水戸GKコーチ・河野高宏氏の言葉です。
今日も熱い声援ありがとうございました。
選手、スタッフはもちろんサポーターも含め全力で勝利を目指していました。
山口の殺気にも似た執念を、凌駕することが出来なかったことを残念に思います。
勝利への思いは口ではなくプレーで表現するものです。
次勝ちます!!
応援よろしくお願いします!!— 河野高宏 TakahiroKono (@KonoTakahiro613) 2019年6月1日
この試合も水戸GK松井謙弥選手のセーブは大当たりでした。ここまで15試合でわずか5失点も納得のセービング、そんな守護神をまとめている河野高宏氏をしてこう言わしめたことは、まず素直にポジティブな意味で捉えてよいと思います。
2019年6月1日、J2第16節。
令和元年もちょうど1ヶ月過ぎたこの日、J2の22クラブで唯一令和未勝利であったレノファ山口が、この時点で首位の水戸に挑むべくK’sスタに乗り込みました。
個人的には水戸は4年連続4回目の皆勤です。
初回は最終節、その後は年度末・年度初めのまだ寒い時期でしたので、「寒くない水戸」に来たのは初めてのことです。
水戸にはレノファの苦しいときを支え続けてきたGK村上選手がいます。
水戸サポに対してサービス精神旺盛なトークをしていて、もうしっかり水戸の村上だなーとちょっとだけ寂しい気持ちもありましたが、トークショーのあと近くを通った際「村上がんばれよ!」と伝えたときの彼の反応は、山口にいたときと変わらない人の良さを感じました。
山口からのサポーターさんに直接お伝えすることが出来なくて残念でしたが、村上は元気にやってます!ピッチ上で活躍する姿を見せれるように頑張ります!#健太郎さん身長伸びました pic.twitter.com/nI77ED5hgQ
— 村上 昌謙 (@OUHS_masa) 2019年6月2日
せっかくなので山口時代に撮った動画を置いておきたいと思います。
水戸にやってきたレノサポの仲間たちは、約150人とのことでした。
ぼく自身は、今回はスネアドラム担当でした。
東日本のアウェイ戦では山口から来られる人数によっては関東在住のレノサポグループのメンバーが応援の各役割を必要に応じて担っています。ここのところ、応援にあたって必要な各役割のそれぞれを複数人がこなせるようになってきました。遠方の試合で特定の誰かが無理しないでもなんとかなる体制になってきたし、ひいては安定感をもって応援をリードさせてもらえるようになってきたんじゃないかなと思います。
まだまだ自分はヘタクソでたまにリズム外したりとかするのでレノサポのみなさんには迷惑かけてるんですが、遠方のアウェイでも山口の皆さんの思いを引き継ぐためには我々が維新と同じ応援リードができる必要があると個人的には思っていて、レノファが東日本に来る少ない機会の中でちゃんとできるようになっていかないとなと思っています。
試合は、川井歩選手の代表招集と、京都戦であまりに攻守に手詰まりしていたことがあいまってか、選手とシステムを大幅に入れ替えて今季初の3バックスタートとなりました。
K’sスタのゴール裏はピッチレベルから20cmぐらいしか高さがないので、奥行方向にどのようなフォーメーションになっているかはぶっちゃけ全くわかりません。3バックであることぐらいしか気づけませんでしたw
まだDAZN観ていませんが、後ろで見ていた生の印象をダラダラとまとめてみます。
- 3バックの右CBとして入った前さんの後ろのケア
- これ抜けられると危ない、というシーンですーっと後ろに入ってリスク管理してる
- 抜けられたボールに素早く体を入れて、勢いに乗った相手に倒されてファールをもらい、完全にマイボールにしてしまう
- サッカーIQが高い高いって言うけどほんまそれ…
- 距離感の良さ
- プレスをうけてもそれほどバタつかないし簡単に敵にパスするようなことが少ない、セカンドボールも拾える、後ろのカバーなどができている、などの現象がいつもより多く観られた
- これは距離感が改善されたからだろうか。試合後インタビューでも、そのように感じていた人が他にもいたことがわかる
- 3バックのシステムにしたことが要因?
