コロナ禍3年目ながらウィズコロナ社会の浸透に伴ってJリーグも少しずつ以前の姿を取り戻しつつあり、十分に対策をとればスタジアムでの試合観戦もそれほど支障なくできるようになった2022シーズン。コロナ前の2019年は実に公式戦46試合を観戦したにも関わらず2020年は8試合、2021年も9試合と激減してしまいサッカーファンとしては寂しい時代を過ごしてきましたが、2022年シーズンは27試合を観戦することができました。
3年ぶりのユース観戦や4年ぶりのレディース観戦、自分の観戦歴で初めてスタジアムでチームの降格を見届けたり(昇格は2015年に見届けてるんですけどね)といろんな山あり谷あり、まぁ谷のほうが遥かに多いというかほとんど平坦な谷底で谷なことさえ気づかない時間が多かったんですが、そんなシーズンにスタジアムに足を運んで生観戦した全試合のまとめ。
2022年2月26日 J1第2節 磐田 1 – 2 清水(エコパ/19130人)
J1に戻ってきたジュビロ磐田との静岡ダービーは、J1の第2節という序盤の対戦。今季序盤の時点での活躍では代表へ推す声さえも高まっていた清水の鈴木唯人・磐田の鈴木雄斗の両選手のマッチアップも良いものでした。この時点では、まさかこの2022年シーズンの結末が静岡勢にとってこれほど受難の年になるとは思いもよらなかった……
2022年3月5日 J2第3節 新潟 1 – 1 山口(ビッグスワン/10738人)
前年終盤からチームを率いるも、シーズン頭からの指揮は今季が初めてとなる名塚レノファ。非常に冷たい雨が降る中の圧倒的アウェイの雰囲気の中、新戦力が躍動し勝利に限りなく近づく試合を展開するも、荒天の不運もあって追いつかれての引き分け。
新潟と比べるとこの時点でのチーム完成度は同等か、むしろ山口のほうが若干上でさえあったと感じたこのシーズン序盤。その後どんどんチームとして高め最後はリーグを制した新潟に対して、ほぼ序盤の完成度のまま長くシーズンを過ごした山口とでシーズンの結果としての明暗はかなりくっきりと分かれることになりました。
2022年3月6日 J1第3節 横浜FM 2 – 0 清水(日産/14752人)
久しぶりの日産スタジアムは静岡ダービーの勢いのまま乗り込んだマリノス戦。
ボランチとして出場しキャプテンマークを巻いた元レノファの小池龍太のスーパーゴールなどもありましたが、そもそもの局面局面にかけるスピード・パワーひいては人数があまりに違いすぎ、とても勝ち目がないような相手でした。数年前までマリノスはお得意様、特にマリノスキラー西澤健太が大活躍しがちという対戦カードであったにもかかわらず、根本的な力の差を大きく感じさせられました。
ひとえに、このサッカーを志向し2018年などには降格圏にも度々入るなどの低迷期にもしっかり我慢し、また現場の課題を反映したシーズン中の積極補強などフロントによるサポートを続けここまで安定した強さを誇るようになったマリノスの一貫性と、攻撃サッカーを志向しては低迷のたびに監督交代を繰り返し迷走を続けるエスパルスとの差がこの形で現れているのではないかと思えてしかたありません。
2022年4月6日 J1第7節 浦和 1 – 1 清水(埼スタ/18757人)
久しぶりの埼スタ参戦は、平日水曜日のナイトゲーム。お休みをとって東京都北区の飛鳥山公園で桜を見たりしながらの遠征。
この試合の対戦相手の浦和はリカルドサッカーの浸透が進んできた時期でもあり、右ウィングのようなサイドハーフのようなポジションで変幻自在の位置取りとボールコントロールを見せるダヴィドモーベルグ選手にきりきり舞いさせられた印象が非常に強い。相手に退場者が出て数的優位となったことでようやくチームとして互角になったような印象でした。攻め手を欠く中ではエスパルスの強力なセットプレーが有効で、なんとか追いついて勝点1を持ち帰ることができました。
1.8万人と、埼スタ遠征をした中ではかなり控えめな観客数ではありましたが、それでも(平日でみなさん早く帰ろうとしていたのもあり)試合後の人の川が駅まで流れる様子はコロナ前の普通に3万人入っていた時期を思い出すようなものでした。
清水サポーターの陣取るアウェイゴール裏はなぜか下層が開放されずゴール裏のかなり上の方に押し込まれるという謎にしても謎すぎる運営。あれは結局何だったんだろう。
2022年4月10日 J2第9節 仙台 2 – 1 山口(ユアスタ/7613人)
レノファにとって初対戦となるベガルタ仙台。2019年にエスパルスの応援で訪れて以来、3年ぶりのユアスタです。
J1で長くやっていた仙台との対戦は、ベースとなる力の差を大きく感じさせられる試合でした。奇しくも前に観戦した浦和vs清水と同様に、比較的早い時間に相手に退場者が出てようやく互角といった展開。この時点で4位につける仙台との対戦では、上に上がるために最低限求められるクオリティがどれほどのものなのか見せつけられた印象。
