今まで行ったJリーグの全試合をまとめる

Jリーグを現地観戦するようになって7年目ぐらいになるのですが、そろそろどの試合に行ったか全部は覚えられなくなってしまいそうなぐらいには行っているので、ここらで頑張って過去の全試合をまとめてしまうことにしました。公式戦(リーグ戦・天皇杯・カップ戦)に加えてプレシーズンマッチ(2試合)も準公式戦ということで数え、練習試合・レディース・ユースもまとめることにします。

試合内容をまとめてもしょうがないので、当時の感想や写真を中心に。
※以下、写真が大量に貼られています。モバイル環境の方はご注意ください。

2013年 – 1試合

7月6日 J1第14節 名古屋 2 – 1 清水(豊スタ/17950人)記録:

初めてのJリーグ参戦でした。名古屋で学生をしていた当時、静岡出身の知り合いに連れられて豊スタへ。今思えばまさかのゴール裏でサッカー観戦デビューさせるスパルタ教育を受けました。今こんな風になった全てのきっかけはここに??

2014年 – 1試合

9月27日 J1第26節 大宮 2 – 1 清水(NACK5/11684人)記録:

この年就職で東京にきた僕は、自宅最寄り駅から埼京線一本という行きやすい大宮で久しぶりのサッカー観戦。当時清水にいた元日本代表・本田拓也(現在山形)のバイシクルシュートが目の前で決まるなど記憶にとどまる試合でした。前回より多少チャントを覚えていたのでより楽しくできました。

2015年 – 9試合

5月3日 J3第9節 YSCC横浜 0 – 1 山口(三ツ沢/1153人)記録:

レノファ観戦デビューはこの試合でした。JFLで戦っていた前の年からなんとなく気にしてはいたのですが、たまに動向をチェックしておお〜追い上げてきたなと思っていたり、天皇杯で徳大に負けたの見てなんしよんやらと他人事のように思う程度でした。この日J3入りして初めて関東にレノファがやってきたので行くことに。まだユニもタオルもないし選手もチャントも全く知らないので、上のほうで座って観戦。キシの退場(上野さんの激怒)、宮城のスーパーゴールと、今思い出しても見どころ満載w

5月24日 J3第13節 町田 1 – 0 山口(野津田/3132人)記録:

はじめての陸スタでのJリーグ観戦でした。平たくて何も見えないwと思った記憶があります。レノファの声出し応援に初参加したのもこの試合。レノファ側も町田側も、今からは想像がつかないぐらいゴール裏の人数が少なかったんですね。レノファのタオマフ(島屋選手のやつ)とオレンジのTシャツを買ったのがこの試合でした。J3でもちゃんと出張販売していたのは今思えば凄い。

7月19日 J1 2nd第3節 清水 2 – 2 名古屋(アイスタ/14497人)記録:

はじめての日本平にしてはじめての「ホーム」。今まで行った試合はレノファ・清水ともに全部アウェイでしたので。

この日は2Fでなく1Fだったけど、思ったより上の清水サポの声は聞こえず(床に完全に阻まれているため)、名古屋サポの声がよく聞こえました。当時清水にいたピーターウタカ選手(現徳島)のダイビングヘッドを含めた2発、闘莉王選手の暴言一発退場などが記憶に残っています。

カメ活(カメラ活動)としては、なんでもかんでも魚眼をつけて撮っていたのがこの頃です。w

7月26日 J3第22節 SC相模原 0 – 3 山口(相模原/3517人)記録:

今もレノファクラスタで語り継がれる「灼熱の相模原戦」。水はバッグに入れていても熱湯になり、太鼓はやぶれ、本当に自分たち自身と選手たちの安全が心配になるレベル。そんな心配をよそに出だしから飛ばして最後まで走り勝って完勝でした。この試合はスカパーで中継され、ぼくの姿も何度か抜かれてしまいました。

試合とは関係ないですが、自分の持っているIT系の専門技術を活かして何かできないか考え始めたのがこの頃。

8月15日 J3第26節 山口 5 – 0 琉球(維新/8474人)記録:

ついに念願かなって山口のホームに。中学時代には部活の大会で来ていたので初めての維新ではないけど、改装後は初めて。クラブ記録を塗り替える観客数(今でも歴代7位)、キシのハットトリックなど見どころ満載。この試合からレノファの試合ではかなり中心部付近で思い切り声出し応援するようになりました。

この年レノファは第2クールまで圧倒的な戦績でリーグを席巻し続けていたのですが、その最後の試合がこの琉球戦で、このあと(天皇杯による中断を挟み)チームは失速気味になります。

9月19日 J1 2nd第11節 清水 1 – 4 浦和(エコパ/19232人)記録:

残留争い真っ只中というなかで浦和を迎え、ボコボコにされる…。このときコーナーキックから気持ちで1点を返したのが、当時加入したばかりの鄭大世選手でした。いまではミスターエスパルスと呼ばれてもいいぐらい清水の男になりましたね。

これほどお客さんの入った試合は当時人生初だったので、試合前コンコースまで漏れ聞こえる両サポの圧倒的な声量で驚愕したのをよく覚えています。

9月20日 J3第29節 町田 1 – 3 山口(野津田/5191人)記録:

初めての土日ハシゴ。前日の浦和戦から横浜経由で町田に。

首位レノファを猛追してきた2位町田に対し、レノファのレジェンド平林輝良寛選手(現在名古屋のスクールコーチ)のゴールなどで快勝。運動量豊富に駆け回り試合終了と同時に倒れ込んだ山口FW岸田選手(元町田)の様子をみて、その気持を感じたのをよく覚えています。試合前はこの試合で勝ったほうが優勝するだろうなと思っていたのですが、シーズン後振り返ってみると結果的には本当にそのようになりました。

夏からアイデアを練り、お盆から実装を始めていたTwitterのレノファ応援bot @renofamilia (当時は@renofantasistaという名前でした)がある程度できてきて運用開始したのがこの頃。

11月14日 J3第38節 山口 0 – 0 J-22(維新/6322人)記録:

仕事で松江出張をねじ込んで、翌日山陰線・山口線経由で人生二度目の維新参戦。

ホーム最終戦、勝てば優勝が大きく近づく試合、そして相手はこれまで2回の対戦で圧倒してきたJリーグU-22選抜でしたが、この日はJ1が休みということもあり、普段は見ないレベルの選手達がJ-22に集まっていました。お互いゴールをこじ開けられず、スコアレスドロー。この時点で町田が山口と勝点で並んでしまい、得失点差で辛くも首位キープという状況。

これまでは5月の町田戦で買ったTシャツでしのいでいたのですが、オーセンティックユニを9月頃に注文(いまさら)、それを着て初参戦したのがこの試合。背中のプリントが誤っていたので、この1試合で着た後ではありますが、あまりこういうことがあってはクラブにとっても良いことではないのでお知らせすると、交換してくれることになりました。その際に誠心誠意対応してくださったレノファの梶原さんは最近退職されましたね(´;ω;`)

11月23日 J3第39節 鳥取 2 – 2 山口(とりぎん/4013人)記録:

将来に渡って語り継がれるであろう伝説の鳥取戦。レノファ史上初めて、アウェーゴール裏を完売し埋め尽くしたのだそうです。

とりスタですが、ゴール裏からピッチまでがとにかく近い。それまでに行ったことのある中では大宮も同じぐらい近いですが、とりスタではスタンドが小さく全部の席がそのピッチまでの近さを享受できます。やはりこれだけ近いと臨場感は抜群ですね。専スタに慣れてないレノサポは、ウォームアップ中スタンドにガンガン飛び込んでくるボールが当たって流血の怪我をする人もいたほどでした。

個人的には劇的展開すぎて胃痛がひどく、試合終了後は鳥取駅でしばらく横になっていました…。また、東京からの日帰りムチャクチャ遠征を初めて敢行したのがこの試合。

番外編 7月20日 練習試合 清水 3 – 0 MIOびわこ滋賀(三保)記録:

名古屋戦で引き分けた翌日、初めて練習を見学しました。滋賀はマイクロバスで清水まで来ていたことに当時びっくりしましたが、今思えばアマチュアはこれが普通、むしろ清水から滋賀なら東名から名神で3時間半なのでラクな方ですね。

ファンサのときに鄭大世選手がサポの横を通り抜けて外に歩いていっていたのですが、ストイックで自分にも他人にも厳しそうという印象が根強いからか、ぼくも含め誰も声をかけられなかったのをよく覚えています。なんて愚かだったんだ……。

2016年 – 17試合

レノファ山口がJ2に昇格し、清水エスパルスがJ2に降格してしまい、推しクラブがともにJ2を舞台に戦うことになったので、このシーズンの参戦は全てJ2の試合でした。

2月28日 J2第1節 山口 1 – 1 岡山(維新/11308人)記録:

山口のJ2がやってきた日、レノファに初めて1万人が集まった日、初めてアウェイを埋め尽くされた日、ビッグフラッグが初登場した日…、いろんな初めてがありました(岡山さんがあれほど押し寄せなかったら1万人越えてなかったと思います)。この年のJ2リーグ全462試合のオープニングゴールが生まれたのもこの試合でした(現鳥栖・島屋選手)。

2月末とは思えない温かい陽気の中の試合でしたが、翌日は寒波に襲われ維新公園は雪に閉ざされました。奇跡的な晴れに恵まれた開幕戦だったなと思います。余談ですがレノファ公式ツイッターのフォロワー数が1万人を超えたのもこの試合の日でした。

個人的には初めて東京から山口までの日帰りムチャクチャ遠征をしたのがこの試合。またこの試合でYouTuberおさかなさんが爆誕(下に動画を貼っています)。

3月20日 J2第4節 横浜FC 2 – 0 山口(三ツ沢/3122人)記録:

長く続く横浜FC苦手意識が始まったのがこの試合。この試合で2得点をとられたのが、のちにレノファで大活躍する小野瀬康介選手(現G大阪)でした。また、MF三幸選手が途中出場でJ2デビュー。才能の片鱗を見せつけます(見せつけたそうです(後ろから見てるとようわからん))。

開幕で最初の勝ち点を奪い第2節で初勝利するものの、その後の連敗でやはりJ2は厳しいよな…と思いつつも、次の山雅戦が楽しみすぎて、退場ゲートを出た頃には気持ちを切り替えている自分がいた記憶が鮮明に残っています。

(小野瀬ゴールでほぼ横浜FCの勝利が確実になったので)カズも出てきました。2枚目の写真のシーン、カズが水を飲んでる際にレノサポが「カズー!!」と言うと小さく手をふって応えてくれました。今のレノファゴール裏だったら面倒な種類の人が炎上させたかもしれない…。正直平和だったw

