コロナ禍も一応のところの収束を見せ、サッカーファンにとってはより自由に遠征ができるようになったここ2年。
個人的には本業が多忙を極めに極め、サッカー観戦こそリフレッシュのために積極的に足を運んだものの、写真をまとめたり観戦歴を振り返ったりする時間がなかなかとれない時期が続きました。2年分溜まってしまった観戦ログをまとめ。
この2年間のサッカー総括
レノファ山口と清水エスパルスをメインで応援するうえで、この2年間で言うと何と言ってもエスパルスが連続でJ2に在籍し、レノファ山口との対戦が実に4回。J2でこのカードが実現することは2016年以来望んでいなかったので、非常に複雑な気持ちを抱えながらのシーズンとなりました。レノファ山口が2023年の降格争いから2024年はチームの形を大きく変えて昇格争いをする中、正直エスパルスへの応援に100%の身が入らないところもありました。2025シーズンは晴れてエスパルスがJ1に戻ったので、今季は今まで通り、しっかり両チームに100%の気持ちを込めて応援できるのではないだろうか。
多忙も相まって山口方面への遠征回数を稼げなかった影響で、この2年プリンスリーグで戦うユース(U-18)の観戦がついぞ叶わなかったのも心残り。一方で、レノファレディースのなでしこ2部入れ替えをかけたJヴィレッジでの戦いは2年とも全試合観戦でき、目標こそ達成できなかったもののチームの確かな成長を感じることができました。
2024年の勝敗
勝 | 負 | 分 | |
レノファJリーグ | 5 | 6 | 2 |
レノファカップ戦 | 1 | 2 | |
レノファレディース | 3 | 1 | |
エスパルス | 3 | 1 | |
合計 | 12 | 10 | 2 |
2023年の勝敗
勝 | 負 | 分 | |
レノファJリーグ | 3 | 4 | 5 |
レノファレディース | 0 | 3 | |
エスパルスJリーグ | 4 | 1 | 2 |
エスパルスカップ戦(PO含) | 0 | 1 | 2 (PO敗退含) |
合計 | 7 | 9 | 9 |
その他:WEリーグ千葉Lvs長野L、2024クラシエカップ決勝、レノファのTRM
2024シーズンのサッカー観戦
2024/2/24 J2第1節 横浜FC 1 – 1 山口(ニッパツ三ツ沢球技場)
2024年、志垣監督を迎え戦い方を一変したレノファ山口の開幕戦。新保海鈴選手・河野孝汰選手の縦関係に大卒新人の田邉光平選手や佐藤謙介選手のどちらかが常に絡む3人での左サイドの関係性が非常に効果的で、昇格候補の横浜FC相手に先制、試合全般をかなり優位に進め、山本駿亮選手のバー直撃弾など勝利しても全くおかしくない試合でした。引き分けに終わりましたが今季のソリッドなチームの片鱗はすでに見せてくれて期待を抱ける戦いとなりました。
2024/3/10 J2第3節 岡山 1 – 0 山口(シティライトスタジアム)
ふと思い立って、久しぶりに東京からムチャクチャな日帰り遠征をしてみようと考えて新幹線での岡山遠征。
中心駅からまぁギリ徒歩圏内というアクセスの良さ(その途中にクラブのアンテナショップがあること)に羨ましく思いました。
途中、岡山サポーターさんと「この試合で勝てるかどうかが山口にとって結構今季を占う分水嶺になると思います」などと話したのですが、果たしてシーズン終わってみると全くその通りの結果になってしまいましたね。勝てる試合であったかは微妙ですが、負ける必要のない試合ではあっただけに悔しい敗戦となりました。
集合写真で選手の間に入ってしまうド天然ムーブをかますレノ丸ちゃんと、それを怪訝そうに眺める吉岡雅和選手・キムボムヨン選手の表情がたまらなく面白い。
2024/3/13 ルヴァンカップ1stラウンド 松本 3 – 3 (PK 4 – 3) 山口(アルウィン)
