[千葉vs山口] 決定打を欠いた納得のスコアレスドロー

2021年10月30日、秋晴れの千葉でのJ2第36節 ジェフユナイテッド千葉 vs レノファ山口の試合に行ってきました。
【公式】千葉vs山口の試合結果・データ(明治安田生命J2リーグ:2021年10月30日):Jリーグ.jp

フクダ電子アリーナでのアウェイ千葉戦は毎シーズン、その年で一番楽しみにしているカードの一つ。しかしドイツに行ったりコロナが直撃したりと、2018年以来(!)実に3年ぶりのフクアリとなりました。

レノファの生観戦も、春の東京ヴェルディ戦以来です。今季のホーム観戦は諦めています…。

J2第7節 東京V vs 山口 積み上げの差

もちろん、名塚善寛監督が指揮を執る山口の試合を生で見るのも初めてです。

結果は0-0のスコアレスドロー。雰囲気の良いフクアリで両チーム1点も入らないというのは、ちょっと残念でした。

試合はジェフ優勢の入りを見せるも時間とともに千葉が少し落ち着き、また山口が慣れてきたなかで、両チーム最後まで決定打を欠くという展開が90分続いた印象。それだけだと3バック同士のミラーゲームで守り合ったイーブンの戦いだったのかなとも思えますが、その内実は結構違いました。
千葉は守備時は5バック気味で固めスペースを消しつつもベタ引きでもなく技術と精度と個人技で攻め込む。
山口はと言えば比較的高めのラインでCBとWBの運びや攻撃参加も目立ち、一方裏のスペースは比較的ある。ただし人を攻撃する守備はちょっとファールが多かったぐらいで思ったほどは出せなかった印象です。
序盤には千葉の決定機も複数あり負けなくてよかった試合とも感じますが、大枠として両チームとも攻撃の単調感、特にコンビネーションのアイデアと精度に不足感が大きい点において納得のスコアレスドローだと思います。

とても印象深かったのは、DF楠本卓海選手の安定感。
他にも指摘している人がいましたが、守備のカバーリングと対人、攻撃時の運びやプレスの交わし方など、かなりのパフォーマンスだと感じました。渡部博文選手の隣にいると、やはり若い選手はぐんぐん吸収していくのですね。

そろそろ名塚体制での初勝利がほしいレノファ。次節は中3日でのFC琉球との戦いです。
昨年はホームで大勝しましたが、そのイメージで入れるほど甘くはないでしょう。監督交代直後でスカウティングが難しい相手ですが、しっかり叩いて初勝利、そして降格圏から距離をとりたいところです。

ここからは全て写真です。

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