3月26日 J2第5節 松本 3 – 3 山口(アルウィン/10895人)記録:

もしかしたらJ2でも案外やれるんじゃね?と思うようになったのが、これもレノファクラスタで語り継がれる伝説の松本戦。なんせ昨年までJ1、それも降格チームでは最強の16位だったという相手に対してこのドアウェイのなか(レノファ史上初めてのリーグ戦での1万人超えアウェイ)で殴り合いを演じることができ、また三幸秀稔という驚愕のニューヒーローの登場が鮮烈でした。岸田選手が「手術直前」という大怪我で長期離脱を強いられたのがかえすがえすも残念。

4月9日 J2第7節 清水 0 – 2 セレッソ大阪(アイスタ/15083人)記録:

J2で初のエスパルス。実はアイスタのゴール裏(2F)はこの試合が初参戦。

慣れないJ2で、ホームで全く勝てないどころか1点も取れない試合が続いていた(ホームで2分2敗、0得点4失点)こともあり、試合後に選手たちに対してゴールコールが浴びせられていたのが印象的でした。味方選手にブーイングではなくゴールコールを送る清水サポをわりと本気で尊敬するようになったきっかけでもあります。

5月3日 J2第11節 山口 2 – 0 群馬(維新/4332人)記録:

これもレノファサポの間で語り継がれる伝説の試合「嵐の群馬戦」。中山仁斗(現山形)の反応鋭い先制弾、加藤大樹(現金沢)の劣悪なピッチを逆に利用した技ありゴールなど、サッカーではない何か別の競技でしっかり勝てたのが凄い。

朝から本当に凄い暴風雨で、これ本当にやるのか!?できるのか!??とみんなが言いながらスタジアムに集まった観客は4000人超え。GWとはいえ、何があっても来る変態熱いサポがこれだけいるということに驚愕したのを覚えています。群馬サポも30人ぐらいでしたか、大雨のなか湯もみ娘も含めていらっしゃっていました。

5月7日 J2第12節 山口 0 – 1 金沢(維新/6339人)記録:

スカパー時代はサタデーナイトマッチといい、放送時間の拡大、ピッチサイド解説、トラッキングデータを使った放送などの強化型中継をすることがあったのですが、これがレノファにやってきました。解説は戸田和幸さん、そしてピッチサイド解説は地元出身の安永聡太郎さん。彼らは「普通にやればレノファが勝てるでしょう」というようなことをおっしゃってくれたのですが、金沢に勝てないレノファの歴史はここから始まります…。というよりは、3バックでソリッドに守る相手には厳しいというのがいよいよサポにまで認識されるようになったのがこの頃だったかなと思います。

8月7日 J2第27節 町田 2 – 3 山口(野津田/4107人)記録:

今でもレノサポが絶対に負けたくない相手といえば真っ先に挙がってくるのが町田。この日はGK村上選手の誕生日でした。これまで公式戦出場がなかったのですが、この直後から正GKが一森選手(現岡山)から村上選手に変わります。

8月11日 J2第28節 山口 0 – 2 セレッソ大阪(維新/14532人)記録:

現在に至るまでレノファ史上最高観客動員となったセレッソ戦。個席数では約15000人(芝生席が+5000人分ですが実際そんなには入りません)の維新なので、この人数が入ると、ゴール裏の芝生にいる人の分を差し引いても、座席はほとんど埋まり切ることになります。

下に貼った動画を撮って席に戻った直後に関口の先制ゴール、終了前には山口蛍のおしゃれゴールで完敗。2018年シーズン終了直後に霜田監督が触れた「観客数が多いと勝てないような変な歴史」は、このあたりが始まりです。それでも自分の中では最も印象に残る試合のうちの一つです。

このぐらいのお客さんが毎試合入るようになったらたぶんJ1昇格は時間の問題だなぁと思うんですが、まだまだ先は長いですね。

8月14日 J2第29節 清水 2 – 2 山口(アイスタ/12729人)記録:

これが今までで一番、楽しみにしていた試合。推しクラブ同士の戦い。できれば清水が落ちずに、5年後とか10年後に山口が上に上がった時に当たりたかった。

前回対戦ではなすすべなく清水にボコられた山口ですが、今回は鄭大世選手の個の質に殴られながらも組織的な攻撃、特に三幸選手を起点にした変態的な得点などで互角の戦い。試合後のバス待ちで、目の肥えた清水サポが口を揃えて「あいつらはヤバイ」と言っていたのがちょっと嬉しかった。余談ですが三幸選手は前年にエスパルスに練習参加し、その能力で清水サポからも認識されていました。

9月18日 J2第32節 千葉 1 – 1 山口(フクアリ/10036人)記録:

ずっと来たかったフクアリに初参戦。レノサポは500人ほどいたそうです。後半ATの中山仁斗選手の得点で勝ち点を拾いました。今に続く「レノファとジェフの試合、必ず後半ATに点が入る」(2016年から2018年までの6試合の全てで後半ATに点が入っている)歴史の序章です。

また、当時まだほそぼそと活動していたレノファの関東サポーターグループが広く人を集めるようになり、ぼくが入ったのもこの時期でした。

9月22日 天皇杯3回戦 新潟 1 – 0 山口(デンカ/4084人)記録:

天皇杯で当時J1の福岡に勝利したことで「初めてJ1チームを撃破」したレノファの次の相手は当時J1の新潟。前年までレノファで昇格に貢献した小塚選手が在籍するなどもあり、雨の中山口からも結構な人数が参戦。惜しくもカウンターの1点に泣きましたが小塚選手と三幸選手の新旧オレンジファンタジスタ対決が印象的でした。

10月8日 J2第35節 清水 2 – 0 町田(アイスタ/10607人)記録:

これまでエスパルスの試合にいくつも行きながら、実はこの町田戦がホーム・アウェイともに初めての勝利で、初めての勝ちロコでした。前回対戦では清水のFW大前選手が肋骨骨折や肺挫傷などの大怪我をさせられたことで清水サポはピリピリムード。しっかり大前選手が決勝点を挙げることで借りを返しました。

10月30日 J2第38節 山口 0 – 2 横浜FC(維新/13311人)記録:

山口に初めてカズ(三浦知良)がやってくる!ということで大入りとなったこの試合。

参戦すると決めたときにはゴール裏が完売しており入れなかったのでバクスタで座って応援。これが、翌年以降シーズンチケットを買うようになったきっかけです。なお正確には、このシーズンまではバクスタの人はゴール裏を通ってメインスタンドまで行ける導線になっていた=ゴール裏に行きたかったら行けたのですが、それはしませんでした。そして2017シーズン以降は導線が完全に分離されました。

会場の観客がカズ登場に拍手したということでどうなの?という声がコアなサポの中で起こったようですが、個人的にはレノファは「純粋にチームを応援する人だけが集まってくれればいい」などと言える段階からはまだまだ全くもって程遠いので、どんなきっかけでも、たとえ相手チームのスター選手目当てでも、来てくれることに意味があると思ってます。個人的には満員のスタジアムそのものに価値を見出すタイプなので、そういう機会をもたらしてくれてよかったと思う。スタジアムに人が来て初めて、それを定着させること・サポーターとして育てることを考えればいいので。

11月3日 J2第39節 東京V 2 – 2 山口(味スタ/4054人)記録:

このブログをまとめている時点で最も多く訪れたスタジアムが(維新・アイスタを除くと)味スタの6回なのですが、その1回目がこの試合でした。レノファサポがある特定の主審の名前に対して極端な反応を見せる原因となった試合でもあります。2枚目の写真と試合記録上の最終スコアに注目。

11月6日 J2第40節 群馬 2 – 0 山口(正田スタ/2850人)記録:

関東のレノファサポの間では、極寒の群馬戦として記憶に残っている試合です。なぜこの季節に日曜ナイトゲームなのか。

11月12日 J2第41節 清水 2 – 1 岡山(アイスタ/16740人)記録:

秋口のセレッソ戦での劇的AT逆転勝利から連勝を続けるエスパルス。この試合で勝利したことで、松本山雅を得失点差でかわして2位に浮上します。そのような状況とホーム最終戦ということもあってこの年最大の大入りでした。試合前の挨拶で静岡市長が「アルジャーノ岡山」と連呼してサポは苦笑、岡山サポはファジアーノコールで返すというコントもありました

11月20日 J2第42節 水戸 0 – 2 山口(K’sスタ/7274人)記録:

シーズン最終戦。福満隆貴選手(現セレッソ大阪)の個人技で2点をとり、J2初参戦のシーズンを12位でしめくくりました。水戸に縁のあるMIKKOさんもゴール裏に参戦。

だいたいスタジアムのうどんはデロデロであんまり美味しくないものなのですが、水戸のスタグルのけんちんうどんはすごく美味しくて、晩秋の寒空の下ではありがたいメニューでした。

この試合のあとのファンサで上野監督と最初で最後の握手ができたのもよく覚えています。

番外編

10月10日 Jユースカップ2016 横浜FCユース 4 – 1 山口U-18(横浜LEOCトレーニングセンター) 記録:

当時県ユースリーグ(2部)で戦うレノファユースが関東にやってくる!!ということで、朝早くしかも保土ヶ谷のアクセス最悪な場所ですが頑張って行きました。

やはり当時激戦のプリンス関東で戦っていた横浜FCユースということで格が違う(まず体格から違う)相手でしたが、当時2年生の小柄なFW澤野選手のスーパーなFK弾で1点を返すなど印象に残る試合でした。クールダウン中も1人ずつサポ(5〜6人のレノサポがいました)のところまできて挨拶してくれるのも印象的でした。

2017年 – 26試合

2月25日 J1第1節 清水 0 – 1 神戸(アイスタ/17861人)記録:

J1復帰最初の相手は神戸でした。全然負けてなかったと思うのですが、疑惑の判定で1点に泣き敗戦。そういえばエスパルスの試合で初めてゴール裏(1F/2F)から離れて観戦。普段あそこにいる自分たちの応援が生でどんなふうに聞こえるか、実は初めての体験でした。

2月26日 J2第1節 岐阜 2 – 2 山口(長良川/6587人)記録:

静岡からハシゴして岐阜に。レノファにとってJ入り後初めてのアウェイ開幕は、悪夢の岐阜戦でした。かつての仲間を擁する相手に良いように回され…。

試合前岐阜武将隊の鉄砲隊のパフォーマンスがあったのですが、岐阜サポは自分たちのチャントを歌い続けていた一方で山口サポがパフォーマンスの掛け声に反応して「えいえいおー!」とか返していたのがプチ話題になりましたw