レノファにとって初めてのルヴァンカップの戦いは、3月の松本での平日ナイトゲーム。氷点下のなかで延長PK戦までもつれる非常に過酷な試合となりました。人生でもめちゃくちゃ寒かった試合はいくつかあれど、この松本戦を超える極寒試合は今後もなかなかないだろう。
そんな中でも救いだったのが試合内容が熱かったこと。
ユースからトップ昇格1年目の末永透瑛選手がデビュー戦即ゴールで敗戦の縁からチームを救えば、新加入の地元出身・山本駿亮選手も早々に公式戦初ゴール、そして昨年加入のシルビオジュニオール選手も初得点。
最後はPK戦で敗れてしまいましたが宿敵の松本相手にシーソーゲームを繰り広げたのは
また、観客数は2000人台でありながら、松本の統率の取れた応援とあのスタジアムも相まって雰囲気は上々。やはり、リクスタの4000人よりも専スタの2000人のほうが雰囲気は良いのだなぁと実感したものです。
PK戦で外したヘナン選手のところにダッシュで駆け寄ってフォローする、相田選手と野寄選手。いいチームです
2024/3/30 J2第7節 甲府 0 – 2 山口
今季特に前半戦の躍進が目立ったレノファですが、長年苦しいシーズンを過ごしてきた身からすると、見ていて涙が出てきてしまうほどこのレノファ山口は強いと思うような試合が何回かありました。アウェイ甲府戦はそんなレノファが手が付けられないほど強く感じた試合の一つ。特に前線に圧倒的な個の能力を揃えた甲府に対して何もさせず、攻守に圧倒して危なげなく勝利したこの試合はレノファ史上でもベストゲームのうちの1つと言っていい試合でした。
2024/5/3 J2第13節 仙台 2 – 1 山口
絶対に行きたいカードというのがあります。それはダービーであったり、関東に住んでいるサポにとっての関東アウェイであったり。
ぼくにとってアウェイの仙台戦は、Jリーグの大先輩の名門、圧倒的なスタジアムの雰囲気、そして仙台という土地柄も相まって、対戦があるかぎり絶対に行きたいというカードです。
この仙台戦は前半から試合を優位に進め先制。そこから前半終了間際の失点までの時間帯はそれこそ圧倒。仙台の攻撃の全てを中盤で止めて奪いそこから反復的にショートカウンターから決定機を繰り出すレノファ。前の甲府戦で「涙が出てきてしまうほど強い」と感じたレノファがここにもありました。しかしそのまま前半を終えると思われた中でのほんの少しの緩いプレーから中島元彦選手の突破から同点を許し、そして後半ATには中山仁斗選手の恩返し弾を食らってしまい敗戦。非常に強いレノファと脆いレノファを同時に見て、とても悔しい試合となりました。思えば今シーズンの象徴のような試合でもあったのかもしれません。
2024/5/12 J2第15節 いわき 1 – 2 山口
ゴールデンウィーク連戦のなかでA仙台→H山形→Aいわきとの東北シリーズで遠距離の往復を強いられたレノファの最後はいわきという非常に難しい相手。
強度に加えて上手さも増してきたいわきに対して、縦に速い攻撃と効果的なクロスから2得点とも頭で決めてこのスタジアムでの2連勝を達成。
観客数は3457人と、維新で集まる人数よりもかなり少なめであるにも関わらず、コンパクトなスタジアムで雰囲気は最高。専用スタジアムの効果は、観客数2倍程度の差は簡単に埋まると思ったものです。古くて小さくてライセンス要件は満たしていなくてもこんなスタジアムがあるのであれば、ライセンスは満たしているがガラガラの1万5000人の陸上スタジアムがあるよりもよっぽどJリーグの魅力を高めるんじゃないか?そんな思いすら抱かされます。
2024/5/18 J2第16節 横浜FC 2 – 0 清水
このシーズンで最初のエスパルスの試合観戦は横浜FCとの頂上決戦。
アウェイのゴール裏は早々に完売、メインスタンドも中央より向こう側までオレンジに染まりきってしまい、もちろん声量でも圧倒的なアウェイジャック。
