんだか起用に泣かされてばかりのかわいそうな印象があります。今はJ3の秋田ですが、今度こそJ3で圧倒的なパフォーマンスを見せてほしい。

[清水vs川崎] 1チャンスを決めきる

9月8日 J2第31節 東京V 4 – 0 山口(味フィ西/2331人)記録:

台風の接近によってキックオフ時間が早められるという珍しい措置のとられた1戦でした。
ヴェルディに新加入したジャイルトンパライバ選手の凄まじいスピードにレノファの選手は何もできず、簡単にブチ抜かれて失点を繰り返すという試合でした。オルンガ・イバ・ジャイルトンパライバと、タイプは違いますがフィジカル面が別格な外国人FWはなかなか止められないですね。
また吉満選手がレアンドロ選手のPKをストップするもキック時にゴールラインを出ていたという反則で再PKということもありましたが、FIFAの19-20シーズンのルール改正では片足がライン上にあればOKですので、セーフになる可能性が高そうです。

あと、こういうこともありました。ゴール裏の人間(コアゾーンからちょっと離れたところ)の行動で、その様子はぼくからも聞こえていました。非常に醜いことですし、自戒のためにこうして残しておこうと思います。

 

9月21日 J2第33節 金沢 1 – 0 山口(石川西部緑地/3263人)記録:

雨の金沢。昨年のこの対戦では西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の影響で西からのアクセスが寸断されわずか30人程度での応援でしたが、今回は雨とはいえ通常通り集まることができました。関東と山口のリズム隊がほぼ全員集合し、スネア3台にスルド4台?という体制での応援でした。

試合は金沢でレギュラースタメンとして大活躍している加藤大樹選手に上手くやられてしまいました。
ヤサガラスに「負けたじゃないか!」とクレームをしたら正座謝罪をされましたw

9月29日 J1第27節 湘南 0 – 6 清水(ShonanBMW/12042人)記録:

パワハラ騒動によって監督が活動を中止し、クラブにも混乱が広がっている最中のベルマーレを相手にしたアウェイ戦。結果としては6得点の圧勝でした。
前年までエスパルスにいたフレイレ選手とクリスラン選手がともにベルマーレに在籍・この試合でも出場し、試合後は2人でエスパルスのゴール裏まで挨拶に来てくれました。清水サポもコールで応えて、いいシーンでした。2019年のエスパルスの守備の崩壊を考えると、フレイレ選手はなんで2018年オフで満了にしたかなぁ。
また元ベルマーレの鎌田翔雅選手は湘南ゴール裏にいき、大敗の湘南サポーターを励ましたそうです。

この試合はバクスタ観戦だったので超望遠レンズを持っていったのですが、周囲が満員だったので迷惑を考えて撮影は諦めました。せめて200mmレンズを持っていっていれば。


 

9月30日 国体 少年男子サッカー2回戦 茨城県 0 – 3 静岡県(北海浜多目的球技場)記録

前日の湘南戦の前後、ひょんなことから茨城国体でサッカー競技(少年)が行われている最中だと知り、急遽月曜日に仕事の休みをとって行くことにしました。お目当ては2回戦の山口県vs大阪府でしたが、同会場の第1試合が静岡県の試合であったのでそちらもキックオフ少し後に到着し観戦。
地元茨城県と王国静岡県の対戦とあり、観客数は凄く多かったですね。

静岡県代表で清水エスパルスU-18のボランチ東廉選手が別格に上手すぎて衝撃を受けました。学年としては早生まれなので1つ上の高校2年になるはずです。同大会得点王の千葉寛汰選手も同じくエスパルスU-18所属でこの試合ハットトリックと猛威を振るっていましたが、自分のTwitterを見てみると東廉選手の話ばっかしてます。

 