ところでユアスタは自分にとってはアクセス・1層構造の一体感のあるスタンド・みやすさ・後ろから雨の吹き込まない屋根など、2万人規模の専スタとしては最も好きなスタジアムの1つ。スタジアムの世代としては1回りか2回り古く、サンガスタジアムなどのような最新鋭スタジアムとは施設・設備面の差はありますが、一方でシンプルでコスパのいい構造など地方での大量整備が現実的なのはこの仙台のユアスタのようなスタジアムなのではないかというのが個人的な持論であったりします。
2022年4月23日 J2第11節 水戸 3 – 2 山口(K’sスタ/1975人)
コロナ禍もあって久しぶりの水戸。水戸GKの山口瑠伊選手はぼくがお世話になっている美容師さんのお客さんでもあるというご縁もあって少し気になっていて、また元レノファの高井和馬選手・楠本卓海選手もいて楽しみにしていた対戦カードでしたが、秋葉監督マジックを見せつけられるショッキングな試合。このシーズンのレノファはこの後も維新劇場を度々実現していますが、逆に劇場をかまされた数少ない試合はこの水戸戦でした。
自分は東京に住んでいるレノサポなのですが、なんと水戸からの電車から自宅最寄り駅までずっとあるレノサポのお父さんと一緒でした。ぼくの家のすぐ近くにレノサポが住んでいたのです。これにはびっくり。翌節のジェフ戦に行きますか〜とだけお話をしてお別れ。
2022年4月27日 J2第12節 千葉 2 – 0 山口(フクアリ/3236人)
ショッキングな水戸戦の後は、悔しがる時間は3日で済む!とポジティブに捉え、気を取り直して平日ナイトゲームのフクアリ。1日お休みをとっていたものの、コロナ禍の影響ですっかり早めにスタジアムに行く習慣が消滅してしまったので、夕方の混み始める時間帯に東京から千葉方面という頭の悪いムーブをしてしまいました。もう少し早めに動こう。
試合は非常に厳しいものとなり、何もできないまま同じような鋭いカウンターを食らって立て続けに2失点。
この試合ではGK寺門陸選手がプロで初めてのベンチ入りをしました。メインスタンドのレノファベンチの真裏から試合を見ていたぼくはベンチから誰よりも一生懸命に声を出す姿がとても印象に残っていました。おそらく、自分は寺門陸選手のこのベンチで誰よりもチームのために戦う姿に一番最初に気づいたサポーターのうちの1人なのではないかと勝手に思っていたりします。このシーズンプロ初出場も達成した寺門陸選手の2023年に期待です。もちろん、圧倒的な正守護神・関憲太郎選手にも変わらない活躍を期待してもらうことに期待。
ベンチの寺門陸さんがめちゃくちゃ声でてる
— おさかなさん (@orange_sakana) April 27, 2022
千葉戦での寺門陸の声はすごかった。ぼくはウォームアップエリアの真ん前の席で見ていたけど、プレーが切れたときとかに集中を促すような声出しを寺門が一番やってた。ヤツさんもすごくやってた。良いチームだと思うhttps://t.co/Ogz9HjRO3O
— おさかなさん (@orange_sakana) May 8, 2022
2022年5月7日 J1第12節 清水 0 – 2 川崎(アイスタ/13888人)
このシーズン初めてのIAIスタジアムは、GW明けの温かい(というかそろそろ暑い)季節。ホーム・アウェイともびっしりと埋まった素晴らしい雰囲気の中での試合でしたが、川崎の左ウィング・マルシーニョ選手の圧倒的なスピードや動き出しにやられて力の差を見せつけられる形に。エスパルスとしては得点を取るチャンスを作れなかったわけではありませんが、攻撃力だけでなく最後の固さも含めての力の差ってことなんでしょう。
2022年5月14日 J1第13節 京都 0 – 0 清水(サンガスタ/12398人)
ぼく個人にとっては2年ぶり、エスパルスとしては初めてのサンガスタジアムby京セラ。ホテルなどいろいろ周辺施設が整ってきたこともありますが、J2時代とはぜんぜん違うスタグルエリアのお店・スペースの充実ぶりなどに驚きました。最新鋭スタジアムにふさわしいいろんな要素を本当に全部持っているように感じます。京都の「公」の部分には殿様的でグダグダでダメダメなイメージしかないのでこんないい箱を作れるのか…と思っていたけど、グダグダなのは市のほうで府のほうはちゃんとしてるのか。
試合はスコアレスドローでしたが内容は濃くて、中盤のバチバチした戦いがとても見応えがありましたね。ただシーズンを通してみるとこういう試合で少しずつ落とした勝点が最後に響いてしまったような気がしてしょうがありません。
普段は京都はあんまり観光しないですが、今回は京都タワーや京都水族館などを巡って京野菜を食べたりバーに行ったり京都名物の鶏白湯ラーメンを食べたり。
2022年5月25日 J2第18節 山形 1 – 0 山口(NDスタ/3873人)
