夏の残り香を求め八丈島へ

東京では秋の深まりを日に日に実感するなか、2020年のあまり満喫できなかった夏をしばし取り戻すべく八丈島を旅行しました。
感染症リスクもあるので旅程や行動にはかなり気を遣い、平日に移動するなど混雑を避ける日程・時間帯を慎重に選んだこともあり、かなり気楽な旅となりました。

そんな2泊3日の写真のまとめ。

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1日目:移動・八丈富士登山

パンデミックが広がるなか長距離にわたる人の移動はかなりはばかられる状況にあって、「都内」のリゾート地である八丈島はかなり賑わっていたような印象があります。
しかしながら感染症は八丈島にも到達しており島内の温泉も全て閉鎖されるなどの状況ではありました。

南に向かう飛行機からは富士山のシルエットがキレイでした。
秋雨前線が本州にかかっている頃で飛行機はかなり揺れましたが、自分は(ジェットコースターは苦手なくせに)飛行機の揺れはアトラクションみたいで平気。

空港ではウミガメ像がお出迎え。

最初に寄ったのは空港からすぐのところにある八丈ビジターセンター。すごく小さな動植物公園といったところ。
この時間帯はずっと強めの雨が降っていました。

キョンという珍しい?シカの一種?が名物でした。

島をドライブしながら、お昼ごはんは島南部の古民家風のお店で。

島南部と中部を結ぶ道路の途中には標高が一気に高くなるトンネルがあり、八丈富士と八重根港を臨むちょっとした展望台もあります。


 

その八丈富士の中腹に見える草原の部分が、ジャージー牛を育てている牧場があります。
非常に温暖な八丈島にあって、この標高500メートルほどの牧場では風が通ることもあいまって、雨上がりの体感気温はかなり冷涼でした。

ふれあい牧場で新鮮なアイスクリームを食べて、いざ八丈富士の登山へ。高低差およそ300メートルの道のりです。

途中にはゲートも。

日頃からジョギングなどしているので、この程度の登山であれば足腰はわりと平気でした。

八丈富士頂上の火口の様子です。写真ではスケール感がうまく表現できませんが、小さな火山だと思っていたら実物はものすごく壮大でした。火口内壁のほとんど垂直な断崖絶壁は数十メートル以上の高さがあります。

さいきん転落された方もいたとのことで、お鉢のあってないような獣道を歩くのは大変気を遣いました。

昼過ぎまで降った雨はあがり、青空が広がります。
日が傾いてくると、八丈富士自体の影が海に落ちてとても印象的な風景でした。

八丈富士頂上のパノラマ合成です。クリックすると大きくなります。

 

八丈富士を下山した頃にはすっかり夕方でした。島中部の街中にある焼肉屋さん。
これほどビールと肉が美味いこともそうそうないですね(※飲酒運転はしていません)。

宿泊は、島の繁華街からは少し離れた海沿いにあるリゾートホテル。

個人的に八丈島でやりたかったのは、星空撮影でした。
旅行の日程全体にわたって晴れたタイミングはほとんどなく、1日目の夜中の僅かな時間だけでした。

リードパークリゾート八丈島では、屋上が常に開放されており、また余計な照明もないため、星空観察には最適でした。
寝転んで流れ星を見ていた家族もいました。

このへんの4枚の写真は、雲が運良く晴れた10〜15分ぐらいの間に撮れた数少ないショット。

星だけを撮っても面白くないのですが、今回はまず星を撮るときの撮影感覚、例えばピント調整・固定や暗い中での操作や露出や色温度などなどを掴むことが第一目的。
風景を入れたりといった工夫は今後の機会に。


2日目:ダイビング体験・島寿司

2日目には、人生で初めてとなるボンベを背負ってのダイビングを体験しました。
体験をお願いしたのはダイブハウスカナロアさん。

雨の多い八丈島で、当日の予報も雨、実際に午後には雨だったのですが、午前中のダイビング体験の間は天気がもってくれました。奇跡!
ただ海はやや荒れ気味だったとのことで、湾内の狭い範囲だけでの体験でした。初めてのダイビングなのでむしろちょうどよかったか。