勝利以外の選択肢は一切ない、はずでした。
前半早い時間に失点してしまい、リーグで1番堅い横浜FCの守備を崩せないまま焦りが積み重なっていった末に後半ATに古巣対決の伊藤翔選手に仕留められ敗戦。横浜FCはこの試合から8連勝で一時首位に立つまでに至るのですが、そのきっかけとなってしまいました。
2024/6/2 J2第18節 山口 2 – 0 清水
レノファ山口と清水エスパルスを長年両推しで応援する身として、一番楽しみであり一番見たくない直接対決。このカードのときはレノファの側を応援しています。
これまでIAIスタジアムでの対戦では現地観戦していますが維新みらスタでの観戦はこれが初めて。みらスタでのエスパルスとの対戦の歴史は大敗の歴史でもあります。この試合も難しい結果になるだろうとは思っていました。
しかし、新保海鈴選手1人でエスパルス守備陣全員を文字通りきりきり舞いさせて先制、佐藤謙介選手のわけのわからないミドルシュートが突き刺さって前半で一気に2-0のリード。攻勢を強めるエスパルスをしのぎきってクリーンシートで、エスパルスに対しての歴史的な初勝利となりました。それは単に大金星であっただけではなく、「これは上を目指せるかもしれない」と全レノファ関係者が本気で信じ始めた瞬間であったという点で、レノファにとっては確実にクラブの歴史の中で大事な意味を持つ1勝となったはずです。
この試合はJリーグの招待CMの素材にも使われました。
他クラブのサポーターさんからもその素晴らしい内容への評判が良くてとても嬉しいCMなのですが、レノファサポーターにとってはそこに映っている試合が単なる1勝じゃないという点で、より深い思いをもってこのCMを見ていました(きっと他の招待CMでも同じことが各クラブで起こっていたんだと思う)。
2024/6/12 天皇杯2回戦 群馬 1 – 1 (PK 3 – 2) 山口
アウェイでザスパ群馬と天皇杯とリーグ戦とで中3日の2連戦を戦うという前代未聞の遠征の初戦。チームは関東に残っていたそうですが、ぼく自身は東京の自宅との往復での参戦。空いたスタグルを気楽に楽しみながら、リーグ戦で出場機会のまだ少ないメンバーの活躍を見るというサッカーファン冥利に尽きる時間を過ごしました。
この試合は少数精鋭のゴール裏に混じって、Lフラッグを振りながら声出し応援、写真撮影、そして中継がないのでツイッター速報を行うというポリバレントサポーターぶりを発揮。
おさかなさん、ゴール裏で声出してパイフラ振ってたまに写真撮りながら速報してたんだぜ、あたまおかしいだろ
— 魚 (@orange_sakana) June 12, 2024
極寒の松本でのルヴァンカップではPK戦まで行くも敗戦しましたが、この試合ではPK戦をしっかりものにして勝利。
個人技から決定機を作り出すなど印象的な活躍をした末永透瑛選手は、やまぐち一番でもとても印象的な活躍を見せてくれましたw
2024/6/16 J2第20節 群馬 0 – 1 山口
1週間で2度目の群馬遠征。地元・桐生市出身の若月大和選手のスーパーゴールもあり、このシーズン天皇杯とリーグ合わせて3試合の群馬との対戦の全勝を達成。メインスタンドのレノファ寄りの席には若月大和選手のお知り合いと思われる集団がいてとても盛り上がっていました。
2024/6/29 J2第22節 水戸 1 – 1 山口
毎回のように死闘となるこのカード。敗色濃厚な中でルーキー末永透瑛選手のとんでもない抜け出しを沈めて起死回生の同点弾、アウェイで勝点を何とかもぎ取ります。このルーキーはチームを敗戦から救うゴール、決勝ゴールなど、本当に大きな仕事をし続けてくれます。
2024/7/14 J2第24節 秋田 1 – 0 山口