山形にはこれまで2試合行ったことがあり、いずれも素晴らしく能動的な全力守備を発揮してのウノゼロ勝利でした。初めての山形遠征時に食べた米沢牛の牛串は今まで自分が食べたスタグルの牛串の中でも1位にランクされるという思い出もあり、そんなこんなを期待して3年ぶりの山形。
ところがそういった期待はすべて裏目に出てしまいました。カウンター一発で失点、固い守備をこじ開けられずに敗戦。食べたかった牛串も発見できず。
入りが非常に悪くて後半がよくなるも前半の差を埋めきれずに…という山口にとってはあまりに見慣れたパターンをまた見ることになりました。田中パウロ淳一選手も2019年在籍時「後半は俺らの時間」と歌っていたことですしね…。
ところで山形戦の後には天童南駅まで徒歩で移動した、その後は電車で宿のある天童駅まで行くはずだったにもかかわらずぼーっとして1駅先の乱川駅で降りてしまい、本数も少ないのでやむを得ずそこから徒歩で天童駅まで戻るというドジをかましてしまい、結局スタジアムから天童駅までずっと歩くよりも長い距離を歩くことに。。。地方出身者にあるまじきミス。
そんなこんなも含めてなかなか散々な遠征でしたとさ。
よかった、選手たちはナベさんと笑って挨拶できるような関係で…… pic.twitter.com/BFgbUX7qES
— おさかなさん (@orange_sakana) May 25, 2022
2022年5月29日 J2第19節 横浜FC 1 – 0 山口(ニッパツ/6069人)
ニッパツと言えば東京から近くにあって観戦環境としても屈指のスタジアムとあって行ける限り行きたいスタジアムですが、横浜FCがJ1にしばらく行ってしまっていたこともありかなり久しぶりの訪問。5月ながら炎天下の横浜です。
前年に清水の応援で訪れた際にはメインスタンドで観戦し、雨天のナイトゲームながらこの迫力あるピッチとの距離感にサッカーの醍醐味を思い出さされたものですが、今回も同じような位置(よりピッチに近い席)からの観戦でまたサッカー観戦の良さを堪能しました。
レノファの左ウィング沼田駿也選手にさかんに声をかける名塚監督の指示の内容までとてもよく聞こえてきて、選手の体のぶつかり合いや乱闘wなども目の前。
残念ながら試合は試合終了間際のカウンター、維新劇場の逆をやられたような形で悔しい敗戦とはなりましたが、とても惜しい展開でした。
レノファの中盤を支える佐藤謙介選手にとっては彼のキャリアで初めての古巣対決というのもあり、スタジアムを一周して挨拶する姿も目に焼き付けられてよかった。もちろん橋本健人選手も初めての古巣対決。
2022年6月18日 J2第22節 東京V 3 – 0 山口(味スタ/2719人)
なぜレノファはアウェイの味スタで勝てないのか。
あまり胸を張って言えるようなことではありませんが…今季試合が終了する前にスタジアムを後にした唯一の試合となりました。
2022年7月2日 J1第19節 清水 3 – 5 横浜FM(新国立/56131人)
間違いなく人生の中でも忘れられない試合になる、そんな新国立を埋め尽くした1戦。5万人超えのオレンジの壁、800人のキッズチア、花火、すべてが超ド級の雰囲気となりました。
試合はそんな最高の雰囲気の中で行う記念すべき一戦にふさわしい、凄まじい殴り合い戦いとなりました。惜しむらくは声出し応援が可能であれば…、屋根付きスタジアムというのもありおそらく史上最大のエスパルスのサンバが選手を大きく後押ししてくれたことでしょう。
試合の前にも後にも、新宿周辺のどこを歩いても必ずエスパルスのユニフォームを着たサポーターを見ることができていました。またJ1に戻り、35周年、40周年と盛大な試合で、それも勝利で祝うことができるよう2023年の今季からまたしっかり歩んでいってほしいものです。
2022年7月10日 J1第21節 名古屋 0 – 2 清水(豊スタ/12904人)
Jリーグの初めての観戦は、名古屋で学生をしていた頃の2013年の名古屋vs清水でした。そんなぼくの中では思い出深い豊田スタジアムですが、例年瑞穂競技場の開催であったことやコロナ禍や自分の都合などもあり、実に9年ぶりに訪れる事ができました。
この試合ではビジターサポーターでもピッチサイドでアップを見学できるすごい企画つき。
7/10(日)清水戦|「アウェイピッチサイド見学会」販売のお知らせ|ニュース|名古屋グランパス公式サイト
試合はサンタナ選手の個人技、山原怜音選手の90分のスプリント力などなどを見せつけられた劇的な勝利。バックスタンド上層の席からは、手に取るほどの近さでありながら非常に俯瞰して見ることができました。
2022年7月23日 J2第28節 栃木 2 – 1 山口(カンセキ/3564人)
栃木の新スタジアム・カンセキスタジアムには初めての遠征。グリスタはゴール裏の嵩の低さや全体的な設備の古さや敷地の狭さなどはありつつもやはり球技専用スタジアム、雰囲気には差がありますが、屋根付きできれいで快適で大きなスタジアムになったのは良いことです。