ダイビングが初めてどころか、海水の中に入るのも15年以上ぶりでした。泳ぐのも13年ぶりぐらいか。
とは言え元々カナヅチではなく運動習慣もあるのが幸いしてか、あまり水中で不自由はしませんでした。
水に入った直後に体を縦に保つのにはかなり難儀しましたが………。

カナロアさんでは防水ハウジングに入ったデジカメ(富士フィルムのF31fd)を貸してくださったので、ウミガメをたくさん撮ることができました。

水中から上がった際には、喉の乾燥がひどかったこととおそらく圧力の問題で一瞬だけ吐き気がしましたが、それ以外は体調の問題もありませんでした。

ダイビングのあとは、人気の島寿司のお店・銀八に伺いました。
八丈島の島寿司は生魚ではなく醤油漬けされたネタを使います。
島を代表する郷土料理 | 八丈島観光協会

お昼過ぎですがもう今日やりたいことはやっちゃったので、ぶらぶらとドライブしました。

2日目は、ホテルでの夕食。とても豪華でした。

ホテルの食堂の雰囲気はこんなかんじ。


3日目:島の農産品めぐり

ホテルの朝食。

島南部にある島の農産物直売所にやってきました。
八丈島の「島とうがらし」は市販の一味唐辛子とは比較にならないほどに辛いのですが、そんな唐辛子を100円で購入w

お昼は、予約をしないととれないという椎茸生産農場の併設レストランに。
八丈島のうみかぜ椎茸を全国へ直送!公式通販サイト

 

THE鉄腕ダッシュのロケが訪れたこともあるそうです。

木目調のいい雰囲気・いい香りのお店でした。

椎茸の肉詰めフライは絶品でした。とても美味しかった。

この肉厚でとても美味しい大竜ファームの椎茸は産地直送でネット購入できるため非常におすすめです。
冷蔵庫の野菜室に数週間保管しても全然味が落ちません。

【楽天市場】【訳あり】海風しいたけ 1kg (東京都 大竜ファーム)八丈島きのこ 産地直送:ふるさと21

しっかりお店で1kgの椎茸を買って、飛行機で大事に運んで東京まで帰ってきました。

 


レンズのレンタル

普段はSONYのフルサイズミラーレス一眼α9と”大三元”標準ズームレンズの24-70mm F2.8GMを携えて旅行に行きます。これ1本でほとんど全てのシチュエーションに対応できるので便利。

しかしながら、八丈島では雄大な風景や星空を撮りたかったため、24mmよりも広角のレンズがほしい状況でした。広角レンズはお遊び以外には経験が無く、いきなり機種を決めて買うのはハードルが高かったため、レンタルをすることに。

ビデオカメラとデジカメのレンタルはAPEXレンタル

借りたレンズは、1本目が16-35mm F2.8GM。島内散策中はほぼずっとこのレンズをつけっぱなしでした。望遠端が35mmまでなので、標準的にも使えて便利です。

もう1本は、各所のレビューで絶賛されている20mm F1.8G。星撮りにおいてはズームレンズではフォーカスとズームの両固定を確保するのが自分には面倒だったので、その点が扱いやすく1段以上明るい20mm F1.8Gに落ち着きました。主にソニーの新しい12-24mm F2.8GMと比較しての文脈でしょうか、画像端での描写に劣るというレビューは目にしますが、赤道儀も使ず撮ったブログ掲載サイズの画像をみる限り問題は感じませんでした。
軽量コンパクトさも含め、圧倒的にお気に入りのレンズです。返却が名残惜しいばかり。

レンズレンタルサービスの利用は初めてでしたが、APEXレンタルは

  • 手続きのわかりやすさ
  • かなり旅行時期が迫った中での予約でも余裕の対応
  • 梱包の厳重さ
  • レンズの状態の良さ(めちゃくちゃキレイに掃除してある、保護フィルタも装備)

など非常に良かったので、また使いたいと思います。