シーズン前半の躍進を支えた梅木選手の衝撃の移籍と酒井宣福選手の加入があり、そしてパリ五輪によるJリーグの中断の直前という非常に難しいタイミングで迎えた、秋田という非常に難しい相手。アウェイでの秋田戦はこれまで無敗という数字とは裏腹に、いずれもロースコアな試合で、肉弾戦の消耗も激しく、「お得意様」というような感覚は全くありません。
果たして試合は全く心配した通りの展開となり、どうも攻守にハマらずゼロゼロで推移するなか、最後の最後に決められて敗戦。人生で初めての秋田県でしたが、非常にダメージの残る遠征となりました。
2024/8/3 J2第25節 山口 2 – 0 大分
パリ五輪の中断期間を使って、戦術の核となっていた梅木選手の移籍もあって少しだけボール保持に比重を置くなど戦い方に微調整を加えて挑んだホーム大分戦。そこには見ているだけで涙が出てきてしまうほど強いレノファがいました。攻守にわたって圧倒、全く危なげなく2得点の快勝。1年間レノファを見ていて幸運なことに何回かそういった瞬間がありましたが、そのうちの1試合です。
夏場に入ってジェフ・いわき・秋田といった曲者を相手に苦労をしていましたが、中断期間の取り組みが奏功した形となったこの試合でまた期待感が高まったのを覚えています(結果的にはそのようにならなかったのですが)。
またこの試合は総力1万人プロジェクトを実施。今季初めての達成、そして実に5年ぶりに維新に1万人超えが集まりました。
クラブスタッフはとても頑張っていて、もちろんアウェイを埋め尽くしたトリニータのおかげもあり、そしてレノファの大学生サポーターグループシンセダイの子たち数十人がスタンドの盛り上げやいろいろな仕掛けを考えており、まさに総力での達成となった感慨深い1日でした。
2024/8/4 TRM 山口 vs 大分
前日の大分トリニータとのJリーグの対戦の翌日、同じ維新で大分とのTRM。酷暑の中のデーゲームでしたが、レノファの練習試合を見るのは初めての機会。
今だから言えますが、出場機会の少ない選手や2025シーズン加入の決まっている大学生の出場や、石川啓人選手が本来のSBではない前線のポジションでの起用を試されているなど、とてもおもしろい試合でした。
2024/8/10 J2第26節 清水 4 – 0 群馬
このシーズン最初のIAIスタジアムは真夏のナイトゲーム。乾選手のファンタジックなリフティングなどで話題にもなった試合です。
2024/8/17 J2第27節 藤枝 3 – 0 山口
初めての藤枝は、このシーズンでも最も苦い思い出となる試合でした。
試合開始早々から立て続けに自滅的な失点を重ね、前半で3点差と勝負あり。このシーズン大敗はいくつかありますが、その中でも力関係も考えたときにはシーズンワーストの試合でしょう。
2024/9/14 J2第31節 清水 1 – 4 山口
俺んちダービー第2幕、IAIスタジアムでのエスパルスとレノファの戦い。前年以来、人生3回目となるアイスタのビジター席からの応援です。
試合開始早々から大雨が降り続け、雨具の準備をしていなかったので全身ズブ濡れになりながらの観戦となりました。
レノファにとっては先制を許し、一時同点に追いつきます。平瀬大選手がディフェンスラインから前線まで人権無視の縦横無尽の働きぶりを見せ、また怪我でスタメンを外れた新保海鈴選手が途中交代して以降は一時圧倒する場面もありましたが、昨年までチームメイトだった矢島慎也選手の技ありゴールあり、連携ミスを突かれたゴールありとで一気に突き放され、大敗となってしまいました。
終盤のダメ押し弾はリスクを負って攻めに出た結果なので点差ほどの差は……と言いたいところではありますが、それでも誤魔化せない力の差を感じたまま、雨に打たれながらスタジアムを後にしました。責任を感じた酒井宣福選手の悔し涙が印象的です。
2024/9/21 WEリーグ第14節 千葉L 0 – 2 長野L
JリーグとWEリーグのダブルヘッダーという非常に画期的な試みが行われた、9月21日のフクアリ。