試合内容はといえば、前半は今季最悪というような試合でした。早い時間にぽんぽんと2失点し、攻撃も機能せず。後半はこのシーズン初めての3バック導入などのテコ入れで大きく内容を改善しますが、それは単純に栃木がもうリスクを負って攻める必要がなくなったというのもありそう。結局、入りが悪くて徐々に改善するも前半の借金は90分で返しきれない……という典型的な展開を踏むことになりました。
見せ場も少なく、カメラを持っていったにも関わらず300枚程度しか写真がない試合となりました(普段は1500枚程度撮る)。
栃木相手には初対戦の2018年こそ2連勝しましたが、それ以降のシーズンは圧倒的に負け越しています。栃木のように非常に割り切った戦いをソリッドに徹底して行う相手は山口は伝統的に苦手ですね。J2で勝ち抜くためには、こういったチームを確実に攻略できるだけの力をもつ必要があります。
2022年7月 第46回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 グループステージ(@群馬県前橋市)
7月24日 第1節 山口U-18 2 – 0 大宮U-18(玉村町北部公園サッカー場)
レノファU-18が挑戦できる数少ない全国大会であるクラブユース選手権大会。ぼくは前日のアウェイ栃木戦の後の夜中に数人のレノサポ仲間とで群馬県へ移動。翌朝イチからレノファU-18の試合会場へ。
この試合のあった7月24日は日曜日ということもあり、選手の保護者の皆様に加えて前日の栃木からハシゴしたであろうレノサポが結構な人数訪れていました。そのような事情を知らない人にとっては、レノファには育成年代にもこんな遠くまで応援に駆けつける相当熱いサポーターがめちゃくちゃいる、と驚いた人もいたようです。
ぼくにとってはコロナ禍もあってここ最近レノファU-18の観戦はなかなか叶わず、2019年のJユースカップ神戸戦以来の観戦となりました。3年ぶりですので選手はもちろん、コーチングスタッフに至っては2回りも代わってしまうほど。顔も名前ももちろん一致しませんが、それでもプレーが目につく推し選手というのは試合を見ているとすぐに何人もできてしまいますね。
真夏の前橋の盆地という蒸し暑い環境での観戦はなかなか過酷でしたが、それ以上に選手が大変だったはず。それでも時間いっぱいにしっかりと戦う姿勢で、圧倒的格上の大宮U-18に快勝したのはこの時点では「大金星」でした。
7月25日 第2節 山口U-18 2 – 2 京都U-18(NTT図南スーパーグラウンド)
前日の大宮戦に続いて朝イチで今度は京都U-18戦。この日からは平日の月曜とあって、保護者と数人のサポーターのみにはなりました。
この試合では日陰の下で、またピッチとの間にネットのない快適な観戦環境でした。もちろん真夏の盆地の蒸し暑さはありますが。
試合はレノファU-18のホンモノの強さと脆さをともに感じさせられる得るものが多い展開となりました。
Jリーグのレベルではふっと気を抜いたプレーをしたりといった隙を見せると確実に決められてしまうものですが、この試合でのレノファU-18の失点シーンもまさにそういったシーンだったように感じます。この全国大会はそれだけのレベルのヒリつく舞台ということです。実力差できれいに崩されて失点というのではあまりなかっただけに悔しい失点ですが、ぼくにとってはむしろそういった不条理な失敗をこういう舞台で積み重ねていくことが、細部にこだわった強いチームになるための良い経験になるのではないかと思っています。
この試合の写真は、スポナビのレノファユース記事にも使っていただきました。
関係者が「ざわつく」県リーグからの全国16強 レノファ山口U-18はどう強化している? – スポーツナビ
7月27日 第3節 山口U-18 3 – 0 新潟U-18(Gスポーツ富士見総合グランド)
1日の休みをおいてクラ選のグループステージ最終戦。この日は山の上のピッチで気温こそ今までの2試合よりやや低いですが湿度は遥かに高く、むしろより過酷だったかもしれない。トーナメント進出という意味では消化試合となった相手に対して存分に持ち味を出した素晴らしい試合運びで快勝。
結果的にはぼくの2022年シーズンのユース(高校年代)の観戦はこれが最後となったのですが、非常に良い試合を観ることができました。
その後のレノファU-18は、(米子北のプレミアWEST昇格の恩恵もあり)悲願の高円宮杯プリンスリーグ中国への初昇格を決めました。レノファのトップチームがJ2入りしたのと同じ2016年シーズンに県1部に昇格してから高川学園や聖光としのぎを削り続け、ときには優勝できずときにコロナ禍のために入れ替え戦の実施がなく、また入れ替え戦の壁に跳ね返されて実に7シーズンを過ごしたのを見ていただけに、サポーターとしての喜びもひとしおです。