9月30日 国体 少年男子サッカー2回戦 山口県 1 – 0 大阪府(北海浜多目的球技場)記録

茨城県vs静岡県に続いて、1番見たかった山口県vs大阪府の試合。
このシーズンはここまで都合が全く合わなかったのでレノファユースのリーグ戦を全然見ることができておらず、この国体代表にレノファのユース所属の選手が多く選抜されているので、そんな彼らを見たいというのが最大のモチベーションでした。
また、国体少年の部は高校1年世代を主体に高校2年の早生まれまでが加わっているため、ユースのAチーム以外からも選ばれています。1年後2年後にユースのAチームで主力を張る選手を早く観られるというのもいいところです。

試合の感想や印象は全て細かく別記事にしているのでそちらを参照。

茨城国体 少年男子サッカー2回戦 山口県vs大阪府

10月3日 国体 少年男子サッカー3位決定戦 山口県 1 – 0 香川県(北海浜多目的球技場)記録

大阪府に勝利するなど順調に勝ち上がるも、準決勝で静岡県代表に力負けし、3位決定戦に望むことになった山口県代表。準決勝進出が決まった時点で、勝てば決勝・負ければ3位決定戦ということで最終日の試合があることが決定したので、すぐにまた休みをとって行くことにしました。

試合についてはこちらも詳細を全てまとめています。

茨城国体 少年男子サッカー3位決定戦 山口県vs香川県


 

10月6日 J2第35節 岐阜 1 – 1 山口(長良川/5214人)記録:

前日に名古屋で大学院時代の研究室のOB会があったため、ちょうどよく予定をぶつけて名古屋→岐阜のハシゴを組めました。ナイトゲームだったので、朝は名古屋でかなり時間があり、小牧空港に足を伸ばしたりしていました。

試合はほぼラストプレー、池上丈二選手の超絶ボレーシュートで追いついて引き分け。岐阜の北野監督は判定やアディショナルタイムの長さにとても怒っていましたが、それほどに下位対決での勝点3にかける思いが強かったのだと思います。
この岐阜の地では、2016年には勝利していますが(現在岐阜所属の北谷選手のゴールで)、2017年・2018年と引き分けが続いており、今回も引き分けとなり、決着は岐阜が戻ってくるまでお預け。

岐阜は何回行ってもイベントに意匠を凝らすなどの努力をしていて、チームがこのような状況でも観客数が減る様子があまり見られないことがとても素晴らしく、学ぶべきところがあります。順位が最下位でありながら動員数はJ2でもほぼ中位だし、J3でも多くの地元の人達に支えられて帰ってくるのではないでしょうか。

10月12日 J2第36節 山口 1 – 0 京都(下関陸/4166人)記録:

このシーズン唯一の下関開催。ちょうどラグビーワールドカップ真っ最中ですが、秋口の3連休とあって、ぼくは翌日の福岡の芦屋基地航空祭、さらには小野田でのJユースカップとハシゴできそうだったので遠征してきました。
台風が過ぎ去った直後で強風が吹き荒れる中の試合でしたが、それに加え芝も下関はやや他のJリーグスタジアムより劣るというのもあり、もしかすると地上戦で勝負したい京都にとっては好ましくないコンディションだったかもしれません。風をうまく味方につけたレノファが田中パウロ淳一選手の個人技で先制し、守りきって勝利。ゴール裏の僕たちのまさに目の前でのゴールだったので雰囲気は最高でした。

試合後には黒木恭平選手と庄司悦大選手が2人で挨拶に来てくれました。あんな風にクビにされた選手が、何年も経っても今でも山口に来ると挨拶に来てくれるのは、ただただありがたいです。クラブやサポは選手のことを大事にせにゃなと思います。

10月14日 Jユースカップ 山口U-18 6 – 2 塩釜FC(おのだ)記録:

この年初めてのレノファU-18の参戦となりました。塩釜FCさんは台風の影響で少し遠征が大変だったと聞きますが、なんとか山口で試合が出来てよかったです。
この日は、レノファレディースU-18の試合もあり、レノファファミリーを応援するガチサポたちはそれぞれに別れて応援。ぼくは小野田での男子U-18に来ました。

