2019シーズンJ2第28節 ヴァンフォーレ甲府vsレノファ山口に行ってきました。
過去3試合で1勝もしていない相手、相性というよりは普通に実力の差でしょうか。
実力で差のある相手に対してどのような戦いで挑むかを改めて前節みせてもらったので、今節も自分たちは受けに回らない、相手を受けに回らせるような戦いをしようとするだろうなと思っていました。
せやかて工藤(レノファだと違う工藤に聞こえる問題)、4バックでくるなんて思わなんだよ。それもここしばらく公式戦でのベンチ外が続いていた前選手をCBの一角に起用。
明治安田生命J2リーグ 第28節 vsヴァンフォーレ甲府 スターティングメンバー発表!今日もやってやろうぜ! #renofa pic.twitter.com/WwrVll05mj
— renofamilia (@renofamilia) August 17, 2019
実際のスタメンを見てもフォーメーションは全くわからなかったのですが、中盤に手を入れてきたのだけは明らかでした。高選手のスタメン起用は普通に事前予想していましたが、そのぶん佐藤健太郎選手がサブに回ることになるかななどと予想していました。
中盤のあまりに自滅的なやられ方でゲームが崩れて負けるのがレノファの負けパターンとしてあまりに印象がぼくの中では強いのですが、やはりおそらく同様の課題意識はチームにもあって、高選手・三幸選手・佐藤健太郎選手の3人の起用によってこれを解決したかったのかなという印象があります。
また最近大型化が進んでいるレノファ守備陣ですが、今回は高さ的に勝ちに行けるタイプは楠本選手だけということで、放り込みに対しては競り合いよりはセカンド争いという感じの機動力で、そして攻撃面も地上戦を中心に崩すような戦いで行くのかなと推察していました。
レノファの生命線は中盤で「自滅」しないこと
試合をゴール裏から見ていての感想は(※まだDAZN観てません)、やはり中盤の安定感が増したことでしょうもないボールロストを全くしなくなり、ロスト後もリスク回避能力に優れる佐藤健太郎選手・高宇洋選手さらにはCBの前貴之選手が嗅覚を発揮して素早く奪い返せるようなシーンも多々見られて、結果としてポゼッションが著しく高まり、また三幸選手をなるべく前目に上げることができるという好循環が起こっていたのでしょうか。
中盤にそう多くは望まなくとも、せめてボール保持や守備がこのぐらい安定しさえしてくれれば、レノファの攻撃陣(中盤も含む)は自分たちのアクションによって相手に脅威を与え続けられるようなクオリティを十分持っているなぁと改めて感じました。
レノファは僕が知っているJリーグ参入以降は伝統的に中盤のクオリティが非常に高い(小塚選手・庄司選手・三幸選手を筆頭に)歴史がありましたが、霜田レノファになっても、少し別種のものかもしれませんがやはり中盤は生命線だなと思いました。どのクラブもそりゃ中盤は生命線なのですが、中盤を省略して放り込んだりカウンター頼みだったりなチームに比べると重要度はなお高いかなと。
こういうコンディション(気温30.1℃)なので、選手に求めたことは、握り倒そうと。ボールを保持してピッチを広く使って相手の5枚を前に出させないようにした。
甲府vs山口の試合結果・データ(明治安田生命J2リーグ:2019年8月17日):Jリーグ.jp
甲府の牙
甲府カウンターも序盤はやっぱり怖いなと思っていましたが、レノファがかなり押し込んでる中のカウンターということで超ロングランになりがちで、ゴール前ではCBだけでなくSBの石田崚真選手・川井歩選手もしっかり戻って体を張って守れていたこともあり、試合全体としてはサポにとてカウンターが恐ろしくてしょうがないことはなかったという印象があります。ウタカは清水時代に見てましたが前にいなければそんなに怖くないので。
しかしながら甲府は前線1人ないし3人で攻撃を完結できるので、しっかり攻め上げられた場合は脅威でした。後半の押し込まれた時間帯は相当にハラハラ・ドキドキでしたが、レノファは体張っていました。
ということで、関東レノサポが中心となって応援した試合としては4月の山形戦以来(!!!)となるヤマグチ一番。
玉砕した柏は置いておいても、不甲斐ない新潟や横浜FCや栃木などのような負け方がしばらく続いていて東日本アウェイにいいイメージを持てていなかったので、関東レノサポは皆さんほっとしてるようでした。次の関東は、滅多に行けない西が丘なので楽しみです。
ぼくはスネアドラム担当でしたが後半途中に膜が破れるというアクシデントにより手持ち無沙汰となったので、ヤマグチ一番は動画に撮ることがでいました。
良いことなのか悪いことなのか。
ということで写真。
甲府駅はとても現代的できれい。山口市と同規模都市なんですが中心駅前の雰囲気は全然違うな(まぁ山口市の場合どれが中心駅?って話なので比べるのは…)
駅前の信玄さん。
甲府のスタジアムは典型的ないわゆる国体スタで、1985年開場ということでもう34年ものの年季の入ったハコです。
段階的に増改築されているので、お手洗いなどの設備は比較的きれいだったりします。
ゴール裏のキャパはちょうど維新と同程度だと思います(維新は8列+芝、中銀スタは14列)。
スタグル。
朝ごはんが超軽めだったのでお昼がてらがっつり目にと、まぜそばをいただきました(写真は撮り忘れた)。
アウェイ待機列には、大量の氷の贈り物がww
ヴァンフォーレのマスコットのお二人(名前を調べるのが面倒になってきた
ハーフタイムにもゴルフカートみたいなやつ(塩山カントリークラブって書いてあるので本当にゴルフカートかもしれない)に乗って来てくれましたw
忍野村サンクスデー。実は個人的に忍野村に間接的にお世話になっているので、一人で「おっ」と思っていました。
記念品を受け取るのは三幸選手。
三幸選手といえば、こんなこともありました。
ヴァンフォーレサポが三幸選手の名前が呼ばれたときに拍手をしてくれてる間、しばらく次のコールを待ってくれた場内放送スタッフ、すてき。
三幸選手には、山口のバンディエラとして長く戦ってほしいですし、そのためにはずーっとレノファがJ2の中の下クラブのままでいるわけにはいかないなと思います。
スタメン紹介、みゆきのときだけ少し間を空けてくれるヴァンフォーレウグイス嬢のお姉さん粋だー #vfk
— 鯊 (@orange_sakana) August 17, 2019
後半キックオフ前の円陣。
最後は駅前のヴァンフォーレののぼり。白熱灯に照らされてきれいだった。