今季は主力選手に怪我人が多発しシーズン終盤は非常に厳しい戦いであったと聞いていますが、それでも結果を残す選手層の厚さと、長期離脱しベンチから応援する上村選手をはじめとした一体感を感じます。
【U-18】
プリンスリーグ中国プレーオフ
昇格戦vs沼田高校
7ー0(4-0.3-0)○
佐々木、新澤2、原田、岡田、石﨑、鈴木2023プリンスリーグ中国への昇格が確定しました。沢山のご声援ありがとうございました!#レノファ山口FC#レノファ山口U18#レノファ山口アカデミー pic.twitter.com/YhlHTGgrVT
— レノファ山口FCアカデミー (@renofasports) December 19, 2022
ユース年代のサッカー観戦の魅力は色々あります。試合を通じたハードワーク、一生懸命戦術を遂行しようとチャレンジすること、簡単に倒れたり抗議したりせず時間いっぱいプレーしようとすること、爆発する感情などなど、そんな魅力をぼくはよくまとめて「純度が高い」と表現しています。そういった要素は例えばJリーグ見ててちょっと疲れたとか、マンネリ化してきたといったような人が摂取するには一番いい栄養になります。競技レベルの高さだけが観戦の魅力の全てではない、そんな個々人のスポーツ観を大きく広げる体験をいろいろな人にしてほしいので、これからも純度の高いユース年代を観戦し、自分にできる発信をしけたらいいと思っています。
2022年8月7日 J1第24節 FC東京 0 – 2 清水(味スタ/20577人)
コロナ禍が始まる直前の2020年シーズン初頭のルヴァンカップ以来となる声出し応援は、エスパルスの味スタでのアウェイ戦。単にスタジアムに行った時間が遅かったからというのもありますが待機列の長さは今までの味スタ参戦で一番だったかも。
エスパルスの得点は両方とも我々のアウェイスタンドに向かってのゴール。試合後にはサンタナ選手が繰り返し清水サポーターに対してアピールしていてテンションは最高でした。暑い真夏の熱い1勝。この頃には降格圏からもだいぶ距離が置けてきて、このシーズンがこのように終わる(降格)とはとても思えない、シーズンのピークではありましたね…
2022年9月10日 J2第35節 町田 0 – 1 山口(町田GIONスタジアム/2131人)
「FW梅木翼がすごかった」そんな印象があまりに強烈に残っているこのアウェイ町田戦。レノファはいわゆる大型FWというか、でかくて強いCFがおさめて……というようなスカッドや戦い方を伝統的にあまり好まず、CFにはコンビネーションの中で合わせられることと前線の守備をとにかく求める傾向があります。それこそがレノファの一貫したプレーモデルなので本当にすごく大事なのですが、上手く行かないときにCFの力で殴ることのできるプランB、プランCがあると逆にプランAがやりやすくなる面もあるのではないか…といつももどかしく見ていました。べつにレノファのプレーモデルと大型FWは両立しないものではなくて、どっちもできるよう育てればいいのにと(そうするとすぐにJ1に出荷することにはなるのですが)。その点で、この試合の梅木翼選手のプレーはぼくにとっては我が意を得たりというような目を見張る活躍ぶりでした。
そしてGK関憲太郎選手のスーパーセーブ連発も。つくづく、センターラインが前から後ろまで安定するとチームは強いんだなと思わされます。
加えて、町田の鄭大世選手と山口の成岡輝瑠選手という元清水な選手たちのマッチアップも非常に熱いものでした。実際のポジション的にもCFのテセさんとボランチの成岡選手とあってプレーエリアは結構近かった。このシーズン限りで引退したテセさんのプレーする姿を見ることができた最後の機会でした。
2022年9月 2022プレナスなでしこリーグ2部入替戦予選大会(@静岡県御殿場市・時之栖うさぎ島グラウンド)
9月22日 グループB 第1節 レノファ山口レディース 0 – 4 ヴィアマテラス宮崎
レノファU-18だけではなくレノファレディースも、継続的に応援していきたいと思いながらここ数年観戦することがかなっていませんでした。
最後にレディースの試合を見たのと同じ舞台、同じ会場で実に4年ぶりの観戦。レノファレディースのなでしこ2部参入をかけた入れ替え戦予選という大会のグループリーグ3連戦を観戦しました。
レノファレディースは全国のたくさんのクラブの中から非常に厳しい審査を経てこの大会への参加を認められたとはいえ、普段戦う中国リーグでも中位という実力。初戦では九州地方を「ダントツ」という表現さえ安っぽいほどの圧倒的な成績で制した宮崎との戦い、さすがに試合結果そのものは実力差を否めない形となりました。ですが自分たちの形を一生懸命に繰り返そうとする姿勢もみることができ、楽しめました。
9月23日 グループB 第2節 レノファ山口レディース 0 – 1 ディオッサ出雲