試合の様子はこちらのブログでまとめています。

Jユース杯2019 レノファU-18 vs 塩釜FCユース


 

10月14日 Jユースカップ 神戸U-18 3 – 0 山口U-18(いぶき)記録:

塩釜FCとのJユースカップに勝利したことで、プレミアWESTを戦う神戸U-18とのアウェイの試合が決まりました。チームにとって歴史に残る対戦となりそうな相手でもあったので、神戸まで飛んでいき、写真を撮りました。
その様子はこちらにまとめています。

Jユース杯2019 レノファU-18 vs ヴィッセル神戸U-18

11月2日 J1第30節 清水 1 – 2 磐田(IAIスタ/17762人)記録:

このシーズン、リーグ戦・リーグカップ・天皇杯とここまで公式戦で磐田に対し4戦4勝(PK戦勝ちも含む)というなかでの、シーズン最後のダービー。コレオは4戦4勝の☆と今日の勝利の☆という図です。
しかしながら、開始早々に一発で裏を取られ、ファンソッコ選手がたまらず止めてしまいレッドカード。結果論ですが先制を許しても1点ビハインドで11人のままで残り長い時間を戦えたほうがよかったなぁ。

11月10日 J2第40節 町田 1 – 0 山口(野津田/3749人)記録:

因縁の町田ゼルビア戦。野津田での町田戦にはJリーグ参入後全て来ました(6試合目)。ホーム以外ではダントツで圧倒的に多く来ているスタジアムです。ちなみに次点はFC東京とヴェルディの兼用ということで回数を稼いでいる味スタ(5試合)。そんな野津田競技場は、改修工事中でバックスタンドが全面的に閉鎖されていて、もともと1万人収容のところがわずか7000人程度という状態です。2020年シーズンいっぱいはこの状況が続きます。工事の様子は公式サイトに随時掲載されていて、コロナ禍ではありますが2020年5月現在では上部構造の躯体工事に入っているようですね。48億円か。。土地さえあればですが、もう少し頑張れば1.5万人収容の専スタができちゃうぐらいですね。

試合は、結局このシーズン全然なおらなかった、開始早々に軽い守備で失点し、攻撃もバタついて逃げ切られるという展開でした。リブランディングでにわかに存在が危ぶまれたゼルビーが元気にしていることがわかって安心しました。

11月16日 J2第41節 山口 2 – 3 山形(維新みらスタ/6117人)記録:

ホーム最終戦は、坪井慶介選手の引退試合となった試合でした。関東サポのリズム隊と大旗隊はほぼ全員で山口に行き、できるだけ最大の応援をしたかったのですが、思いは最後まではとどかず劇的な敗戦。山形さんをプレーオフへ大きく大きく前進させる結果となりました。
レノファU-18に所属する高校1年生の河野孝汰選手の初出場はこれ以上ない明るいニュースでした。2020年は全員戦力のシーズン、彼にとっては大きなチャンスだと思います。

[山口vs山形] 象徴的な試合

11月24日 J2第42節 徳島 3 – 0 山口(鳴門大塚/9326人)記録:

昨シーズンの最終節新潟戦で原点回帰をして快勝したような吹っ切れた戦いを期待して、徳島に遠征しました。
空路での遠征だったのですが、徳島は空港から近隣各市へのアクセスが絶望的に悪いですね。。時刻表の時点で航空機到着時刻にバスが出るようになってるなど酷い有様だという話でタクシーの運転手さんと盛り上がってしまいました。

試合は、途中までは良かったように見えたのですが、なにも覚えていません。ぼくはレノ丸を撮る機械と化しました。

 

11月30日 J1第33節 C大阪 2 – 1 清水(長居/21562人)記録:

初めてのセレッソ大阪。代表戦も開催される長居競技場はやはりバカでかくて圧倒されていました。スタンドの傾斜もあり、また一層構造なので、大型陸スタとしては一体感と見やすさをわりと兼ね備えている方だなという印象。アクセス・コンコースの広さなども含めて。

