[清水vs川崎] スペースの作り方と使い方

今季初のホームIAIスタジアム参戦は、前節大勝を収めたエスパルスとACL予選帰り初戦となる川崎フロンターレの激突でした。

【公式】清水vs川崎Fの試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2022年5月7日):Jリーグ.jp

ゴールデンウィーク中の試合と好天に恵まれ、清水駅ではコロナ禍前を含めても今まで見たことがないほどの行列でした。観客数も1万4千人弱と、スタジアムも大変な盛り上がりでした。
しかしここ最近のホームIAIスタジアムはスタグルのオペレーションが大きく変わり、本来バスロータリーであった部分をスタグルエリアとしたことで場内の混雑もスタグルでのスペース不足と待ち時間も大幅に改善。スタジアム周辺スペースが絶対的に足りないなか頭をひねりに捻って導き出したことが伺えるこの運営には頭が下がります。こういう努力があれば新スタジアムを求める声にも説得力が出るというものです。

そして久しぶりのオレンジウェーブ。お日様に映えます。そして今年のコスチュームはネイビーカラー入りでシュッとしていておしゃれ。

試合は前半に川崎らしい崩しで2失点しそのまま逃げ切られ0-2の敗戦。

左ウィングで張った位置をとったマルシーニョ選手は、得点シーンでのスペースの確保の仕方と思い切りの良い飛び込みも素晴らしいだけでなく、常に縦へのスピードあふれる突破と裏取りによって右サイドは前半通じてほとんど対応できておらず度々危ないエリアへ攻め込まれていました。

フロンターレの攻撃時の幅について、逆サイドでボールが動いてる時、左ウィングの位置にはマルシーニョ選手が張るだけでなくSBの佐々木選手なども同じくかなりの幅をとっていたのが印象的でした。片方にボールと人が密集しているが、その反対側にフロンターレの2人が浮いて機を狙っている状態です。プレスをかいくぐって展開できれば数的優位で一気に前進できる形ですが、やはりそれができるビルドアップの安定性に自信があるから為せる技でしょうか。
清水は前半、たまに攻撃をしても度々それで押し下げられていた印象があります。
スペースの作り方と使い方の上手さを感じました。

 

後半になり、特にオ・セフン選手が投入されると、高さと強さだけでなくボールキープと推進力もあることから、度々川崎の守備を脅かすシーンが見られました。高い位置でボールを受けると、3人ぐらいに囲まれても強引に打ち切る力があります。

今のところはサンタナ選手のサブというか、同タイプの選手として交代枠で使われる事が多いオセフン選手。ドリブルなどの足技もあり器用な様子が見て取れるので、鈴木唯人をサイドハーフとしたサンタナ・オセフンの暴力的2トップを見てみたい気持ちもあります。

最後はパルちゃんに癒していただきました。
まぁ、写真は試合前のものなのですが。

   

ここからは全て写真です。スクロールせずに全写真をみられるこちらのギャラリーもどうぞ。

DSC00355-2

Image 26 of 41