レノファレディース3連戦の2戦目は、同じく中国地方リーグで戦う出雲。中位のレノファに対して出雲は首位とあり、これもまた試合の支配率そのものは実力差を感じるものでした。一方で前日の試合で守備における大きな課題であった部分をことごとく大幅に改善するという一体どんなマジックなんだと思うような戦いぶりで非常に見応えがありました。最後にオフサイド疑惑の失点で敗れてしまい涙する選手たちの様子は、ツイッターでもほんのちょっとした反響をいただきました。
選手たちのこういう顔をみてるとプチ感情移入してくるな……。レノファの看板を背負ってこんなに悔しく思うほどの気持ちで戦ってくれてるんですから、報われてほしい pic.twitter.com/u2DHmfvQmd
— 魚 (@orange_sakana) September 23, 2022
9月24日 グループB 第3節 レノファ山口レディース 1 – 1 (PK 3 – 5) FC今治レディース
3連戦で3日とも雨に濡れるという雨男ぶりを発揮しましたが、レノファレディースは日が進むにつれて尻上がりに戦いぶりを向上し、この3試合目は今大会初めてリードを奪う展開となりました。残念ながらPK戦で敗れてしまいましたが、大会を通じて目に見えてわかるような成長(というか本来もっているはずの実力がしっかり発揮できるようになり)、そして豊な喜怒哀楽など、サポーターとしても1つの物語としてとても楽しめる今大会となりました。
もしも勝ち抜いたら翌日(4日目)に順位決定戦(もう一方のグループリーグでの同順位チームとの直接対決)があり、それも観戦できるような旅程で静岡に滞在しておりましたが、グループリーグ最下位ということで4日目のレノファレディースの試合はなくなったので、沼津漁港で海鮮丼を食べて帰京。
ちなみにその4日目は快晴でした。なんでや。
自分にとってのレディースサッカーの魅力は、ユース年代と同じような「純度の高さ」があるのに加え、より喜怒哀楽が豊かなこと・楽しそうにプレーをする点にあります。また今の段階のレノファレディースを観戦する中では、おそらく地域リーグ時代のレノファの男子トップチームがそうであったような、距離感の近さ、失うもののなさ、そして選手とだけでなくサポーター同士のちょっとした同志感というか特殊な一体感のようなものがあり、Jリーグや大きな大会で応援するのとはまた違ったとてもよい趣があります。ユース年代と同じくですが、純粋な競技レベルそのものだけではないそういった魅力に気づいて自身のスポーツ観の幅を広げる体験をいろんな人にしてほしく、レディースについても自分にできる限りの発信をしていこうと思っています。
ところでぼくは20歳から地元を出てから長いことペーパードライバーなので、ユースやレディースなど僻地で試合がある場合には公共交通機関を無理やりアクロバティックに乗りこなしたり、徒歩をしたり、サポ仲間のお世話になったりとかなり無理をしてきたのですが……いい歳して、そして東京でも大阪でもなく山口を応援してる身にそれじゃダメだ!と一念発起し、予めペーパードライバー教習を受け、このレディース3連戦はレンタカーで駆け回りました。無事生きて帰っているので大丈夫です。
2022年10月9日 J2第40節 大宮 2 – 1 山口(NACK5スタジアム大宮/7234人)
このシーズン関東でのアウェイは最後となった大宮戦。例年のNACK5ではバックスタンドはアウェイ席には開放されなかったと思いますがこの試合では一部割当てがありましたので、初めてのNACK5バックスタンドの前めから観戦。ゴール裏で感じるよりもさらにピッチに近くて臨場感が最高。自分は全周屋根付きの最新鋭スタジアムもいいんですが、最近はNACK5や日立台やニッパツといった青空が広くてコンパクトでピッチが非常に近い、スタジアムというよりサッカー場のような環境がとても好きです。影が少ない関係で写真を撮りやすい、というのもありますけどねw
レノファの至宝・河野孝汰選手が前年のアキレス腱断裂の大怪我からついに復活しメンバー入りし、その後出場しました。ファーストタッチからバイタルエリア前をヌルヌルゴリゴリと突破しスルーパスを狙うような非常に積極的なプレーを連発し、レノファに河野ありといった存在感を発揮していました。
そして2点を追う展開の中での成岡輝瑠選手のスーパーミドルシュートなど、若い力が光りました。
残念ながら例によって「悪すぎる入りの借金を90分で返しきれず敗戦」という何度も見た展開ではありましたが、いくつかの光明はあったように感じます。
そしてこのシーズン限りで引退を表明しこの試合にも出場した菊地光将選手に対する大宮の皆さんからのエールには熱いものがあり、ぼくも最初から最後まで見届けさせていただきました。
どのチームにも特別に大事に思われてる選手がいて、大宮にとってのそんな選手の1人を僕たちがしっかり送り出せたのはよかったなぁと思いましたね(まだ試合あるけど)