早い時間に先制するも、後半に守備で大きな役割を果たしているヘナト選手の骨折による交代が生じてしまったことも響いてか、立て続けの失点で敗戦。この試合に勝てば無条件で残留が確定する、というような状況だったのですがショックの残る負け方で最終節に賭けることになりました。

試合後は、ほぼ初めての大阪市内での観光だったので、あべのハルカスに登って大阪の夜景を撮ったりしていました。長居競技場もよく見えました。

 

12月7日 J1第34節 清水 1 – 0 鳥栖(IAIスタ/15756人)記録:

エスパルスのシーズン最終戦はホームでの残留争い直接対決。同じ勝点で並び、勝った方は無条件で残留決定。清水は引き分けでは湘南の結果次第となるが(浦和が一三スコアで負けたりしない限り)、鳥栖は湘南の結果いかんによらず引き分けでもよいという条件でした。

  • 13位 浦和 37 (-15)
  • 14位 鳥栖 36 (-20)
  • 15位 清水 36 (-25)
  • 16位 湘南 35 (-23)

日本平運動公園の門をくぐるとスタジアムまで選手を鼓舞する横断幕が隙間なく並び、バス待ちのために静岡ダービーかのような人数のサポーターが集まって声を送っていました。

試合は相当固い入りだったと思うのですが、ドウグラス選手の月間ベストゴールとなるとんでもない決勝点により勝利。このオフに熟慮のすえ神戸に移籍したので、エスパルスでの最後の試合、最後のゴールとなりました。


 

12月31日 高校サッカー選手権 1回戦 北海(北海道) 0 – 1 高川(山口県)(等々力)記録

年末年始に東京にステイしていたため、高校サッカー選手権を見ることができました。
地元山口の高川学園高校の試合を見るため、くそ寒い中で等々力陸上競技場へ。国体でとても目立っていた高川の末永選手を見たかったのもあります(また2年生ながらスタメンCB田中誠太郎選手、ベンチの林晴己選手も国体戦士)。
末永選手は明らかにシャドウストライカーが適正だと思いますが国体ではボランチでの出場でした。本来のチームでのこの試合では後半からトップ下で出場。名物の高速ドリブルも数回披露してくれました。

30〜40人の部員がスタンドで応援の声を送っていたのですが、メガホンの効果もあれどわずかこの人数が密集して全員でしっかり声を出すと普通にJリーグで聞き慣れたような雰囲気の声が出るんだなぁと思ったのが印象的でした。あと面白かったのは、両高とも応援のチャントがかぶることが多く、むしろ積極的にかぶせに行って張り合う様子が度々見られて、チャントフリークとしては試合をみながらフフッとなっていました。

高川学園は1回戦を突破するも、2回戦で仙台育英高(リーグではプリンス東北の上位)に破れ、大会を去ることとなりました。。

 

1月6日 高校サッカー選手権 準々決勝 徳島市立(徳島) 0 – 4 静岡学園(静岡県)(駒沢)記録

8強進出チームの中では四日市中央工業高と徳島市立だけが公立高校の雄として残りました。一方の静学は、静岡県勢として久しぶりに選手権を勝ち進んだチーム。ここまで3試合で11得点0失点という安定の戦いぶり。試合はその安定感で静学が大勝となりました。

この時点で既にJ1鹿島に内定していた静学の10番松村選手は、体も強く別格のキープ力でゴリゴリっと持ち運べるのが印象的でした。また結果的にハットトリックとなる静学の12番岩本選手は、抜群のシュートセンス・スピード・運動量を兼ね備えたオールラウンダーなストライカーで、これはプロなるんちゃうかと思いました。もっとびっくりなのはこの岩本選手はチームのFWとしては二番手で、本命は怪我明けの2年生の加納選手だったそうです(青森山田との決勝では加納選手が先発)。もう一体どういうことかわかりません。