この後ナイトゲームのJリーグの千葉vs山口と同じチケットで2試合を観戦できるという試合に、女子サッカーも愛するものとしてせっかくなのでWEリーグから見に行きました。
ジェフレディースの選手の個人技が強く全般に押し込む展開。パルセイロも時折鋭い攻撃を見せるも、おそらくジェフが勝つんだろうと思って見ていましたが、後半に長野レディースが先制すると追加点も挙げ、アウェイチームが勝利。
2024/9/21 J2第32節 千葉 4 – 1 山口
WEリーグとのダブルヘッダー2試合目はレノファの宿敵・千葉。
ここ数年のこのスタジアムでの戦いはいつもそうですが、力負けといった試合となりました。これもまた最後捨て身の攻撃をした面もあるのですが、堅守を誇ったはずのレノファが前節・清水戦から続き2試合連続の4失点と大敗、そして3連敗(結局連敗は6まで伸びることとなります)
2025シーズンから海外移籍してしまった小森飛絢選手のプロ初ハットトリックを献上。そして何よりもキャプテン河野孝汰選手が相手のラフプレーから膝の靭帯断裂という選手生命に関わるような大怪我を負いました。順位もプレーオフ圏外に転落。非常にダメージの大きなシルバーウィークとなりました。
2024/9/25 天皇杯 準々決勝 横浜FM 5 – 1 山口
リーグ戦で苦しんでいる最中ですが、天皇杯ではJ1サガン鳥栖を破って史上初の天皇杯ベスト8まで進出し、名門マリノスとの対決となったレノファ。ジェフ戦の大敗直後、そして雨が降りしきる中での平日アウェイのナイトゲームというサポーターにとってもチームにとっても悪条件ですが、もしかしたらニッパツに集まったレノファサポーターの数としては今までで1番ぐらいなのではないか?というぐらいのアウェイゴール裏の盛り上がりでした。
天皇杯準々決勝、横浜F・マリノス戦、
500名を超えるサポーターがスタジアムに!ともに次のステージへ進みましょう‼️
🏆天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 準々決勝
🆚 #横浜F・マリノス
📅 9/25 18:30キックオフ
🏟️ #ニッパツ三ツ沢球技場#renofa #総力 pic.twitter.com/r4H2pJMC9G— レノファ山口FC (@renofayamaguchi) September 25, 2024
試合は先制を許すもすぐさま奥山洋平選手の暴力的なプレスから同点に追いつき、直後にマリノスの選手に退場が発生。これはもしかしたら!?と思わせられた直後にレノファにも退場者が発生し、長い時間を10人対10人で戦うことになりました。そうなるとなおさら個の力の差が出てしまう展開となり、エウベルやアンデルソン・ロペスなど、J2相手にそれをぶつけるのは反則だろーーー!!!!とも言いたくなるような連続失点で大敗となってしましました。
夢を感じるような瞬間もあり、また試合を通じて奥山洋平選手・末永透瑛選手の2トップが非常に機能しており、中盤の各選手のハードワークも著しく、大敗の中でも今後に期待を抱かせるような、ある種満足感のある試合となりました。
そして山瀬功治選手の横浜凱旋、小池龍太選手の怪我からの復帰での古巣対決、GK寺門選手といっしょに挨拶に来てくれるなどとても思い出に残りました。
2024/9/28 ~ 10/2 レノファレディース なでしこ2部入れ替え戦予選
関東に在住のレノファサポーターにとって、普段は中国女子サッカーリーグで戦っているレノファレディースを近くで見ることのできる唯一の機会が、なでしこ2部への参入をかけた入れ替え戦予選大会です。2018年以降毎回連泊で観戦するようにしていますが、今季はこれまでの歴史の中で一番力をつけた状態で挑んだこの大会。