どこかのチームですごく大事な存在な選手が今うちにいるとか、逆によそのチームに僕たちにとってのそういう大事な選手がいたりもする pic.twitter.com/tgU51QTjuh— 魚 (@orange_sakana) October 9, 2022
2022年10月22日 J1第31節 清水 1 – 1 磐田(IAIスタジアム日本平/18182人)
このシーズンは静岡ダービーをホーム・アウェイともに観戦することができました。快晴のアイスタはこのシーズン最多の18182人!すべての席がほぼびっしりと埋まった景色はまさにダービーでした。そしてパルちゃんのコレオも圧巻。最近マイブームのバックスタンド前列からの臨場感ある観戦を楽しみました。
ダービー2連勝をかけてエース・チアゴサンタナ選手の先制点と幸先よく試合を進めるも、追加点を奪えそうで奪えないジリジリした展開。こういった流れでエスパルスは守りに入ると絶対に守りきれない…といったパターンを幾度と見てきたので、前と後ろとで意思統一をしっかりとして引きすぎない戦いをしてほしかったのですが……やはりというか、後半ATに被弾し勝点2ぶんがするりと手から落ちる結果となりました。
ところでこの試合の前の週にソニーの超広角単焦点レンズ14mm F1.8 GMを購入。この試合でデビューしました。
2022年10月23日 J2第42節 山口 1 – 3 千葉(維新みらいふスタジアム/7642人)
前日のエスパルスの静岡ダービーのあと日帰りで東京にとんぼ返り、翌日は朝イチの便で羽田から山口へ飛びんでレノファの最終戦に。今季初めての維新みらスタへの遠征です。バックスタンドもほぼほぼよく埋まると7000人、という個人的な感覚があるのですがまさにその通りの客足で今季最多観客数となりました。来季はこれが普段……とはまださすがにいかないでしょうが、7000人入る試合がシーズン中に何度もあるような、そんなシーズンになってほしいです。
試合はレノファらしいコンビネーションから田中渉選手が技ありのコースに流し込んで幸先よく先制します。前半は本当にダイナミックで素晴らしい戦いぶりで試合をかなり支配していました。一方でちょっとした軽くて危ういカウンターを食らうシーンも見受けられました。
前プレの連動性とか、攻撃で押し込んだときのレノファはめちゃくちゃワクワクだな。ポジションぐるぐる、ワンタッチで動きがあって誰が絡むかわからない、人数かかっててこぼれを拾えて反復攻撃できる。ほんのちょっとのもったいないズレが減って安定して押し込めたら、こんなん強すぎやろってなる
— 魚 (@orange_sakana) October 23, 2022
後半は果たしてそんな悪い予感が正夢になったかのようなやられ方を繰り返し大量失点。まるでこのシーズンの一番いいところと結局最後までダメだったところをダイジェストしたような試合で少々後味悪くシーズンを終えることになりました。
一方の最終戦セレモニーでは渡部博文選手の引退に合わせて那須大亮さんがサプライズ登場したり、また同じ日・同じ時刻に試合をしているはずの大宮からは菊地光将さんの引退に合わせて塚本泰史さんも登場。つくづく、Jリーグの中でもビッグネームな二人がこの山口で引退したのだと実感しました。
シーズンを後にして佐藤健太郎選手も引退を表明されましたが、この3人のレジェンドの誰か1人でもクラブに残ってくれたら…!と思っていたところ、シーズンオフのアナウンスでまさか全員がクラブに残る形になるとは(渡部博文氏がクラブ社長就任、菊地光将氏がスクールコーチ就任、佐藤健太郎氏がスカウト就任)。これまで経済状況からあまり積極的な人事もできなかった中、この度明らかに攻めに出たレノファ山口の今後に期待です。
2022年11月5日 J1第34節 札幌 4 – 3 清水(札幌ドーム/23330人)
このシーズン最後の試合観戦は札幌でのJ1最終節。ぼくにとっては初めての北海道旅行でもあります。
11月の札幌はすでに東京で言えば冬の気温ですが札幌ドームはさすが快適。最終節、エスパルスは残留も確定できていない状態とあって、アウェイゴール裏はかなりびっしりとオレンジ色に染まりました。ぼくにとっては今季2回目の声出し応援でもあります。
残念ながらそんな後押しも実りかけては摘まれる打ち合いシーソーゲームの末に敗戦。遠い北海道の地で、エスパルスはJ2への降格が決定してしまいました。一時はリードを奪う展開(そのまま終われば少なくともプレーオフに残れる状態)でもやはりシーズンを通じての課題であった脆さ、全体として意思統一できないままに瓦解していく様子がまた見られました。
奇しくも前の週のレノファの試合がそうであったように、シーズンを通じての良かったところ(ハマったときの攻撃力や個人技の破壊力)とシーズンを通じて結局最後までダメだったところ(試合終盤の脆さ)が凝縮された1試合となりました。数字上この1試合が勝てれば残留の希望がつながっていた……という思いもある一方で、この1年をよく象徴していて納得といえば納得もできるような結果でもあります。