スタンドで応援する部員の数は、300か400人はいたでしょうか。もちろん東京まで来れるのは静岡からの距離もありますが、選手層の厚さもわかります。また、静学の緑と黄色ベースのタオマフ(ジェフかと思ったw)を持った観客が何百人もいました。そういうところ全部含めて、王国ですね。。
徳島市立高の応援は、山雅のチャントをたくさん使っていたのが印象的でした。

シーズン雑感

46試合のうち7試合を数えるユース・U-16年代・高校年代の試合には非常に大きな魅力を感じました。判定への抗議やセルフジャッジをしない、倒れても倒れっぱなしにならずアクチュアルプレーイングタイムが長い、といった密度感。ユースの場合はトップチームの哲学をむしろ高めて自分たちに反映させていること。高校生の場合はスタンドで一生懸命応援するチームメイトたちも大事な選手です(どこのチャントを使ってるかな?と聞き耳を立てながらサッカーを見るのもまた楽しい)。またこの年代は選手間やチーム間の戦力差がJリーグよりも遥かに大きいので、目立つ選手のストロングが顕著に目立つという意味でも、見ていて誰がどう効いているかわかりやすく、サッカー観戦初心者こそ向いていると思います。

Jリーグ観戦においては、ともに応援していたレノファ山口と清水エスパルスは苦しい1年。シーズン通して勝敗がやたらシンクロしていてお魚の呪いかと思いました。
その人をクビにしてよかったの?という守備の中心選手を簡単に放出してシーズン序盤から守備の崩壊を最後まで解決しきれず、夏場に少し盛り返すことはあれど長続きせず下位に沈む、という流れも何だか既視感がありました。

1年を通じては、年明けの高校サッカーを含めて全部で46試合の観戦となりました。

  試合 勝利 引き分け 敗戦 備考
レノファ 24 5 3 16  
├─ホーム 9 2 1 6 PSM2試合・天皇杯1試合
└─アウェイ 15 3 2 10  
エスパルス 14 5 3 6  
├─ホーム 5 2 0 3  
└─アウェイ 9 3 3 3  
合計 38 10 6 22  

その他

  • 海外:1試合(ドルトムント)
  • 国体サッカー競技:3試合
  • レノファ山口ユース:2試合(Jユースカップ)
  • 高校サッカー選手権:2試合

 今年初めて行ったスタジアムは全部で10箇所。うちJリーグの本拠地としては6箇所。

  • ジグナル・イドゥナ・パルク(ドルトムント)
  • タピックスタジアム(琉球)
  • 昭和電工ドーム大分(大分)
  • 瑞穂競技場(名古屋)
  • 駅前不動産スタジアム(鳥栖)
  • 味の素フィールド西が丘(東京V)
  • 北海浜多目的球技場(茨城国体・鹿嶋市)
  • いぶきの森球技場(Jユース杯・神戸)
  • 長居陸上競技場(C大阪)
  • 駒沢公園陸上競技場(高校サッカー)

これで、Jリーグの本拠地として行ったことがないのは、札幌・八戸・秋田・岩手・福島・いわき・藤枝・長野U・ヤマハ(磐田)・キンチョウ(セレッソ)・岡山・讃岐・愛媛・熊本・鹿児島、の15箇所のみ。ほとんどJ3で、J1/J2だけだともう未開拓の場所は5箇所だけとなりました。

2020シーズンは新型コロナウイルス禍に加え個人的な事情により、もうこれほど狂ったように試合に行きまくるということはもうできなそうです。試合に行かない・行けないでもできる形の貢献という考え方がこれまでよりも遥かに真剣に議論されいろんな工夫が出てくるはずです。もしかしたら今回のこの災禍は、従来のように物理的なアクセスやキャパシティによって制約されないスケーラブルな観戦体験という日本のスポーツビジネスがまだたどり着けてない道を切り開けるかもしれません。今そういうアイデアと戦略を持てるチームが、強くなり勝ち残っていくのではないかと思います。