個人的にはこの試合でキックオフ直後に岸田選手から生まれた先制点の瞬間に脚をくじいたことがきっかけで、実は5年前に右膝の前十字靭帯を断裂していたことが発覚します(山口の三幸選手・清水のデューク選手や鎌田選手が苦しんだ怪我と同じ怪我です)。前十字靭帯が切れっぱなしで5年間過ごしていたのです。

3月5日 J2第2節 山口 1 – 2 福岡(維新/9651人)記録:

組織で何もできなかった岐阜戦があるなら、個の能力で何もできなかった福岡戦がありました。ウェリントン選手(現神戸)のバケモノのような体を見て、こりゃあ敵わんわと思ったのをよく覚えています。

試合前には地元出身の淳がリーダーのjealkbのスタジアムライブもありました。そういえば最近あんま来てくれないしあんまりレノファレノファって言ってくんないな(´・ω・`)

3月15日 ルヴァン杯 A組第1節 柏 1 – 0 清水(日立台/5423人)記録:

初めての日立台は、平日ナイトゲーム。開門後に着いたけど余裕でめっちゃいい席を取れました。このピッチまでの近さは、鳥取のホームとりスタを上回るものですね。サッカーを見るためだけ・応援するためだけに作られた場所という雰囲気で、モダンで大きくてきれいなスタジアムが増えている中でこういうスタジアムがJ1にあるのもまたいいことだなと思います。

清水のDF立田悠悟選手の公式戦デビューがこの試合でした。2018年は本職のCBではなく右SBとしてJ1でレギュラーを掴んでいますが、この試合での印象からはこれほどまで急激な成長を見せるとは正直思っていなかった。さすが育成の清水だなと思います。

一方の元レノファ小池龍太選手も、この試合まではカップ戦要員でしたが、この直後から柏の右SBのレギュラーをつかみリーグ戦で出るようになります。

4月1日 J2第6節 水戸 1 – 1 山口(K’sスタ/3,072人)記録:

FW前田大然選手(現・松本)の驚異的なスピードにCB陣が為す術なく失点するも小野瀬選手のPKでなんとか引き分けた試合。しかし…水戸のゴール裏の見にくさ…(´・ω・`)

4月8日 J1第6節 柏 0 – 2 清水(日立台/9432人)記録:

ルヴァンでの前哨戦に続きリーグ戦でも日立台に参戦。元レノファ小池龍太はこの頃はもうリーグ戦のスタメンです。小雨が降りしきる中でしたが、日立台の快適な立ち見席は清水サポで満員で、鄭大世選手の得点などで快勝。柏はこの試合の後から8連勝を含む10戦負け無しで首位に躍り出ました。

まとめていて気づいたのですが、実はこれが自分自身の清水サポとしてのアウェイ初勝利でした。

4月15日 J2第15節 山口 0 – 1 千葉(維新/4287人)記録:

日帰りでホーム維新に参戦。疑惑の判定で後半ATにPKを与えることとなり敗戦しました。その対象となった選手は今はレノファ戦士なので、もう誰も触れることはないです。この試合では関東のレノサポで作った大旗を振っていました。

帰りの飛行機が偶然ジェフの選手たちと同じ便で、僕の席のすぐ横の通路を通って後ろまで行く選手たちの、特にラリベイ選手の体のデカさ・厚さを見て衝撃を受けました。自分と生物として同じ種とは思えない…。。(そのラリベイ選手も2018シーズンでジェフを去ることになりました)

5月3日 J2第11節 湘南 1 – 0 山口(BMW/8393人)記録:

先頭集団を走っていた湘南に残留争いのレノファが挑む格好でしたが、固く守りチャンスも作り、そんなに負けてない試合だった印象があるのですが、やはり1点に泣いて敗戦。このシーズンはとにかく1点差負けが多かった。失点数がそんな絶望的に多かったわけじゃないんですが(多いのは多いけど)、攻撃力がね…。

試合前にはなぜか放送席に乱入する我らのスタジアムMCw

5月5日 J1第10節 ガンバ大阪 1 – 1 清水(吹田/31948人)記録:

清水がJ1に復帰するということで大きな楽しみの一つだったのが吹田に行けるということでした。この日は大型連休中ということもあり、スタジアムに着いた時点で待機列の自分の列番号が2000番台で、入場するまでに後ろ1000人いたというのに衝撃。自分たちの声も相手の声もよく響き、清水が先制点を挙げるなど雰囲気は最高でした。

5月17日 J2第14節 群馬 2 – 1 山口(正田スタ/1617人)記録:

降格争いを演じる群馬との直接対決。前年が冬の日曜ナイトゲームならこの年は平日ナイトゲームと、遠征する側にとってはたどり着くまでが大変。午前中で仕事を切り上げ、東京の大手町で関東サポの人たちと合流して群馬まで行きました。確かFM山口東京支社長の御前さんと一緒に行ったのがこの試合でした。

群馬はカンスイル選手の加入などで調子を上げており、レノファも餌食となり敗戦。先制点を上げた群馬MF高井和馬選手は今はレノファ戦士。

5月20日 J1第12節 浦和 3 – 3 清水(埼スタ/33458人)記録:

清水J1復帰のもう一つの楽しみは埼スタ参戦でした。興梠慎三選手に3得点をとられるものの、テセさんの技ありスーパーゴールなどで一時は逆転するなど盛大な殴り合いを演じました。埼スタのアウェイ側は縦に細長いことで、後ろの清水サポの声がかぶさるように聞こえてテンションが上がります。

5月24日 ルヴァン杯 A組第6節 大宮 4 – 0 清水(NACK5/6461人)記録:

同じ週に2回さいたまに行くと同時に、2014年以来3年ぶりの大宮でした。カップ戦予選の最終節は、清水はすでに敗退が決定していたので大幅に若手起用に舵をきり二種登録選手などを多く出場させました。大敗となりましたが今季のクラブの至上命題はリーグ戦での残留であり、選手の出場機会を重視したこの選択はサポも全員理解していましたし、特に荒れるような様子もありませんでした。

サンバ隊が2階席にいて自分は1階席にいたため、サンバの音が上から来て雰囲気最高でした。

6月3日 J2第17節 横浜FC 1 – 0 山口(三ツ沢/3575人)記録:

上野監督が解任され前節から猿澤さんが暫定指揮をとるという状況のなか、加藤大樹選手(現金沢)が顎を骨折させられるなどもあり、天敵横浜FC相手では何もできずに敗戦。

横浜FCのスタッフに山口県出身の方がおり、その方が山口市出身者の関東でのコミュニティ七夕会とつながりがあったとのことで、この試合ではレノファサポがピッチサイドで見学できるという信じられないような特典がありました。このとき間近で見た和田昌士選手(現マリノス)のドリブルがさながら足にボールがぴたーっとくっついて離れないように見えて、サポ同士ですげえすげえと言っていました。「実際Jリーガーって想像を絶するぐらい上手い」という当たり前の事実を改めて実感したのが記憶に残っています。

6月4日 J1第14節 清水 0 – 2 FC東京(アイスタ/13442人)記録:

一番やられたくなかった大久保嘉人に2点も決められて撃沈…という試合でした。不都合な真実すぎてか、あまり記憶に残っていません。

この試合の後、断裂が発覚していた右膝の前十字靭帯の再建手術をするため入院。その後も当分の間ゴール裏がお預けになりました。

7月29日 J1第19節 横浜FM 2 – 2 清水(日産/24881人)記録:

靭帯再建手術を経た退院後最初の試合。自力で歩けるのですが、まだ膝には特殊な器具をつけて靭帯を保護していました。

日中はとてもいい天気だったのですが家を出た後になって大雨が降り出し、スタジアムにたどり着くのも試合開始直前になりました。清水サポは写真の通りほとんどが屋根の下にw 観客数に対してでかすぎる箱ですが、屋根がゴール裏を覆っているので応援の反響はとても良かったです。マリノスFW齋藤学選手のPKを我らのGK六反がスーパーセーブするなどして勝ち点を拾いました。ところでマリノスの看板スポンサーのジヤトコは静岡が本社の会社なのですが…(´・ω・`)

8月11日 J2第27節 千葉 2 – 1 山口(フクアリ/11550人)記録:

膝の手術に伴うゴール裏ドクターストップはまだ当分続く見込みで、座っておとなしく試合を見れる性分でもないので、もともと好きだった写真撮影をもう少し、ということで新たにフルサイズミラーレスと望遠レンズを購入。先んじて届いたカメラがデビューしたのがこの試合でした。

小塚選手の完璧スルーパスから獲得したPKを岸田選手が沈めるも、後半ATにパワープレーに屈し敗戦。そうです、レノファとジェフの試合は必ず後半ATに得点が生まれるのです(この頃はまだ全然意識してなかった…)。

8月16日 J2第28節 山口 3 – 2 群馬(維新/5658人)記録:

降格争いが事実上、四つ巴に絞られた中での裏天王山・群馬戦でした。夏の維新劇場〜光をつかもう〜と題してマエダ商事さんの協力のもとLEDブレスレットが配布され、スタジアムの照明が落とされた中でのヤマグチ一番という出来すぎた試合でした。個人的にもこの年のレノファの現地観戦における初勝利でした。長かったぞ…

9月2日 J2第31節 京都 1 – 2 山口(西京極/4896人)記録:

京都ぐらいなら日帰りでいけるんじゃね?と思い、行くことにしました。

京都といえば古豪でスタジアムアクセスも悪くはないわりにお客さんが少ないのですが、西京極に行ってみるとコアサポの人がバックスタンドまで出向いて積極的に巻き込もうとしている様子が伺えて、苦労してて努力してるんだなぁと思ったのをよく覚えています。亀岡の新スタになると直線距離は遠くなるけど実は京都駅から乗り換え不要になり、快速なら乗車時間も変わらず、駅からも「近い」から「超近い」になるので、アクセスは実質改善するのかもしれません。お客さんが増える(戻ってくる)といいんですが。

この試合の直後、育成型期限付き移籍でレノファに来ながら出場機会を失っていた米澤令衣選手がセレッソに復帰します(J3のC大阪U-23で出場するため)。

9月16日 J1第26節 清水 0 – 3 川崎(アイスタ/13585人)記録:

本当に何もできなかったと言う他ない試合でした。3-0というスコア以上に圧倒された印象でした。左で高い位置をとる川崎の快速サイドアタッカー長谷川竜也に最終ラインの後ろを好き放題に引っ掻き回されたのが特にトラウマでした。この人が静岡出身というのも複雑な気持ちになった要因の一つ。

9月20日 天皇杯4回戦 川崎 4 – 1 清水(等々力/7641人)記録:

中3日で再び川崎戦。直前のリーグ戦で1点決められたFW森本貴幸選手に、今度は天皇杯でハットトリックを決められました。1週間で同じ選手に4点決められることもそうそうないでしょう。リーグ戦の方は本当に勝ち目がまったくないかんじで負けた印象が強く、一方こちらの天皇杯の方はそれほどの差は感じなかった気がするけど気づくと大量失点してた…という印象で、要するにどんな状況でも勝てる川崎の強さにただひれ伏すことになりました。

隣県とはいえ平日ナイターの天皇杯でもこれだけ集まる清水サポは凄い。

9月24日 J2第34節 松本 2 – 3 山口(アルウィン/12817人)記録:

これもレノファの伝説的な試合の一つ。オウンゴールとPKで自滅的に2失点することで自ら舞台を整えてしまうと、後半最後の10分で3点とって逆転勝利。レノファサポ、そしてJリーグファンが池上丈二選手の存在を知ってしまった試合でした。そしてアルウィンでは2年連続での3得点となりました。

終盤に運動量が落ちるとともに精度も落ちゴール前で決定的なミスを連発した山雅と、(序盤に決定的なミスをしまくりながらも)最後まで誰一人運動量が落ちずに、最終ラインからのロングカウンターに何人も走り込んで得点するなどしたレノファ、という試合でした。下の写真でもあるように最後まで走り抜いた小野瀬選手が、喜ぶ他の選手たちの後ろで疲れ切って座っている様子が印象的でした。

9月30日 J2第35節 福岡 2 – 1 山口(レベスタ/9050人)記録:

レノファ史上最大のアウェイ応援団が押し寄せたのがこの福岡戦。当時の山口のカルロス・アルベルト・マジョール監督にとっては古巣対決でもあります(ブルックス時代の選手でした)。この年のレノファはPK癖に悩まされており、簡単にPKから先制点を与える苦しい展開でそのまま敗戦。後半ATのDF前選手の魂のゴールで少し救われたような気持ちになったのを覚えています。

レベスタのメインスタンドの裏はなんだか小さなショッピングモールみたいな作りで、とてもきれいでした。

10月15日 J2第37節 長崎 2 – 1 山口(トラスタ/5545人)記録:

「九州は全然行ってないよな」という雑な動機で長崎に行くことに決定。トラスタは、2万人クラスの地方陸スタとしては他に並ぶもののない最高のスタジアムだと思います。全周を覆う屋根、スタンドの高さ・見やすさ、音響、アメニティ、アクセスなど、どれをとっても他の田舎の国体スタとはひと味もふた味も違います(維新もこの規模の陸スタとしては非常にいい箱だと思うのですが、屋根とゴール裏のトイレ事情と音響などは大きな差ですね)。

試合は長崎の地力を感じさせられる結果に。もうこれは行っちゃうなというか強すぎて迷惑だから行っちゃってくれとか思っていました(雑

10月21日 J1第30節 仙台 0 – 0 清水(ユアスタ/14338人)記録:

初めての東北。指定席で観戦したのも初めてだったかも。おかげでのんびり開門後に行けました。

しばらく失点のかさんでいた清水は守備にテコ入れを図ったようで、この試合をスコアレスドローで終えました。

元清水の平岡康裕選手・野津田岳人選手が挨拶に来てくれて清水サポがみんなそれに熱く応えていたのも印象的。また、近くに座っていた仙台サポが、清水サポの応援のシンクロ度合いにとても感動しているようでした。サンバ隊のリズムや、手拍子のズレなさが凄かったらしい。確かに清水の応援はある程度応援自体にも集中してないとできない部分もあるので、自然と感覚が鍛えられるというのもありそう。

10月29日 J1第31節 FC東京 0 – 0 清水(味スタ/13417人)記録:

守備にテコ入れをはかった清水は前節に続いてスコアレスドロー。非常に惜しいシーンもあったのですが。台風が近づく大雨・強風の中の試合でした。芝は水を含みまくっていて、「田ッカー」に近い状態。味スタは意外と排水設備は完全ではないのね(日産とかと比べると)。

11月5日 J2第40節 東京V 1 – 2 山口(味スタ/6529人)記録:

二週連続での味スタ。やや不運な形で先制点を献上し、「悪い時って運まで悪いことが起こるよなぁ」と思っていましたが、後半にわずか2分間の逆転劇、そのまま逃げ切り勝利しました。残留圏にいる1つ上の熊本を残り2試合で勝点3差まで捉えたため、これは他力(J3沼津・秋田の応援)ではなく自力で残留を勝ち取れる可能性もあるととてもテンションが上がりました。

11月12日 J2第41節 町田 0 – 1 山口(野津田/5478人)記録:

小塚選手の芸術的アシストからの星選手の決勝点を守り抜き、チームはここへ来てようやくシーズン2度目の連勝。町田にとっては、下位のチームにホーム最終戦で負けた上、社長の挨拶が若干言葉が足らず誤解を招く形になった…ということで町田サポは非常にピリピリしていました。ともあれこの勝利でレノファは20位に浮上し、3ヶ月15試合ぶりの降格圏脱出をこの土壇場で果たしました。

ヤマグチ一番では少し恥ずかしそうにする選手たちを「もっと近くに!!」と呼ぶサポーターの様子が下の動画におさめられています。この状況でクラブ・選手・サポの間に溝ができてもおかしくないこの1年でしたが、それを選ばなかった自分たちには小さな誇りを感じています。

11月19日 J2第42節 山口 1 – 1 愛媛(維新/9397人)記録:

この試合の開始前の時点でJ3からの昇格はライセンスの関係上1チームしかないことが確定しており、J2最下位も群馬で確定しているため、レノファの残留は決まっていました。しかし他力で助かって来季J2で戦うのと自力で順位を上げて20位(以上)をキープして残留するのとではその勝点差1以上の違いがあるというのは当然みんなわかっていて、積極的な戦いを見せてくれました。得失点差がもう1点だけプラスなら讃岐をまくって19位だったのですが、自力残留というだけでひとまず十分。

この試合で先制点をとった大石治寿選手はこの2018年オフで満了となってしまったのですが、できればまたピッチ上で会いたいですね。

この試合はこの年の2番めの観客数だったのですが、最多はアウェイ動員の多かった福岡戦の9651人なので、レノファを応援する観客が最も多く駆けつけたのがこの愛媛戦だったことでしょう。

11月26日 J1第33節 清水 2 – 3 新潟(アイスタ/17091人)記録:

自分にとっての2017年のサッカーの見納めの試合。手術した膝もよくなってきたので、ゴール裏に戻ってきました。
幸先よく2点を奪うものの、直接FKを叩き込まれたの皮切りに意図の見えない交代策が悪影響となって連続失点。挙句慣れないポジションに投入された鎌田選手は膝の靭帯再断裂の負傷で交代するなど、清水にとっては得るもののない試合という印象で、残留争いからも結局抜け出せないまま最終節の神戸戦に挑むことになりました。

清水一筋・杉山浩太選手の引退に華を添えられなかったのは心残りでした。今杉山さんは清水のフロントマンとして営業で辣腕をふるっています。

3月5日 YMFGレディースサッカー大会 レノファL 0 – 3 徳山大学(維新ラグサカ)記録:

ちょうど福岡戦の前座として維新ラグサカで行われた試合。レノファレディースがずっと勝てない徳山大学相手に前半0-0と、もしや!?と思いきや、後半に一気に差を見せつけられ完敗。この試合で増田圭純選手が引退をされました(ピンクのバンダナをしている選手)。

2018年 – 43試合

2月18日 PSM 山口 0 – 2 広島(維新みらスタ/7226人)記録:

霜田レノファに漠然とした期待感のあったなか、ついに非公式戦のためにわざわざ山口まで行くようにまでなってしまいました。長い脚・広いストライドでガシガシ走るパトリックを止められず、裏抜けにカウンターにと良いようにひっかきまわされた…ただただそんな印象でした。失点は不運もあったとはいえ、得点が取れなかったのは正直不安材料でした。

ところでPSMを開幕直前に行うことは開幕戦の観客数を若干減らす方向に作用するのかなと推察しています。これは1試合分多くの入場料収入が生じるという意味では必ずしも悪いことではなく、何より公式戦さながらの状況で隣県のJ1の胸を借りる意義は他に代えがたいものなので、今後も続けてほしいですね。たとえ同じカテゴリで戦うことがあっても。

初めて維新の北側ゴール裏がホームとなった試合ですが、後ろのセコイアの並木がきれいで、悪くない景色です。

2月25日 J2第1節 山口 4 – 1 熊本(維新みらスタ/7456人)記録:

レノサポに、そしてJ2に激震を与えた衝撃の開幕戦。初めてメインスタンドで写真撮影でした。維新のメインは見やすいですね。屋根も高さもありゴール裏の声の反響もあり、サッカーをじっくり見たい・スタジアムの雰囲気を感じたい人にはおすすめできます。

霜さんには期待をしつつも、就任時から開幕前の言葉では「情熱的・戦術的に戦う」「選手が成長するため」などといった抽象的な表現が多いことに正直一抹の不安も抱いていました。でもそれは観客に対してわざわざ言葉で説明するような野暮なことはする必要がない、やって見せればいい、ということだったんだな〜とこの試合を見て思いました。このサッカーなら1年本気で応援できるよね、と近くの席の人たちと言葉を交わしあったのを覚えています。
(広島戦では片鱗を見せるもちょっと相手の格が違いすぎて明確に出し切れなかったということかな)

3月3日 J1第2節 神戸 2 – 4 清水(ノエスタ/24058人)記録:

実は個人的に浅からぬ縁のあるヴィッセル神戸が相手ということで開幕前から楽しみにしていた試合。神戸にとってはホーム開幕とあって大入りで、狭い清水ゴール裏も全席完売でした。たまたま取れた席がまさかのバンデーラの真下。初めてのバンデでしたがこれジャンプ応援するには体のバランスが取りやすくなってとても良いですね。

試合はクリスラン選手の後ろから前に出る魔術的な動きで先制、ニューヒーロー立田悠悟の得点など4得点、新しい清水を感じさせられる試合でした。FKを直接沈められるなど相変わらずセットプレーに弱いいつもの清水もw