- ただ後述するように両WBが極力1列目で攻撃参加をするように意識していた様子がよく見えたが、その状況では後ろから中盤にかけての人数は今までの433システムのときと大して変わらない
- それプラス、京都戦までの重症感も踏まえると、並びを変えたことだけが要因で距離感が改善され得るとは思えなかった。なので、霜田監督は距離感とパスミス問題に対して徹底的に取り組むことに決めて、今週は特別な対策をとったのだろう
- 高い位置でイキイキとする瀬川和樹選手
- サイドでおさめる、切り返す、剥がす、抜け出す
- 瀬川選手は切り返しが深いので、敵陣深く入って切り返すと1人や2人簡単に剥がす
- ただ切り返して抜け出すと得意の左足が使いにくい状況になるわけで、そのあとのクロス精度はもう少し…!と思ったw(トリくんの右足をセグくんに与えたいw
- その他のシーンでも、左サイド高い位置で2人に囲まれた局面を打開してPA付近まで侵入するシーンが多数
- 去年の下関での岐阜戦でも彼のあまりにキレッキレのプレーに感動さえ覚えたけど、やはり彼には適切な位置で適切な役割を任せると段違いのプレーを見せてくれる
- 高木大輔選手の上下動
- この試合は3バックでスタートしたのだが自分は5分ぐらい全然気づかなかった。その理由は、右WBの大輔が敵陣深くに入り込んだり最終ラインで守備したりと激しい上下動をしていたから。
- 狂犬プレスも健在。彼の気持ちは本当に言葉だけじゃなく、いつもいつも感謝しかないです…
- 菊池流帆選手・楠本卓海選手がハイボールと対人の守備、そして裏抜けの競争で負けない。負ける気がしない。
- 個人的には「殺気にも似た執念」はこの2人の攻守の活躍で特に感じた。
- 2人とも過去に敗戦につながる失点をしたというショックと責任を感じていて、逃げずにそれを背負ってピッチに戻ってきた。その気持はよく伝わってきた。
- 三幸選手が変幻自在の位置をとっていた印象
- やはり彼は守備負担をある程度軽くして攻守に自由に動けるようにしたほうがその良さが出そう
- 彼にマークが集中して持ち味が出せないでいる、というここまでの現状も踏まえるとなおさら…
- 楠本卓海選手のどエロいくさび、池上選手のどエロいスルーパスと工藤壮人選手の完璧な抜け出し
- 得点にならなかったのは水戸GK松井謙弥を褒めるしかない
- 最終ラインからあのドエロい攻撃できるようだと本当に攻撃のパターンが増えるなぁ
ともあれ、これでレノファは令和初勝利となりました。
令和初戦となったJ2第12節以降、各チームの最初の勝利をマークしてみると…、レノファがJ2の22クラブで最後の令和初勝利だったんだなぁとわかります。
ゴールを決めたのは菊池流帆!!!
大卒1年目のセンターバックが、2試合も決勝点を挙げるというのは普通にすごい。
選手がこうして笑顔でサポーターの前に並んでくれるシーンもどれだけ久々だったか…このときの気持ちとか、忘れかけてました。吉濱遼平選手は勝ったときに本当にいい笑顔をしてくれるのでいいですね。
ヒーローインタビューをすませてサポのところまで来てくれた流帆。
最後は、ファンサをしてくれた選手たちの写真で。
水戸は試合後にファンサをしてもらえる数少ないアウェイなので、個人的にも楽しみにしていたりします。
おまけ。
モンテディオのマスコットと水戸のマスコットの見分けがつかないんですが、怒られますかね。誰か見分け方のコツを教えてほしいです。