ところでこの試合ではチケットの購入にとても難儀しました。コンサドーレ札幌はチケットを小出し小出しにして売る形を極力やめていただきたい。コロナ禍とあってそもそものチケット発売開始日がクラブなどによって全然違ってただでさえ混乱する中、さらに札幌の場合は不規則的に枠を少し追加してはまもなく完売するといいうのが繰り返されました。普通だと完売したなら完売したで諦めがつくものの、こうやって予告なくちょこちょこ追加販売をするようなやり方だと、今は完売してるようだけど再販売があるのか、結局自分はチケットを買えるのかどうかの見込みが全く立てられず、旅程も確定できず遠征計画が非常に困難になります。
シーズンまとめ
試合 | 勝利 | 引き分け | 敗戦 | 備考 | |
レノファ | 11 | 1 | 1 | 9 | |
├─ホーム | 1 | 0 | 0 | 1 | |
└─アウェイ | 10 | 1 | 1 | 8 | |
エスパルス | 10 | 3 | 3 | 4 | |
├─ホーム | 3 | 0 | 1 | 2 | 国立含む |
└─アウェイ | 7 | 3 | 2 | 2 | |
合計 | 21 | 4 | 4 | 13 |
- レノファU-18
- 2勝1分0敗
- レノファレディース
- 0勝2敗1PK敗
Jリーグの試合が21試合にレノファU-18が3試合、レノファレディースが3試合で今季の現地観戦は合計27試合。2月末から11月頭までのおよそ8ヶ月と少々ですので概ね1ヶ月に平均3試合弱遠征した計算に。
エスパルスの試合を観戦して羽田にとんぼ返りして山口に遠征したり、ユースとレディースの観戦遠征では4連泊や3連泊してたまにホテルから「在宅勤務」をしながら連戦を観戦したりと、ひさしぶりにかなりアクロバティックな遠征もありました。まぁ大変だしお金はかかりますが、地元の銭湯に入り浸って茹だったり、漁港にフラフラっと行ってお寿司食べたりと、それはそれでゆっくり満喫できるのもまたよし。
トップチームの戦績で言うと、レノファで観戦した試合での平均勝点は驚異の0.36、リーグ戦通じてこの平均勝点だとしたらダントツ降格レベルです。エスパルスは1.2、逆にリーグ戦だと残留確実な数字です。ですが実際の結果は真逆、わりと危なげなく残留を決めたレノファに対して、まさかの降格となったエスパルス。2016年シーズンに1度「初昇格の山口」と「初降格の清水」とのオレンジダービーはありそれもIAIスタジアムで観戦していましたが、「次の俺ダービーは」J1で、と個人的に心に強く誓ったにもかかわらず、2023シーズンにJ2の舞台で俺ダービーが復活してしまうことになりました。俺ダービーは楽しみなんだけどコレジャナイ感を抱えたまま新シーズンを迎えている今日このごろです。
今シーズン初めて訪れたスタジアムは、札幌ドーム、カンセキスタジアムの2つでした。徐々に、Jリーグのスタジアムの中では未踏の地も少なくなって来ましたね。Jリーグでアウェイで行ったことがないチーム(スタジアム)は、八戸・盛岡・秋田・福島・いわき・富山・長野・藤枝・沼津・磐田(ヤマハ)・C大阪(桜スタ)・岡山・愛媛・讃岐・北九州・宮崎・熊本・鹿児島、そして2023シーズンJ入りしたFC大阪と奈良の合計20チームとなりました。大半がJ3なので今後の制覇のペースはかなりゆっくりになるはずですが、J2に昇格して山口や清水と対戦があり関東からも近いいわきや、新しい静岡ダービーの藤枝、磐田vs山口が行われるであろうヤマハスタジアムは遠征のチャンスがあるかも。
また、レノファU-18はチームだけでなくクラブとしても悲願であったプリンス中国への初参入を決めました。初挑戦となるこのシーズンでは、高校選手権を制した岡山学芸館高などを始めとした今までとは比較にならない厳しい戦いになることは間違いありません。J2リーグの方で清水や山口の西日本アウェイの遠征の際には、日程が合えばちょっと足を伸ばしてプリンス中国でのレノファU-18の試合も観戦したいものです。あとは自分の観戦の幅を広げるとしたら、A代表の試合などでしょうかね。
今季を含めてこれまでのサッカーファン人生でスタジアムで生観戦した試合は
- Jリーグ(ルヴァン・天皇杯・プレシーズンマッチ含む):173試合
- レノファ山口(トップチーム):108試合
- 清水エスパルス(トップチーム):65試合(※2016年の清水vs山口は山口のアウェイ戦としてカウント)
- その他(U-18、国体、レディース、高校サッカー、海外サッカー):16試合
となりました。初めてのJリーグ観戦がもうすぐ10年前になるので、概ね9年ちょいで189試合、平均毎年19~20試合見ているぐらいになります。2019年の46試合という自己記録を超えるのはもう無理だと思いますが、たまにアクロバティックな遠征もしながら20~30試合ぐらいをこれからも毎年観られたらいいのかな〜と思っています。