3月4日 J2第2節 山口 1 – 0 愛媛(維新みらスタ/5095人)記録:

神戸から山口にハシゴ。オナイウ阿道選手の絶品のオフザボールの動きでドフリーになって決めたゴールで、対愛媛初勝利。観客数の少なさが気になったのをよく覚えています…。

この頃には、大卒ルーキー山下敬大選手の動き出しの良さやゴールへの嗅覚などで、これは戦術がフィットしJ2の強度感やスピード感に慣れてきたらヤバイことになるぞ…と思うようになりました。

3月11日 J2第3節 栃木 2 – 5 山口(グリスタ/4681人)記録:

「決していい状態ではなかったが、個の能力でゴリ推して粉砕した」と表現するに尽きる試合でした。立ち上がりから積極的な戦いをする栃木に若干タジタジ、それでもPK以外の4得点いずれもシュート技術を褒める他なく、またそこに至るチャンスを1本のパスで作ったという展開でした。レノファが個の能力で殴るという日がくるとはと思ったのを覚えています。

3月17日 J2第4節 水戸 3 – 0 山口(K’sスタ/4457人)記録:

北関東連戦、そして無敗同士の首位頂上決戦だったのですが、水戸に為す術なく完敗。運動量、前線の守備の連動で負けていた印象。佐藤健太郎選手の負傷離脱も痛かった。レノファは首位から脱落し、水戸はこれで首位に浮上しました。

水戸の長谷部監督も山口の霜田監督もジェフ出身なのですが、なぜ千葉は無限に良い選手・良い指導者を輩出しながら(おっとこれ以上はいけない)…などと思っていました。

3月18日 J1第4節 清水 1 – 1 仙台(アイスタ/13965人)記録:

金子翔太選手の超絶ミドルで先制したのが印象的。あの小さい体のどこにそのパワーがあるのか。今季は金子翔太選手のミドルシュートを結構見れた気がします。何か意識の変化あるいは集中的なトレーニングがあったのだろうか。

3月31日 J2第7節 山形 0 – 1 山口(NDスタ/5029人)記録:

北関東連戦の次は、東北連戦でした(まとめていて気づいた)。決勝点は高木大輔選手の完璧裏抜けから生まれた素晴らしいゴールでした。それと同じぐらい衝撃だったのがオナイウ阿道選手の身体能力。それを枠に飛ばすか!というような体を捻っての強力シュートが何度か飛び出してて、もちろんそれはこれまでの何試合かでもわかってたんですが、こりゃあ改めてヤベエよなと思ったのを覚えています。

山口DF渡辺広大選手の前所属チームということで、地元山形のコーダイ女子の皆さんがオレンジTシャツを来て山口ゴール裏に来てくれていたので、許可をとって写真を撮らせてもらいました(2枚目)。

4月7日 J1第6節 磐田 0 – 0 清水(エコパ/30598人)記録:

人生初の静岡ダービー。昨年は4年ぶりのダービーということもあり雨の中4万人動員したこのカードでしたが、今年は3万人どまり。それでもアイスタの2階席は3000人少々しか入れないところエコパでは4000人以上が入れるゴール裏で、自分自身も未体験ゾーンでした。屋根がついていてスタンドも湾曲しているので、アイスタよりも構造上自分たちの声が響きやすいんですよね。

昨年はこのカードこのスタジアムでボコボコにされましたが、今季はしっかりとした守備が機能して無失点。なんとか勝点1を拾いました。

4月15日 J1第8節 浦和 2 – 1 清水(埼スタ/28295人)記録:

2年連続での埼スタ。昨年も興梠慎三にやられましたが、今年も。清水のDF立田悠悟選手が興梠慎三のオフザボールの動きに完全に幻惑され簡単に決められた印象でした。これほどの動きをするFWは清水にはいないため紅白戦で練習しようにもできないといったところか。みんなで、あれは格が違いすぎた、立田はこれで成長してくれるだろう、と話していました。

4月18日 ルヴァン杯 A組第4節 FC東京 2 – 2 横浜FM(味スタ/8320人)記録:

珍しい機会をいただいたので観戦。開始早々あり得ないようなミスで得点が生まれたのを生で見れたのはよかったのかわるかったのかw マリノスサポの声がものすごかった。味スタは屋根の構造がいいのかはたまた材質がいいのか、他の屋根付きスタジアムよりもさらに反響がいいです。

4月22日 J2第10節 町田 1 – 2 山口(野津田/3535人)記録:

1回も欠かさず観戦している町田での試合。PKじゃんけん発動、小野瀬康介選手(現・ガンバ大阪)のバースデーゴールで勝利。2枚目の写真はそんな小野瀬選手を手荒く祝福するイレブンの様子。それよりもDFヘナン選手が肉離れで交代となったときの涙にレノサポみんなが心打たれていました。よく見たら2枚目の写真の中にヘナン選手いるw(スーツの霜田監督の手前にいるひげの選手)

4月28日 J2第11節 山口 1 – 2 新潟(維新みらスタ/6374人)記録:

後半ATのPK献上でホームで初めて負けるという悔しい試合でした。DF瀬川選手がしばらくメンバーから外れる原因の試合ともなってしまいました。悲喜こもごもの後半AT、というのが今シーズンのレノファの特徴の1つでしたが、そのうちの1試合。ゴール裏先頭に高木大輔選手の弾幕が張り出されているのは新潟にお兄さんの高木善朗選手がいることを意識してのもの(なおこの新潟の決勝点となるPKは高木善朗選手のクロスから生まれたものでした……)。

5月2日 J1第12節 広島 2 – 0 清水(Eスタ/8029人)記録:

大雨のなか初めてのビッグアーチ。選手の能力に大きな差は感じませんでした。でもクロスを上げさせない、シュートを打たせない、体を投げ出してブロックする、そういったあまりに基本的なところに、信じられないほど大きな差を感じました。城福監督が甲府で成功し、東京では成功できず、広島で成功した(成功したと言っていいでしょう)、その理由がわかった気がしました。

個人的には膝の手術後のリハビリも兼ねて長距離ランをするようになって半年で、ゴール裏90分バモっても脚に全然こなくなったことにこの試合で気づきました。帰りのバスで立ちっぱでも平気。みんな良い応援をしたかったら自分の体作りもしていこう。

5月3日 J2第12節 甲府 1 – 1 山口(中銀スタ/8416人)記録:

かつてレノファを2度昇格させた上野氏が甲府の監督に就任した1試合目、レノファの昇格と残留に貢献した甲府MF小塚選手の古巣対決、プロデビューの地・甲府に初めて敵軍として乗り込んだ山口MF三幸選手、そして土壇場でのFKからコーダイさん(DF渡辺広大選手)の魂のヘディングで勝点1をもぎとるなど、ただただ見どころばかりの1試合でした。

コーダイさんは特に、最終ラインで体をはりゴールからボールを掻き出すようなプレーもあった中での追撃弾だったので、MVPだと思います。また「攻撃は問題ないが守備力が足りない」として甲府を戦力外になった三幸選手が今やレノファのアンカーとして攻守に大車輪の活躍をしているの見せつけることができて鼻が高かったですね。甲府サポの野太い声での三幸コールも嬉しかったです。トリくんが持ち前の気迫で球際激しくバトルしていたので、交代時には甲府サポからブーイングが飛んでいました。

甲府はこのレノファ戦以降のリーグ戦でしばらく大量得点で勝ちまくっていて(最終的にJ1昇格した大分を相手に6-2で勝つなど)、「あっこれは甲府が昇格するやつだな」とこのときは半ば確信していました。

5月6日 J2第13節 京都 1 – 2 山口(西京極/7093人)記録:

大卒ルーキーFW山下敬大選手(24)のユニホームを買うきっかけになった試合です。ここまで全試合に出場し、完璧な抜け出しなどで幾多のチャンスに絡むもここまで1得点どまりだった山下選手ですが、この試合で決勝点をあげます。チーム全員が祝福していた(鳥養選手は「やっと決めたかオイ!」と抱き寄せるなど)のがとても印象的でした。

山下選手は心配されていた古傷も問題なく、サイズがありながら試合終盤まで落ちないスピードと運動量を背景にした攻守の献身性があり、攻撃面では裏への抜け出しなども優れているので、これから圧力を受けながらでも落ち着いてシュートを打てる技術・ねじ込めるパワーがついてくればすぐにJ1で通用する点取り屋になれそうな気がしますがどうでしょう。

5月12日 J1第14節 清水 4 – 2 湘南(アイスタ/14624人)記録:

ユース卒の北川航也選手が2点取れば、高卒生え抜きの金子翔太選手が点を取り、助っ人FWのクリスラン選手も。チームが上手く回っているなぁと思うような試合でした。湘南相手に走り負けなかった印象がありました。

ところでこの日の同じ時間帯にはレノファ山口が東京ヴェルディ相手に変態的な試合を演じていました。日本平からバスで帰りながら速報を見て、ファッ!?となっていました。

5月20日 J1第15節 川崎 3 – 0 清水(等々力/23969人)記録:

W杯によるJ1中断前の最後の試合でした。奇しくも静岡にもフロンターレにも縁の深い西城秀樹さんが亡くなられた直後の試合ということで、清水サポーターからも追悼が捧げられていました。
(余談ながら横浜FCのカルフィン・ヨン・ア・ピン選手の清水時代のチャントがYMCAでした)

試合は中村憲剛選手を止めることができず失点を重ね敗戦。満員の等々力の雰囲気というのは、浦和とはまた違った種類のアウェイ感を感じますね。

5月27日 J2第16節 山口 1 – 0 讃岐(下関/5034人)記録:

初めての下関。石段の立ち見席も密度感がぎっしり詰まって悪くないですね。5000人という観客数が発表された時、ホントに?もっと入ってない!?と思ったのですが、小ぶりなスタジアムにこれだけ入ると結構はいったように見えるものなのですね。

試合は三幸選手の華麗すぎる抜け出しからの決勝点で、首位大分と同勝点・得失点差1の2位まで迫りました。しかし試合内容は讃岐の策にハマったというか相手に合わせたサッカーをしてしまった印象があり、霜田監督もおかんむりでした。対讃岐はこれまで全勝ですが実はハイスコアな試合は1つもなく、引いて守られるといかんともしがたいレノファにとっては常に内容的にも厳しい相手でした(実際秋の対戦では1点も取れずスコアレスドロー)。

帰りの飛行機を完全に逃しそうになるも、タクシーの運転手さんに無理を言ってギリギリ間に合いました。

6月2日 J2第17節 千葉 2 – 2 山口(フクアリ/9787人)記録:

5月から続く負け無しを継続中も苦手のフクアリに乗り込みました。屋根付きでコンパクトで観客数の多いフクアリでジェフの点が決まると、その時の歓声の圧は凄まじいものがあります。全方位からガツーン!と歓声がぶつけられるような感覚です。オナイウ阿道選手の古巣恩返しゴール、三幸選手の試合終盤まで落ちない運動量からの前選手の魂のヘディングで土壇場で追いつくなど、ハラハラドキドキの試合でした(何度も言いますがレノファとジェフの試合は必ず後半ATに得点が生まれるのですw)。

記事の一番下でも触れているのですが、レノファの関東サポーターグループは必要に応じて応援の中心部の各役割を担うことがあります。それに備えた太鼓隊練習会に参加したり自主練したりしていたぼくは、このジェフ戦で急遽太鼓をまかされることに。体力も神経も使うしまだまだ下手くそで大変なのですが、正直めっちゃ楽しかった。何をするにしてもそこで何らかの役割を果たすことはやっぱり充実感に大きく影響するもので、そういう意味でとても良い機会をもらえてよかったです。

6月16日 J2第19節 徳島 1 – 2 山口(鳴門大塚/4828人)記録:

昨年大敗を喫した徳島にリベンジ。個人的には初めての四国参戦でした。神戸からバスで淡路島経由で鳴門入りし、駅近くの宿から徒歩でスタジアムまで。

試合は前線の連動したなか生まれた小野瀬選手の2ゴールで勝利し、3ヶ月ぶりに首位に浮上。正直自分もこのときは完全にその気にさせられていました。DF坪井選手の「まだ早い」にハッとする人もいれば「またまた〜〜」と思った人もいたことでしょう。今思い返せばこの徳島戦も含めて薄氷の勝利が多かったというのは霜さんのシーズン終了後のコメントの通り。でも夢を与えることがクラブや選手の役割であるなら、折り返し前に首位に立つという形で夢を見せてもらえたことは有言実行であるし、感謝しないといけないですね。

6月23日 J2第20節 岐阜 2 – 2 山口(長良川/8317人)記録:

あちらのエースが2得点ならこちらのエースも2得点。超ポゼッションの矛と超高圧の矛が殴り合う。雨の中でしたが、こんな片田舎でこれほど見ごたえのある試合が見れるのかというような試合でした。出場機会の少なかった大崎選手が気持ちが入りすぎて退場になったのが残念でした。5月の甲府戦からの負け無し記録は継続中でしたが、一方で14試合勝ちなしのトンネルの入り口もまたこの試合でした。

7月1日 J2第21節 山口 0 – 3 横浜FC(維新みらスタ/12927人)記録:

2年ぶりに1万人超えを果たした維新。前回も横浜FCでしたね。歴代でも3位の観客数です。初めてバックスタンド席がアウェイゴール裏の大型映像装置の辺りまで拡張されました。下の写真は開門後に撮ったものなのですが、本当に招待客を大量動員したのか?と疑問になるぐらいオレンジ率がとても高いですね。オレンジを買ってくれるぐらいレノファに興味がある人たちが必ずしも毎試合維新に来れているわけではないことを示唆していて、これはリサーチしたほうがいいポイントのように思いますね。

試合内容ですか?ちょっとわからないですね。野村がなにかしましたか?

帰りの飛行機で偶然横浜FCの選手達と同じ便でした。このような経験は2回目でした。カズが普通に宇部空港にいましたが、声はかけませんでした。

7月7日 J2第22節 金沢 2 – 2 山口(石川西部/2108人)記録:

西日本豪雨災害によって関西方面から金沢までの日本海ルートが寸断され、横断幕も届かない、頼みの綱は東海および関東からの動員という状況で、人数も50人ほどでした(それも凄いけど)。

芝の張替え・排水設備の改善によってこの大雨のなか全く水の浮かない素晴らしいピッチコンディションでしたが(維新にもほしいw)、やはり滑りやすく柔らかくなった地面の上で走るのは疲れるようで、運動量豊富なはずのオナイウ阿道選手が終盤へろへろになりサイドに流れたボールも追えなくなってしまっているのが印象的でした。でも先制のスーパーボレーはワールドクラスでしたね。

7月15日 J2第23節 東京V 3 – 1 山口(味スタ/5712人)記録:

金沢戦とはうってかわって快晴・酷暑のヴェルディ戦。前回対戦のトラウマを晴らすべく落ちないインテンシティで戦ってきたヴェルディに完敗。右ウィングバックの渡辺皓太選手を止められなかったですね。岸田選手の魂のゴールが救いでした。

後半太鼓をやりましたが、十分な準備をしておらず、吹き出す汗で体力がヤバかったです。

霜田監督が社長を務めるサッカースクールの生徒さんたちが横断幕をつくって来てくれました。そういうきっかけでも、彼らがレノファ山口に興味を持ってくれて試合会場に来てくれてレノサポと会話する機会があったということはすごく嬉しいことで、これからもまた来てくれたらいいしおもてなししたいし巻き込んでいきたいなと思っています。

8月5日 J1第20節 鹿島 1 – 0 清水(カシマ/19119人)記録:

東京からはバス1本というアクセスの良さを活用して行きました。メインスタンド上層スタンドからの観戦だったのですが、待機列にたどり着いた時まさかの先頭でした。周辺人口と地元サポが相対的に少ない・動員力に対して箱が大きい、ということが相まって、思ったより鹿島サポの出足は遅いようです。

両方4-4-2でしっかり守りから入る固い試合でしたが、最終的には決めるところを決めきらないと1本スコーンとやられて負けるよねという典型のような試合でした。決定機の数やポスト・バーにあたった数でいうと大勝していてもおかしくなかったのですが、そこは鹿島でした。なんで強いのかわからないときにも勝つのが、本当に強いチーム。

8月11日 J1第21節 清水 1 – 2 川崎(アイスタ/18129人)記録:

お前たちに本当のサッカーというものを見せてやろうか、と言われたような、そんな気持ちにさせられるような試合でした。中盤やセカンドボール争いでは全然負けてなかった印象なのですが、前線で作り出せる選択肢の数と質の差で負けたなぁというかんじでした(つまり、スコア以上の差を感じました)。オンザボールでもオフザボールでも執拗にフェイント入れたりヒール多用したり、パスはワンタッチで左右に振るし、理解不能な細い隙間を通すし、背負った相手の勢いを使って上手にターンとかぐらいのことは当然のようにやるし、ミドルシュートはちゃんと枠に飛ぶし、なんか基本が全部上手いですね。

開門前にはゲリラ豪雨に見舞われるなどありましたが、隣県対決ということもあり自分自身今まで見たことがないほどの待機列の長さ、観客数も収容率90%超えととてもいい雰囲気でした。

8月12日 J2第28節 山口 2 – 2 徳島(維新みらスタ/7354人)記録:

山口サポも清水サポも馴染み深い高木3兄弟の父親・高木豊さんがいらっしゃいました。サポーターも厳しくなければいけないという豊さんの言葉、勝てない試合が続いている状況があいまって、正直なところサポがブレまくるようになったきっかけの試合でした。この状況は31節のジェフ戦で頂点に達しましたがこれを機にサポも自分たちを見つめ直し、次節の山形戦では今までにないレベルの応援がなされることにつながりました。

試合内容は戦術と戦術の至高のぶつかり合いといった見応えあるものでした。とくに左ウィング的ポジションで出た岸田選手は、最前線から最終列まで攻守に駆け回り、裏をうかがい、長いボールをしっかりとおさめ(これはそれまでのレノファにはない武器でした)、ときには自分で仕掛ける…など躍動する姿をメインスタンド最前列から目の前で見ていましたので、率直に言って感動しました。この人がサポから大事にされるのは単に得点王という過去の実績のみではない理由が改めて示されたと思います。そして、試合の最後はやっさん(徳島FW島屋八徳選手・元山口・現鳥栖)が山口に、徳島に、そしてJ2に別れを告げるバックヘッドゴールでした。

この試合のレポートはSNSでも話題になりまた物議を醸したものですので、ぜひご参照ください。
新世代コーチ林舞輝、J2を観る。レノファと霜田監督との出会い | footballista

8月19日 J1第23節 清水 3 – 3 浦和(アイスタ/14914人)記録:

アイスタのアウェイ側を全開放させるのは浦和・鹿島・磐田そして山雅ぐらいですが、そんな日本平には初めてやってきました。浦和キラーになりつつある金子翔太選手が得点を挙げたあと自分たちの目の前まで来てくれたのがとても印象的。夏休みのこのカードのわりには、意外とお客さん少ないですね。

8月26日 J1第30節 大宮 4 – 4 山口(NACK5/9232人)記録:

何もしなくても吹き出すような汗。待機列から試合終了までに4リットルぐらいは水を飲んだ記憶が…。近くのスーパーでアイスを買ってきて待機列の皆さんに配ったりしてました。

試合後には霜田監督がいつもの後ろではなく4失点目を招くミスをしたGK藤嶋選手とともに頭を下げる様子を見て、そして試合後の「選手たちを誇りに思う」というコメントを見て、これは責められないよなと思いました。もちろんもともと責める気などないし、エンタメとしてもめちゃくちゃ面白い試合を見せてくれて(しかもぼくたちの目の前で3点も決めてくれて)むしろこっちが感謝しないといけないと思っています。

大宮は小ぶりなスタジアムですがゴール裏がそびえ立つような大きさで高さもありコンコースも充実した広さなので、応援をするためのスタジアムとしては個人的にトップレベルに好きなスタジアムです。

8月29日 J1第18節 横浜FM 1 – 2 清水(日産/15645人)記録:

台風で中止となった第18節の延期分が水曜開催でした。仕事を早めに切り上げて東京から新横浜までを新幹線でw開門後に行ったのですが、やはり平日ナイトゲームとあってサポーターの出足は遅く、中心部付近を余裕で取れました。またこの試合の直前に清水出身のさくらももこさんが亡くなられたということもあり、ゲーフラやコラボマスコットなど多くの追悼が贈られていました。

開始早々の失点、これまで多くのチームがマリノスに粉砕されてきたこれまでのシーズンがよぎり、これは大敗の予感…?と思いましたが、ドウグラス選手の素晴らしい得点など(それと疑惑の判定)で逆転勝利。ドウグラス選手にはノリノリのチャントがあり8月の鹿島戦でお披露目されていたのですが、ぼくがそれを初めてやったのがこのマリノス戦でした。

9月1日 J1第25節 仙台 2 – 1 清水(ユアスタ/14293人)記録:

平日のマリノス戦を含めて3連戦の最終日であったこの試合は、雨のユアスタでした。ゴール裏にくるのは初めて。現地に駆けつけた清水サポはおよそ900人でした。

後半AT最後の最後に決められての敗戦でしたが、サポからは「負けてないよ!」というような声が飛んでいたのが印象的でした。この試合の後、仙台の西村拓真選手が海外挑戦するということで壮行セレモニーが行われていました(おかげで清水サポの我々は全く混雑することなく電車に乗れてありがたかったですw)。

ユアスタは、一体感を感じることのできる一層構造のスタンド・雨の降り込みの少ない構造の全周屋根(特に後ろから降り込みにくい)・同じく屋根で覆われた周回可能なコンコース・駅近と、地方の2万人クラスの専スタとしては(サポーター視点では)もっとも理想に近いスタジアムじゃないかなと思っています。個人的にはゴールラインとスタンドまでの距離がもう5メートルぐらい近いといいなとは思うw

9月15日 J2第33節 松本 0 – 0 山口(アルウィン/9490人)記録:

かなりの雨が降るなかでの松本でした。福岡→松本のFDA便も到着できるか怪しかったそうです。そんな中でも1万人近く集まる山雅はやっぱりすごい。秋の雨の松本ということで寒さを心配していたのですが、今回は1試合通して太鼓隊を努めたので、ずぶ濡れ上等の服装・ポンチョなしでしたが特に問題はありませんでした。

チームとしては今季は42試合でわずか2試合しかなかったスコアレスドローのうちの1回目となりました。アルウィンで負けないレノファが継続(来季から山雅さんが昇格するのでしばらくお別れになりますが)。

9月29日 J1第28節 FC東京 0 – 2 清水(味スタ/33789人)記録:

前年の同カードと同じく結構な雨の降りしきる味スタ。前半0-0というのも前年と同じ流れでした。コルリさんも「ここまで去年と同じだけど後半は自分たちの力で!」というようなことを言っており、ドウグラス・北川の2トップが連動した攻撃がハマり快勝。調べてみるとFC東京からの勝利は2012年4月(第8節)以来6年半ぶりだったようです……。六反のスーパーセーブがあれば、ファンソッコ選手率いるディフェンスライン、強力2トップ、そして何より帰ってきた河井陽介・竹内涼のボランチコンビ。真ん中が安定すると安心して見れるよねというのを改めて感じました。

まとめていて気づいたのですが、この試合の観客数33786人は、昨年の浦和戦33458人を超えて、自分のJリーグ現地観戦で最多でした。

[FC東京vs清水] センターラインが要

9月30日 J2第35節 横浜FC 2 – 3 山口(三ツ沢/3051人)記録:

台風の上陸予想があり新幹線が運行停止を事前発表しており、また実際の天気も荒れ模様でした。そのため現地に訪れたレノファサポの人数も限られたものでしたが、そういうときこそ燃えるのが関東レノサポ。勝ちなしが14試合にまで達した状況であり、試合前には「ここまで来たら最後まで見届けてやろう」とサポ同士で話していました。また昨年同カードでもあったピッチサイド見学が今年もありましたが、この日ぼくは太鼓隊を努めておりウォームアップ中もずっと応援していたので参加しませんでした。

FW高木大輔選手・DF楠本卓海選手・FW山下敬大選手の23歳トリオの得点(もちろん同い年のオナイウ阿道も攻守に活躍)で勝利。山下選手が得点した際にはレノファゴール裏まで来てくれて、そこにFW岸田選手が飛びついてくるというのを目の前で見ることができました。「手の届くような距離で見てみると、選手ってデカいし体すげえよな」というどうでもいいことを思ってたのを覚えています。また、イバを吹っ飛ばす楠本選手はぼくらゴール裏からも一番良く見える角度だったんですが、完全に変な声が出ました。

15試合ぶりの勝利、そして個人的にはトンネルの入口も出口も見届けられてよかったです。

10月7日 J2第36節 山口 4 – 1 岐阜(下関/3936人)記録:

今季二度目の下関でした。トンネルを抜けたレノファが次に目指すのは久しぶりの連勝、それを見届けてやろうと試合数日前に遠征を決定。10月の試合だというのにまさかの飲水タイムがあってびっくりしました。確かにすごく暑かった。

試合序盤などは、岐阜がテンポよく回すとレノファのプレスもなかなか効かないよなぁと思っていましたが、モグラ先制弾に象徴されるようなピッチもあってか試合を通じてはそこまで脅威ではなかった印象。とはいえレノファの攻撃は完全にサイドから崩してPA内に何人も飛び込んでくるというというもので、試合の結果は純粋に(ピッチでなく)サッカーで勝ったものだったなと思います。

[山口vs岐阜]下関の空にヤマグチ一番

10月13日 J2第37節 山口 0 – 1 福岡(維新みらスタ/7015人)記録:

前の週は下関で飲水タイム、この週は羽織ものが必要という、風邪をひきそうな気候。

福岡側ゴール裏は完売?なのかほぼほぼ埋め尽くされ、メインスタンド中央付近で見ている限りでは正直声量でも負けていたなと思います。前年のアウェイ福岡戦では人数でも声でも勝っていた印象だったけどな…。

吉満選手がPKストップするも直後に失点、そのまま敗戦となりました。攻撃が全く機能させられなかった印象が強い。福岡が中央に人数をかけて固めていたのもあると思います。ゴール前中央をがっちり固められると何ともならんのは相変わらずのレノファの課題ですね(もちろんそれはレノファ以外にとっても難しい問題なわけですが)。これを克服できる再現性のある仕組みを作れない限りは本当に「攻撃型のチーム」とは名乗れないし見なされないでしょう。この敗戦でプレーオフはほぼ完全に消えることになりました。

11月2日 J1第31節 湘南 0 – 0 清水(BMW/14354人)記録:

ずっと楽しみにしていた金曜の湘南戦。また湘南にとってはルヴァンを取ったあと最初のリーグ戦でもありました。FRIDAY NIGHT J-Leagueということで無料配布の湘南ユニをもらったのですが、ぼくがもらっても…w

BMWに1万4000人入ると、もうほぼほぼ席が全て埋まりきった感覚。今までゴール裏は全部立ち見席だったところ、今年からRIZAP席ということでホーム・アウェイともゴール裏の左右に個席(座席)がついたようです。個人的にはゴール裏を分断・縮小し、スタジアムの雰囲気の魅力を半減させる悪手だなぁと思いました…。

清水の右SBとして起用され続けている立田悠悟選手ですが、いつの間にか相手を背負ってキープできる体の強さ、相手の動きに食いつきすぎず落ち着いてコースを消す守備力などがものすごく成長していて、とても安心できるSBになってきました。SBにこのサイズがあると逆サイドからの攻撃に対して斜めに飛び込み勢いのあるヘディングを叩き込めるというような攻撃パターンも出てくるので大きな武器になる気がします。来季は本職右SBの鎌田選手が復帰するはずですが、立田選手の起用はどうなるかな。個人的にはCB陣がファンソッコを中心に安定している限りは、SB立田で見続けてみたい。

11月10日 J1第32節 清水 2 – 0 名古屋(アイスタ/17974人)記録:

前の週にその守備面の成長に感動させられた立田悠悟選手に、今度は攻撃面、しかも出し手としての成長に感動させられることになりました。クリスラン選手が前十字の断裂という大怪我をしたということをうけてTシャツを作って勝ちロコをするというチームの姿に、いいチームになったな…と思いました。クリスラン選手はもらい方の巧さとかがあるので、来季も残ってくれると良いですが。

名古屋は苦しいシーズンのなかで観客数を飛躍的に増加させ、アウェイ動員も激増させて、素晴らしいですね。本当見習わないといけないです。また、昨年話題になった名古屋のムキムキサポーターも来ていましたし、よく見たらもう1人ムキムキのエグい体の人と2人で太鼓叩いていました。

11月11日 J2第41節 山口 0 – 1 甲府(維新みらスタ/8145人)記録:

前日の清水vs名古屋の試合の後、新幹線に飛び乗って山口へ。甲府の上野監督・小塚選手・島川選手が初めてアウェイチームとして山口にやってくるということで、これはカード発表のときから行くことに決めていた試合でした。

MS席で初めて観戦したのですが、すぐ隣に大声で頭の悪い酷いヤジを飛ばすおばさん、なぜかそれに共鳴しだす無関係のおじさんがいて、正直スタジアム体験としては人生最悪、地獄でした 。指定席はリスクだと思ってしまいました。率直に言ってあの種類の人たちは観客動員に悪影響を与えひいてはクラブの足を引っ張るような存在なので、サポーターとは呼びたくないし何とか合法的に滅ぼす方法はないものかと思ってしまします…………。危険な考え方であまり良くないのですが……。

11月17日 J2第42節 新潟 0 – 2 山口(デンカ/16054人)記録:

レノファが開幕3連勝し新潟も無敗をキープしていた頃は、この最終節はお互いクラブの歴史を変えうるような対戦になるかもしれない…と思っていましたが、最終的には昇格争いにも降格争いにも全く関係のない試合となりました。もちろん選手もサポも消化試合のつもりで挑んでる人は誰もいなくて、チームもこの1年の集大成という戦い方をして快勝するなど記憶に残る試合となりました。

また新潟の早川史哉選手は発病当時からずっと気にして動向を見ていたので、この山口との試合で契約再開が発表されるということに縁というか何かを感じました。

新潟のスタジアムでは、ミュージアムコーナーのあるエリアの周りが冷暖房完備・テーブルや椅子が置かれた休憩スペースとなっており、数百人が開門までの時間を過ごせるようになっていました。外にも屋根のある広大なスペースがあり、家族連れの観戦者にとてもやさしいよなと思いました。3万や4万単位の動員に対して十分な広さではないですが、そういう空間が全くの皆無であるスタジアムがほとんどなので、そういう意味ではそういう家族連れの緩めの観客にとって快適なスタジアムが広がっていくといいなと思います(できていかないと、Jの先はないと思います)。

11月24日 J1第43節 清水 3 – 3 神戸(アイスタ/20109人)記録:

清水だけでなくJリーグ史の中でも良くも悪くも伝説的な試合となったこの日の日本平に居合わせることができました。後援会員先行販売で全席完売、実際にスタジアムに来たのも日本平ではほとんど見られない2万人超えという凄い雰囲気でした。チケット入手に大変苦労したので(転売ヤーからの購入はしてません!ご安心を)、これを機に清水の後援会に入ることにしました。チケット先行販売という非常に明確なメリットがあるのもあり、清水の後援会は会員数がスタジアムのキャパ数に迫る(1.8万人)というものすごい状態のようです。ハコが小さすぎるからじゃんって話でもありますが。