これまでは「試合を重ねる中で成長していくのを見届けるのが楽しい」「女子サッカーの全力で楽しんで全力で悔しがる魅力を感じれるのが楽しい」というような意味合いで観戦をしていましたが、今年はそれに加えて、シンプルに目標を達成するために勝ちを重ねていく様子を見ることができて大変印象深い5日間4試合となりました。目標に肉薄しながらも最後の差がまだ大きく、達成とはならなかった今シーズンですが、来季に向けて大きな希望を感じています。
2024/10/27 J2第36節 栃木SC 0 – 1 清水
J2終盤戦、あと1勝でJ1昇格が決まるという中でアウェイで連続引き分け、そしてここへ来てホームIAIスタジアムでシーズン初の敗戦を喫するなど足踏みをしているエスパルス。今季最後のアウェイはカンセキスタジアムでの栃木戦。
アウェイゴール裏は早々に完売、メインスタンドもバックスタンドも半分以上までオレンジ色で埋まるというアウェイジャックを発揮した試合は、住吉ジェラニレショーン選手のセットプレーからもぎ取った1点を守って勝利。
2位以上を確定させ、エスパルスのJ1自動昇格が確定する事となりました。そして同時に、栃木SCのJ3降格が決まってしまうという、非常に残酷な1試合となってしまいました。
個人的に、昇格の現場に立ち会うのはレノファが昇格した2016年の鳥取戦以来のことです。
2024/11/3 J2第37節 清水 1 – 0 いわき
前節にJ1復帰を決めていたエスパルス、残るミッションはJ2優勝。
そのような状況ですので当然チケットの売れ行きは凄まじく、ダイナミックプライシングの効果もあってチケットの公式価格がとんでもないことになってしまいました。それでも行きたい…!と奮発して◯◯万円でチケットを購入して参戦。
無事にエスパルスの1試合残しての優勝を見届けることができました。
2024/12/29 WEリーグクラシエカップ決勝 INAC神戸レオネッサ 0 – 1 サンフレッチェ広島レジーナ
年末休暇に入ったなか、国立でWEリーグのカップ戦の決勝があり、招待をしているとの情報を入手。
女子サッカーの最高峰を見たい!と、特にどちらも応援していないので高みの見物を決め込むつもりで国立参戦。
やはりサンフレッチェの名を冠しているのは大きいのか、広島ゴール裏はかなりの人数。また、自分はバックスタンド上層席の真ん中よりやや広島寄りという位置でしたが、周りはほとんどが広島サポーターという状況でした。
一方で試合を見てみるとINAC神戸の選手のクオリティがとても高く、その緻密で攻撃的なプレースタイルなども自分の好みに合っていたことがあり、応援するという程ではないが延長戦までもつれることを期待するような、そんな見ごたえのある試合でした。
とくにINAC神戸のセンターバック三宅選手のフィードの質の高さが衝撃的。あとで調べたら日本代表選手だったそうで大変納得しました。
WEリーグの公式戦で史上最多となる2万人超えと大変盛り上がったのもとてもよかったと思います。女子サッカーの最高峰のレベルを見せてもらうとともに、いつかレノファレディースがWEリーグに入れたらいいなぁと思わされました(クラブがそれを目指しているのかは知りませんが)。
2023シーズンのサッカー観戦
2023/2/18 J2第1節 山口 1 – 0 大宮
雨の開幕戦、新加入の矢島慎也選手の決勝点で勝利でスタートという幸先の良いシーズン始まり。
2023/3/5 J2第3節 いわき 0 – 1 山口
この年J2初昇格したいわきとの初対戦。
2023/3/18 J2第5節 磐田 1 – 1 清水
J2の舞台で実現してしまった初めての静岡ダービー。
2023/3/26 ルヴァン グループステージ 浦和 1 – 1 清水
J2に降格1年目のチームはルヴァンに出場があるというレギュレーション。
初めての浦和駒場の出島での応援。大雨が降り続ける中、後半に追いついて勝点1。
