[清水vsFC東京] 安定の守備陣

待ちに待ったエスパルスの声出し応援の検証試合は、清水のアウェイ戦でも特に多くのサポーターの集まる味の素スタジアムでのFC東京戦。7月に行われた30周年記念試合と並び、他の何を差し置いてでも行きたい試合であり、サポーター人生の中で忘れられない1試合になることは間違いありません。

清水エスパルス30周年記念マッチ

この試合前の時点で再び最下位に位置する清水ですが、今回の第24節FC東京戦の日の時点で、別試合の結果(神戸の敗戦)により暫定での最下位脱出を達成。これを暫定ではなく正真正銘の脱出とする重要な1戦です。

FC東京戦 (2022年8月7日) レポート | 清水エスパルス公式WEBサイト

 

味スタのアウェイゴール裏はほぼほぼ清水サポーターでいっぱいとなりました。開門前の時点で待機列に並ぶと今までの味スタ参戦で一番”後ろ”の方。久々の自由席ということで良い席にたどり着けるかは心配でしたが、そこは広い味スタのゴール裏、無事まぁまぁ見やすく応援もしやすい席をゲット。

味スタはスタグルこそ正直あまり地元感ないですがオペレーションは良好で、選手が出てくる頃にはかなり多くの方がすでに席に戻ることができていて、ウォームアップに登場した選手たちを応援していました。
清水の選手の多くは、このオレンジサポーターからコールを受けるのは初めて。特に大卒ルーキーの山原怜音選手はサッカー選手として人生初めての経験だったはず。その声援に応えてか、この試合でも大変な躍動をしてくれることになります。

 

パノラマ写真はこんなかんじ。

 

対するFC東京側もみっちり埋まっています。バックスタンド上部まで青赤で結構埋まっていて、我々にとっては盛り上がるアウェイ感が出てきました。南側だけが静岡になっています。

 

ここでマスコット対決。東京ドロンパは相変わらずの機動性とサービス精神。清水ゴール裏に向かって謎ダンスを披露してくれました。

 

一方のパル映え。

 

この試合躍動したヤゴピカチュウ選手にあやかって、本物(?)のピカチュウを抱いているサポーターの方もおられました。本物(?)のピカチュウだけを激写。一方のピカチュウ選手の方はこの試合もあと少しという非常に惜しいシュートがありました。やはりあの角度からの強烈なシュートを持ってるとあれば、相手にとっては脅威です。

 

試合は、互いに強力な個人技のある屈指の攻撃陣を誇る両チーム。

清水の選手は特にCB立田・鈴木と右SB原を中心とした守備の圧倒的な集中力が光りました。通ったら一発で失点というスルーパスを瞬時の反応で何度も寸断し、シュートブロックに体を投げ出すシーンが何度も見られました。ラインの上げ下げの連携も素晴らしく、特にCKからあわや失点というシーンの素早いラインの上げは圧巻。

またGK権田とDF4枚での最終ラインのパス回しの安定感は凄まじいものでした。
何枚もプレスに来ていても、正確に速いパスを左右につないでかいくぐるシーンが非常に多く、見てるこっちは怖い〜怖い〜とヒヤヒヤしていたのですが本人たちは自信満々に回していて実際にそこから危ないロストをするようなことはありませんでした。相手の強力FW陣はただ消耗するしかなかったかもしれません。
ゼリカルド監督のもとで、ウォームアップ中の全員パス回しなどを行う清水はパス回しの意識と精度が高まっているのでしょうか。

 

得点シーンはいずれも、SBのクロスからファーで頭。
カルリーニョスジュニオ選手の勢いを持った飛び込みからの強力なヘディングは、ゴール裏から見るとGKスウォビクの真正面のように見え入らなさそうと一瞬思いきや、ゴールネットをしっかり揺らしていました。ヘディングシュートの教科書のような勢いと叩きつけ方がもたらした、美しいゴール。

 

2得点目はやはりこの男、山原怜音からでした。前節の鳥栖戦では右足から、今回は左足からサンタナ選手への高精度なホットライン。圧倒的な推進力と正確なキックはもはやJ1でも止められない。

しかし、一度跳ね返されあわやカウンターかという状況を跳ね返し反復攻撃につなげたホナウド選手の守備が隠れたスーパープレー。サンガスタジアムでの京都戦でも圧巻のパフォーマンスでしたが、要所要所で局面を変えるプレーをしますね。生で見ると良さがわかるタイプの選手かもしれない。

今回は超望遠レンズを持っていかなかったので(70-200のみ)これが限界ですが、CKの流れでもあったので得点の瞬間を撮影することに成功。

 

味スタは2万人。徐々にJリーグも客足が戻っています。声出し応援がさらなる起爆剤になるとよいのですが。

 

声出し応援のあった試合で2-0での快勝は、選手にとってもサポーターにとっても非常に手応えのあるものになったと思います。このスタジアムの雰囲気は何にも代えがたい満足感。
最後は、もちろん肩組みはNGですがその場で3年近くぶりの勝ちロコを満喫することができました。

 

サンタナ選手はスタンドに向かって、サポーターと一緒に何度も大きなポーズをとるなど、正直いままでのクールなイメージからは少し想像できない熱い姿を見せてくれました。
ここ8試合で6ゴールだそうです。良いときも悪いときも絶対1点とってくれそうな圧倒的な存在感は、もはや清水史上最強助っ人の1人と言ってよさそう。この勝利で最下位どころか暫定で降格圏をも脱出した清水ですが、ここからG大阪・京都・湘南など順位の近い相手との試合も控えています。これをしっかり叩いて、降格圏とは無縁の中位争いを目指していきたいところ。それに足る選手層が十分に揃っていて、それに足るチーム状態になってきています。