エスパルスの久米GMが前日に亡くなられた弔いマッチでもありました。左伴社長が会社としてまともなクラブを作り久米GMがチームを上に引き上げる補強するという最強の二人三脚だっただけに、早すぎる死がショックです。

その他

8月13日 TM 山口 1 – 1 今治(乃木浜)記録:

初めてレノファのTMに行ってみました。猛暑の乃木浜で、Gパンと靴下の隙間にわずかに露出した肌が信じられないほど日焼けして、あっ日焼け止めって凄いんだな(顔・首・手には普段どおり塗っていて平気だった)などとどうでもいいことを思っていました。今治は強かったです。

ユース

4月28日 山口県ユース1部 第4節 レノファU-18 2 – 0 宇部(高川第二グランド)記録:

ホーム新潟戦の午前でした。最初大道駅の高川のところだと思っていたのですが、高川第二は全く違う場所だったんですね。自力で行かなくてよかったです。

試合ではクロスボールからのややラッキーな形での先制もあって2-0で勝利。この試合でレノファユース9番内田選手(2年生)のキレッキレなドリブル・キープ力に衝撃を受けました。ユース年代のレベル感は自分にはわからないんですが、少なくともこの試合の中では相手の選手と比べて違いが明らかでした。夏から秋にかけては負傷で離脱していたそうですが、彼がコンディションを上げて本領を発揮して上のカテゴリ(プリンス中国)でも堂々と戦えるといいなと思ってます。

4月30日 山口県ユース1部 第5節 レノファU-18 2 – 0 西京(おのだ天然芝)記録:

初めてのおのだでした。すでにリーグ戦でワンツートップを争う状態であった西京との直接対決。レノファユース8番FW下川選手のスピードと運動量が衝撃的でした。

10月8日 山口県ユース1部 第16節 レノファU-18 4 – 1 下関工科(小野田工叶松グランド)記録:

前日のトップチームの岐阜戦のあと下関で泊まり翌日はレノファU-18の試合に。前半早々に先制するも前半のうちに1点返され、厳しい戦いだなと思っていたのですが、確か後半に入った25番MF杉村選手が左サイドの高い位置で違いを作り出していて、国体でメディアをざわつかせた噂に違わない凄い選手だな…と思ったのをよく覚えています。

また、秋にJユースカップでアルビレックス新潟ユースと対戦することになっていたので、レノファユースの選手達は試合中も「今の新潟だったら○○してくるよ」みたいな声掛けをしていたのが印象的でした。

あと正直ユースの選手たちが土のグランドで試合をさせられてる状況はうーんと思う。そういう意味でもなるべく今季で県リーグを卒業したいし、Bチームもなるべく上に行けたらなと思います(すでにBチームは県2部への昇格が決まっています)。

レディース

10月27日 チャレンジ参入戦 レノファL 0 – 2 ヴィクサーレ沖縄FC ナビィータ(時之栖 うさぎ島グランド)記録:

男子トップチームは年に何回も関東近くにやってくるけどレノファレディースはめったに来れない…ということで、その数少ない機会であるチャレンジ参入戦に行くことにしました。

前日の1戦目は林くんが友人を引き連れて声出し応援をしてくださいました。2日目のこの試合はしもxxさんと三島駅で合流して一緒にレンタカーで移動、林くんとぼくの三人で声出し応援をしていました。富士山のふもと、そして東富士演習場の爆音が断続的に聞こえてくるという会場でした。

沖縄のGKとFWはともに外国人で、桁違いのサイズでした(が運動量も足下もあまりなかったのでそれほど脅威ではなかった印象)。戦術的にはあまりやられたような印象ではなく前半を0-0で折り返すのですが、後半に不運な失点もあり敗戦。気持ちが折れる瞬間が見てわかるような試合でもあって、そういうところの強さもこれからの課題だなと思いました。

10月28日 チャレンジ参入戦 レノファL 0 – 0 INAC神戸レオンチーナ(PK 4 – 3)(時之栖 うさぎ島グランド)記録:

前日に引き続きレノファレディースの試合。今日は写真隊。

INAC神戸といえば言わずもがな女子サッカーの強豪ですが、そのユースチームも非常に戦術浸透度が高く、正直前日当たった相手よりも遥かに「自分たちのサッカーがあり、それをできている」印象でした。個人技やフィジカルはレノファレディースのほうが上回っていた印象で、見ごたえのあるスコアレスドローでした。特にFW7番竹下選手の左サイドでのスピードと運動量はちょうど男子トップチームの岸田選手を彷彿とさせるものがあり、最近ひそかに応援している選手です。

圧巻だったのはPK戦のGK渡部選手のスーパーセーブ連発でした。この選手は身体能力が女子としては図抜けていて、ボールに対して猫みたいな飛びつきをします。バネが強く、それを実現する柔軟な筋肉量が豊富なのでしょう。ポジショニングや飛び出しの感覚が改善するとすごく良いGKになりそう。女子サッカーの場合はおそらくパワーの関係でか、GKは当たりをつけて左か右に飛ぶよりも、ボールに反応して止めに行く戦略のほうが良いみたいですね。

レノファレディースについてはぼくもいろんな思いを持つようになりました。そのうちチーム運営・試合運営に関してはしもxxさんが完璧にまとめてくださっています。
レノファレディースにもっと光を! – なにげなくレノファ応援日記

個人的には会社面での問題、例えば広報・プロモーションが皆無であったり、そもそも事業として成立させたそうな感が見えないところが気になっています。

レディースは男子トップチームとスポンサーが一部違うことからも明らかなように、男子トップチームの下部組織としてユースなどと並ぶような立場ではなく、レノファの看板を男子トップチームとともに背負う女子トップチームであるはずです。

その割には試合のプロモーションは皆無に等しく、スタメンも発表されないし、外から見るとなんだか淡々と試合が消化されている印象を受けます。お金がないからそうなってるというよりは、正直アマチュアな運営なのでお金がないのかなという感があります。それでも何とかなってるのは男子トップチームの売上で会社が支えられているからに他ならないのですが、その状態は健全ではないし当然その状態を「投資段階」と呼ぶ人もいないでしょう。もし女子チームのみを運営するクラブチームなら何をするかを考えて、女子チーム単体で少ないなりにお金を引っ張って黒にする(=事業として成立させる)ような体制にしていく、そのために戦略的に今の会社の売上を割いていく…そういう風にしてかないと、男子トップチーム事業からみたときにコストセンターでしかないという立場は脱せないし、せっかくの女子チームの魅力を埋もれさせることになるよなと思います。

幸か不幸か女子サッカーは絶対的な規模は小さいので、比較的僅かな投資で結構な差をつけられるブルーオーシャン市場でもあります。具体的には1人でも専任の広報をつけてウェブサイトでもしっかり宣伝すること、選手を連れてサッカー教室をするなどの活動、レディースとしてのスポンサー営業をしてくこと、定点カメラでいいので試合の映像ぐらいは撮ること(YouTube中継でもいいでしょう)、そして試合運営についてはしもxxさんの言うような施策を打っていくなど、やっていってほしいなと思いました。

長くなってしまいました。

番外編

5月19日 レノファ東京 リズム隊練習会

レノファの関東サポーターグループ(@RenofaTokyo)では、関東を中心とした東日本での試合の際、山口からの応援中心部の人たちが十分な人数来れない場合には必要に応じて応援のリードを託されています。ただこちらもそういった役割をこなせる人数が十分いるわけではなく、1つの役割をできる人がせいぜい1人という状態でした。誰かが無理をすることなく適度に分担できるよう、まずは太鼓隊を数人増やそうということで、有志で練習会を行いました。ぼく自身も太鼓への興味も多少ありましたが、それよりはその組織運営面の課題意識が強かったので参加しました。秋にも1回開催されました。1回や2回でマスターできるほど簡単なものでもないのですが、自主練をしたりして、なんとか1試合こなせるようになりました。

統計

リーグ戦・カップ戦・天皇杯・準公式戦(PSM)です。

試合数 勝敗 合計勝点 平均勝点
レノファ 62 23勝17分22敗 86 1.39
レノファホーム 21 7勝4分10敗 25 1.19
レノファアウェイ 41 16勝13分12敗 61 1.49
エスパルス 37 8勝12分17敗 36 0.97
エスパルスホーム 16 4勝5分7敗 17 1.06
エスパルスアウェイ 21 4勝7分10敗 19 0.90
ホーム合計 37 11勝9分17敗 42 1.14
アウェイ合計 62 20勝20分22敗 82 1.32
その他 1
合計※ 99 31勝29分39敗 122 1.23

※清水vs山口が試合数では1試合分重複(2016年8月)しているので、合計からは除いています。

2018シーズン終わった時点でなんとJリーグの公式戦(リーグ・カップ・天皇杯)全部で99試合でした。来季開幕早々に3桁いくことになりますね。

こちらはシーズンごとのまとめ。

試合数 勝敗 合計勝点 平均勝点
2013年エスパルス 1 0勝0分1敗 0 0.00
2014年エスパルス 1 0勝0分1敗 0 0.00
2015年レノファ 7 4勝2分1敗 14 2.00
2015年エスパルス 2 0勝1分1敗 1 0.50
2015年合計 9 4勝3分2敗 15 1.67
2016年レノファ 14 3勝5分6敗 14 1.00
2016年エスパルス 4 2勝1分1敗 7 1.75
2016年合計 18 5勝6分7敗 21 1.17
2017年レノファ 16 5勝3分8敗 18 1.13
2017年エスパルス 13 1勝5分7敗 8 0.62
2017年合計 29 6勝8分15敗 26 0.90
2018年レノファ 25 11勝7分7敗 40 1.60
2018年エスパルス 16 5勝5分6敗 20 1.25
2018年その他 1
2018年合計 41+1 16勝12分13敗 60 1.46

 

なんとレノファがJ2昇格初年度に躍進した2016年より、残留争いを繰り広げた2017年のほうがぼくが参戦したときの平均勝点は多かった。これにはびっくり。そして今年2018年は2015年以来の勝ち越しでした。来季は両チームとも平均勝点が2.0になるといいなぁと思っています。

まとめ

ここまで参戦した全ての試合でちゃんと写真を撮ってきた自分えらい。

まとめるの、めっちゃ大変でした。これからは毎シーズンオフにまとめたい。でないとしぬ。