2023/4/1 J2第7節 甲府 1 – 0 清水
ここまで勝利がないエスパルス、アウェイの富士山ダービーでも敗戦をしてしまい絶望的な雰囲気となった試合。このあと、リカルド監督が解任されてしまうことになります。
また、この試合は新宿からバスで移動したのですが事故渋滞もあり、もともとは開門に間に合うはずがちょうどキックオフの時間にスタジアムに着くというちょっと踏んだり蹴ったりな状況でした。もう甲府には絶対中央線で行くと心に決めたw
2023/4/5 ルヴァンカップ グループステージ 湘南 3 – 0 清水
秋葉監督の就任初戦はルヴァンカップ。
勝利よりも若い選手の起用にフォーカスを切り替えて挑んだことはサポーターにも伝わっており、結果は厳しいものでしたがそれに対しては暖かく見守るスタンスであったことがとても印象的でした。
この試合で当時エスパルスユース2年生の小竹知恩選手(2025年からトップチーム昇格)が後半に出場し、その爆発的なスピードと突破力はJ1の湘南相手にも通用していたのを見てとても希望を抱きました。まだムラはあって荒削りなところはありながらも、長所をさらに伸ばしながら安定したプレーができれば普通にJリーグでやれるとその時点でも思ったので、トップ昇格は納得です。
2023/4/22 J2第11節 大宮 0 – 3 清水
秋葉体制に移行していくつかの勝利を重ね始めたエスパルスの大宮での試合。アウェイの入場待機列が蛇の道のように長く伸びてアウェイが全席完売していたなか、試合開始から終了まで終始支配して3点差での快勝。
2023/4/29 J2第12節 山形 1 – 1 山口
2023/5/13 J2第15節 清水 5 – 0 藤枝
Jリーグでは初めての対戦となる藤枝との戦い。雨のIAIスタジアムのなかで試合開始早々からエスパルスが圧倒しての完勝。
しかしながら藤枝の左サイド榎本選手の凄まじい突破力で危ないシーンを作られることもあるなど点差ほどの差ではなかった。
2023/5/17 J2第16節 町田 2 – 0 山口
コロナ禍を除けば必ず行くようにしている試合がアウェイの町田戦。この年の町田はやはりちょっと違い、何もできずに敗戦。
結果的に手籠めにされてしまった形となりました、レノ丸ちゃんとゼルビーくんの2ショット pic.twitter.com/HJBwvyzv6O
— 魚 (@orange_sakana) May 17, 2023
2023/5/28 J2第18節 水戸 0 – 1 山口
名塚監督の退任、中山元気暫定監督へバトンタッチしたなか勝利が喉から手が出るほどほしいレノファのアウェイ水戸戦。
虎の子の一点を守りついに待望の勝利を挙げた試合。
2023/6/24 J2第22節 栃木 0 – 0 山口
エスナイデル監督が就任してから自分としては初めて観戦する試合。この時期、連続無失点記録を伸ばし続けていました。
2023/7/16 J2第26節 清水 2 – 2 千葉(国立開催)
このシーズンすでにジェフ千葉には1回負けているエスパルス。J2リーグのホームゲームとして初めて国立で開催されるこの千葉戦はなんとしても落とせない試合に。一時逆転を許すも後半に追いついて何とかホームで勝点を確保。しかし、千葉には苦しめられたシーズンとなりました。
2023/7/29 J2第28節 千葉 4 – 0 山口
都合がつくならな必ず行くことにしているカードの一つ、フクアリでのジェフ戦。かなりの寝不足で非常に眠たかった思いでしかありません。
2023/8/6 J2第29節 東京V 0 – 1 清水
味スタといえば関東在住のエスパルスサポーターが大挙して押し寄せてホームのような雰囲気になるのでとても個人的に好きな対戦カード。
この夏、一瞬だけエスパルスに復帰してきた鈴木唯人選手が決勝点を挙げたという非常に印象的な試合でした。
2023/8/12 J2第30節 清水 1 – 0 山口
2016年に同じJ2で戦ったとき以来となる、IAIスタジアムでのエスパルス戦。
レノファとエスパルスとともに応援する身としては、J2でのこの対戦カードはもう2016年で終わりにしてほしかった。
そんな複雑な思いを抱えながら7年ぶりにアイスタのビジター席から観戦した試合は、レノファが粘りに粘るも、オ・セフン選手の個人技をカルリーニョスジュニオ選手に仕留められ、このシーズン2連敗となりました。
なおレノファのキムボムヨン選手はまさにその2016年シーズンにエスパルスに在籍しており、古巣対決となりました。
2023/9/9 J2第34節 東京V 2 – 0 山口
昔のレノファは東京Vには結構な勝率だったのですが、ここ数年は全く勝点1も取れないシーズンが続いていますね。特に味の素スタジアムではずっと敗戦ばかりしているイメージ。
2023/9/16 J2第35節 磐田 0 – 0 山口
初めてのヤマハスタジアム。クラブ力の圧倒的な差からすると磐田にはなぜか決して相性が悪くないレノファ、今シーズンも順位は(相変わらず)奮わないなかでも2023シーズン磐田には無敗で過ごすことになりました。
そしてやはり羨ましいのはヤマハスタジアムのピッチへの近さ。決して大きくないスタジアムですがそのぶん四方をみっちりと囲むスタンドの作り出す雰囲気は最高です。
2023/9/21~23 レノファ山口レディース なでしこ2部入れ替え戦予選
これまで静岡・御殿場の人工芝のピッチで行われてきたなでしこ2部(昔はチャレンジリーグ)への入れ替え戦予選ですが、2023年からはJヴィレッジに(もともとがそうだったのかな?)
東京からのアクセスでいうとまぁどちらも同じぐらい、ついでに町中からの距離も同じぐらいと言ったところですが、Jヴィレッジは駐車場が広くて、何より天然芝なのが良い。
いわき駅前に連泊して全試合を見届けて来ました。
2023/10/7 J2第38節 大宮 2 – 1 山口
ここ数年、シーズン終盤この時期に当たることが多いアウェイでの大宮戦。このシーズン苦しんでいる両チームの残留をかけたオレンジダービーとなりましたが勝利することはできず。
成岡輝瑠選手の強烈ミドルでの追撃弾はこのシーズンでも最も印象的なゴールのうちの1つでしょう。
2023/10/28 J2第40節 仙台 1 – 1 山口
2023/11/4 J2第41節 清水 4 – 0 大宮
エスパルスのホーム最終戦は、自動昇格圏の2位を死守するために勝利が必須な試合。試合開始早々の先制点から得点を積み重ねて大勝。
2023/12/2 J1昇格プレーオフ決勝 東京V vs 清水(国立)
ホーム最終戦こそ勝利をしたエスパルスですが、シーズン最終節の水戸戦を勝てなかったことで2位から一気に4位に転落してしまい、土壇場でプレーオフを戦うことになったエスパルス。
ホームでの第一戦の山形戦を引き分けでレギュレーションにより突破し挑んだのは、東京ヴェルディホームでの国立での決勝。引き分けでも敗退となります。
アウェイ戦としての国立とあって初めてマラソンゲート側での観戦。その分オレンジの密度はまた高く、またエスパルスからのフラッグ持参のお願いがあったので自分もLフラッグを持っていきました。
“1 Person 1 Flag”
12/2(土)は最終決戦、J1昇格PO決勝⚽
当日はぜひフラッグお持ちください🚩
国立をオレンジに染めて、選手たちへの後押しをお願いします🔥🔥S-PULSE STORE・公式オンラインストアで販売中👇https://t.co/7I0SvJsvBX#spulse#国立をオレンジで染める#戻るべき場所へともに pic.twitter.com/MhEhoXYw3T
— 清水エスパルスグッズ公式アカウント (@spulse_goods) November 28, 2023